シーチキンさんのコメント: 投票数順
桐島、部活やめるってよ(2012/日) | 橋本愛目当てに観に行ってその期待に十二分に応えてくれて、しかも思いもしなかった深い共感を呼び起こされた。こっ恥ずかしい言い方だが「青春映画の傑作」だと思う。『ひゃくはち』が良かったという人には文句なくオススメできる。 [review] | [投票(3)] | |
M★A★S★H(1970/米) | ハチャメチャぶりの中に、どこかやけくそで投げやりなものを感じさせる。まじめに戦争なんかやっていて本当に楽しいはずがないだろう、という諦観が根底にあるのかもしれない。 [review] | [投票(3)] | |
スノーホワイト(2012/米) | これって要は『もののけ姫』を置き換えただけじゃないの? [review] | [投票(3)] | |
バッド・ティーチャー(2011/米) | 少し前に見た『ヤング≒アダルト』のシャーリーズ・セロンといい、本作のキャメロン・ディアスといい、そろそろあせって幸せを求める役が似合ってきている、という現実の中で見せるしたたかな女優魂はたいしたもの。 [review] | [投票(3)] | |
ヤング≒アダルト(2011/米) | シャーリーズ・セロンの七変化も楽しいが、皮肉のきいた物語も良かった。ことほど左様に人は自分の見たいものを見、聞きたいものを聞き、すがりたいものにすがる。 [review] | [投票(3)] | |
キツツキと雨(2011/日) | ちょっと甘めの採点だが、人情にぐっとくる。「映画っていいねえ」と思わずつぶやいてしまう。特にこれといったものがあるわけではないが、なんだか見ていてうれしい気持ちにさせてくれる。それに役所広司が絶品。 | [投票(3)] | |
宇宙人ポール(2011/米) | SF好きをニヤリとさせる小ネタの数々がなかなかうれしい。ベタなところもあるが、くどくならない程度に抑え、ちょっとだけ洗練された感じもする佳作。 | [投票(3)] | |
ウォール・ストリート(2010/米) | 『ウォール街』と『ウォール・ストリート』。この二十数年の時を経て、オリバー・ストーン監督の立ち位置は完全に逆転してしまったのか。 [review] | [投票(3)] | |
白夜行(2011/日) | ミステリーとしては陳腐だが、くさいところはありながらも持ち味をいかした船越英一郎をはじめ脇役陣が健闘し、それなりに盛り上がりがある。しかし主役の堀北真希は完全に子役福本史織に負けてしまい、もの足りない。 [review] | [投票(3)] | |
十三人の刺客(2010/日) | しまりのないラストをはじめ、しょうもない点があることはあるが、クライマックスの一大集団剣戟はお腹いっぱいに楽しめる。それに上出来の稲垣吾郎の放つ異彩が華をそえ、見ごたえのある映画になっている。 [review] | [投票(3)] | |
ソルト(2010/米) | 荒唐無稽ではあるが、話だけはでっかく膨らませている。この頃は陰謀の世界も局地的になってきただけに、全面核戦争とか悪の組織による世界支配とか聞いているだけで、懐かしくてなんだか新鮮。 [review] | [投票(3)] | |
レポゼッション・メン(2010/米) | ちょっとスケールの小さいところがあるが、それも含めてなかなかユニークな映画。それなりに一つの世界観を貫いたSF映画の秀作として、楽しめる。 [review] | [投票(3)] | |
ザ・ウォーカー(2010/米) | これって、まさかのキリスト教啓発布教映画?それとも現代アメリカ版「SF西遊記」?もしかして「マッドマックス聖人の奇跡編」?見終わって?マークが頭の中をグルグルしてしまった。 [review] | [投票(3)] | |
告白(2010/日) | 一つの目的のために完璧に使いこなされた知性−知識、観察力、論理的な思考と推論、冷静な判断−のなんと美しく優雅なことか!しかもそれが底知れぬドス黒さと闇をその身にまとう時、神々しささえ感じさせる。 [review] | [投票(3)] | |
春との旅(2009/日) | 地味な物語と、全身をフレームに入れたロングショットのおとなしい構図が大半だからこそ、粒よりの役者たちの人生の「味」が存分に堪能できる。出会いと別れの妙をしっとり感じさせる、ロードームービーの秀作。 [review] | [投票(3)] | |
シャーロック・ホームズ(2009/米) | 世に最も知られたであろう名探偵ホームズとワトソン君のイメージを損なうことなく、新たな姿で描いた。こんなホームズとは身近では付き合いたくないが遠くからその奮闘ぶりを見るのは楽しいし、このコンビならまた見たいと思わせる魅力がある。 [review] | [投票(3)] | |
コララインとボタンの魔女(2009/米) | 「日本昔話」みたいで毒気こそ少ないが、幻想的な楽しさとちょっぴりの不気味さがいい感じ。それになにより、最初はパースの狂ったように見えたコララインがどんどんキュートに、魅力的に見えてくるのがいちばん不思議。 [review] | [投票(3)] | |
インビクタス 負けざる者たち(2009/米) | 「対立」から「和解」への「変化」を、ここまで素直にわかりやすくストレートに描きながら、エンターテイメントとして存分に楽しめる。イーストウッドの腕の確かさと、フリーマン、デイモンの勘所をおさえた演技。まさに円熟の境地と言ってもよい。 [review] | [投票(3)] | |
おとうと(2009/日) | 硬骨漢山田洋次が世知辛い世の中に怯むことなく真っ向から、理想の人情と人生を描いた映画。ささやかな幸せと幾ばくかの後悔をともなって、生きていることについてのまごう事なき実感がある。 [review] | [投票(3)] | |
戦場でワルツを(2008/イスラエル=独=仏=米=フィンランド=スイス=ベルギー=豪) | 暗い過去に誠実に向き合おうとする良心はわかる。だがこれでは「凄惨な戦場での、自分探し」に過ぎないのではないか。「ベイルートで何が起きたか」はもちろん重要だが、それと同じくらい「なぜベイルートに行っていたのか」も重要なのではないだろうか。 [review] | [投票(3)] |