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シーチキンさんのコメント: 投票数順

★4サブウェイ・パニック(1974/米)主犯の描き方が秀逸。やや型どおりのきらいはあるが、いかにもリーダーらしい落ち着いた雰囲気をかもし出し、この映画の骨格をなしている。それに何よりラストは思わずにやりとさせるアイディアと演出の冴えがあった。 [review][投票(3)]
★5夕陽のガンマン(1965/伊=スペイン)クリント・イーストウッドも渋くてかっこいいが、リー・ヴァン・クリーフがそれを上回る魅力を発揮している。また二人の最初の出会いの帽子をつかったシーンはくどいくらいに西部劇してて、噛めば噛むほど味が出る。 [review][投票(3)]
★4グッド・バッド・ウィアード(2008/韓国)前半は筋道立てて運んできた映画が、後半になって物語の骨格を吹き飛ばすような、はちゃめちゃで、ドッカンドッカン、バキュンバキューンな映画へと変貌し、まるでかつての岡本喜八の映画を見ているようだった。 [review][投票(3)]
★4消されたヘッドライン(2009/米=英)二転三転する物語はサスペンスとしては悪くないし、スリリングな感じを上手に出していると思う。ただ、竜頭蛇尾というか肩透かしというか、ガッカリ感が残るのも事実。 [review][投票(3)]
★4チョコレート・ファイター(2008/タイ)主役の人物造形や物語の展開に、「いかがなものか」という点があることはあるが、スピード感あふれる長丁場のアクションシーンを一気に見せ切る実力は大したものだと思う。 [review][投票(3)]
★4バーン・アフター・リーディング(2008/米=英=仏)スパイ・サスペンスものに対する、かなり意地の悪いからかいのようにも見えるが、結構笑えるというか、笑ってしまう。それになんと言っても、偉いぞ!ブラッド・ピット。 [review][投票(3)]
★3ワルキューレ(2008/米=独)いかにも歴史的事件の映画化らしく、「もし〜だったら」という巧みな演出で緊張感を盛り上げる。背景や計画参加者などをかなりはしょった展開にしているため物語の厚みこそないが、丁寧でゆきとどいた芝居が隅々まで徹底し、良い雰囲気を醸して好感がもてる。 [review][投票(3)]
★5チェンジリング(2008/米)見終わって、吉田松陰の辞世の句、「親思う 心にまさる親心 けふのおとずれ何ときくらん」を改めて噛みしめる。 [review][投票(3)]
★4K-20 怪人二十面相・伝(2008/日)どこかで見たことのあるような演出がいたるところにあって、オリジナリティには乏しい。ただ、ここまでベタベタな冒険活劇を思いっきり見せられると、それはそれで楽しいし、画づくりはかなり満足できる。 [review][投票(3)]
★5青い鳥(2008/日)人が人とかかわってどう生きていくのか、間違ったかなという思いを抱えてどう生きていくのか、そんな答えはおいそれと出るものではない。それでも、答えのわからぬまま生きていかなければならない、そういう時に力になる映画ではないだろうか。 [review][投票(3)]
★5運命じゃない人(2004/日)むちゃくちゃ面白かった。例のブツ同様に、ほとんど金をかけず、出演陣には有名俳優は皆無だが、その誰もがびっくりするくらいのはまり役ばかり。二重三重に深みのある味わいで、作劇というものが存分に堪能できる映画。 [review][投票(3)]
★5おくりびと(2008/日)良質で優雅、そして気品にあふれた映画で、人が人を思う気持ちを、豊かに情感たっぷりに描いている。そして、映画としてもていねいで心配りがいきとどき、実によくできている。 [review][投票(3)]
★4闇の子供たち(2008/日)「暗黒の映画」としか言いようがない。 [review][投票(3)]
★4ヒトラーの贋札(2007/オーストリア=独)史実を基にしながらも、巧みな脚本で、事態の経過、本質をより鮮やかに浮び上がらせた映画。同時に、しびれるような魅力をもってプロの犯罪者を描いた、男の映画でもある。 [review][投票(3)]
★5スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007/米)血を浴びて窓辺にたたずむジョニー・デップの生き生きとした表情には間違いなく一抹の美しさがあった。ある意味、本物の海賊らしさと言えるかも知れんなあ。独特のユーモアとわかりやすい風刺でまとめた映画かと思ったが・・・その落差のたまらなさに身体がふるえる。 [review][投票(3)]
★3さらば、ベルリン(2006/米)当時の記録フィルムと、それにあわせたモノクロの画によって雰囲気こそ出ているが、何を描こうとしているのか、今ひとつわからない。単に格好つけようとして失敗しただけの映画、と言ったら言い過ぎか。 [review][投票(3)]
★4シッコ(2007/米)いささか説明調のところはあったが、現実をひたすら直視していくことによって、見えてくるものがある、ということを実感する。 [review][投票(3)]
★4クィーン(2006/英=仏=伊)重厚でどっしりとしたドラマで見ごたえがあった。心地よい緊張感にあふれ、一種の良質のサスペンスと言ってもよい出来栄えであることは間違いないが、一方でよくよく考えると、非常に皮肉な映画でもある。 [review][投票(3)]
★5男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983/日)山田洋次監督の、観客への思いやりを感じさせる。 [review][投票(3)]
★4プラダを着た悪魔(2006/米)メリル・ストリープが凄いのなんのって。ド迫力というのとは違うが、まさに「絶対者」としか言いようがない威圧感を自然に醸し出している。 [review][投票(3)]