★5 | 『世界大戦争』と並び称されるべき松林の傑作。これを観た者は一度死ぬ。これじゃ突撃しなきゃしょうがない、と思わせる同調圧力の空気感が半端ないのだ。津島恵子と加藤嘉が忘れ難い。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | 山口県大津島の訓練所。運動場で沼田曜一が訓練生を集めて教えている。彼は中尉だが、学生あがりの予備士官。本作の主役は、同じく予備士官で、回天での出撃命令を待機している少尉たち、岡田英次、木村功、宇津井健の3人と云っていいだろう。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 人間の根本的レベルでストーリーが展開しているというか、未来を託された、遺った人々へのメッセージを強く感じるというか、戦争を経験していない私たちが観るべき反戦映画だと思いました。 [review] (づん) | [投票(2)] |
★4 | 自爆装置「回天」をまえに講義を受ける学徒兵の集団から物語は始まる。彼らの“命”は見えない手によって一括りに束ねられている。その呪縛を解きほぐすように物語は個々人の心情へと向かう。ついに喧騒から隔てられ取り戻した「個」は己の命の存在を自爆装置に刻む。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |