★1 | 駄目だ、異臭が漂ってくるような醜悪さに一時間もたたずに映画世界から自分は弾き飛ばされた。やはり自分は山下敦弘の総てを支持することは到底無理であることを思い知らされた。そして閉塞された空間の澱んだ空気に息が詰まりそうになることも。 (水那岐) | [投票(1)] |
★4 | 実に‘30歳のリアル’。同世代として、この「キレっぷり」には大いに賛同なのです。レビューは私自身の感じる勝手な「団塊Jrってナンだ!?」→ [review] (林田乃丞) | [投票(10)] |
★4 | 「昭和の日本映画」平成脱力バーション。 (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | これ観てようやく松下監督の事を立派だと思えるようになりました。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 『今村昌平』が垣間見えた。 [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★4 | 山下敦弘は平成の今村昌平かもしれない。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★4 | 吉田栄作ばりに「ウォーオオオオオ!」と叫びたくなるほど、人はフクザツで罪深い。
自己欺瞞と焦燥の銃声は虚しく響き渡る。 (Soul Driver) | [投票] |
★4 | こういう映画は「快感」だと思う。なんだかよくわからないのに、全てがリアル。起こる事や会話全てが、予想を裏切る。「そうくるか!」という動きとセリフ。不気味で、そして快感。 (あちこ) | [投票(1)] |
★4 | これは、事件。 [review] (煽尼采) | [投票(8)] |
★3 | 「革命ごっこ」すら出来なかった世代、「バブル成長」の楽しさすら享受出来なかった地方。閉塞感に潰される前に彼は通学路で銃弾を発射する。空を切る銃弾は自虐の象徴。何もない田んぼに落ちていくだけ、何事もなかったかのように。 (sawa:38) | [投票(2)] |
★4 | ダメ男「つうかさ。お前、なんでパンツ脱いでんの?」白痴女「はい。新珠三千代に似てるっていうから」男、爆笑。「新珠三千代(※主演作『洲崎パラダイス 赤信号』 in1956)って誰だよ。知らねー」という会話が、個人的に笑いのツボだった。日常の歯車が少しずつズレ、平凡な男の心が壊れていく状況は秀逸。 (Linus) | [投票] |
★4 | 常にアドリブ的で、ストーリー性を特に持たなかった山下敦弘監督の映像だったが、たるい、僕達が常に感じている日常の中に、非日常の空間を強引に入れドラマというものを再現し、見事、不確かで不安である現実を軽い存在論的に、かつ本格的に映像化している。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | かつての日本では、この物語は地方の土着性の問題として語られていた。だが、バブル経済崩壊後のこの国には最早それは存在しない。人間の欲望は土着という拠りどころを失い浮遊する。だから山下敦弘らが描く倦怠と焦燥は、暴力と非暴力の狭間に置き去られる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(10)] |
★4 | 秋葉原や池田小の事件を見聞きした今となっては、抑制の利いた見事な乱射だったと思う。だが、その銃声は疲弊した田舎町の限界を打破するには空しすぎる程一過性のもの。再び何も無かったように登校する児童達の黄色い声がこだまするんだろう。時代・地域の気分を一若者の視点から切り取った遣る瀬無さ大湧出の佳作だ。もう観たくないけど。 (クワドラAS) | [投票(2)] |