★3 | フェデリコ・フェリーニの二番煎じ風イメージだとしても見て損はない。切り取り方が絶妙、配列も見事。しかしこの映画は何を措いても「少女」の映画だ。病床にこぼれた一粒の錠剤を拾って若いスタントマンに差し出す少女のしぐさ。映画を生気づかせる値千金のシーンだった。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 傑作。無茶なロケーション好きには堪らない映画だ。また、高速度撮影嫌いの私でもこの黒白のタイトルバックには参ってしまう。それは「橋」「河」「馬」「列車」「蒸気」「煙」といった数々の映画的アイテムのダイナミズムが見事に捉えられ、増幅されているからだ。才能でも努力でもなく、偏執が生んだ映画。 [review] (3819695) | [投票(7)] |
★3 | 肝心の冒険物語は陳腐だし、途中に少女の相槌などが入ることでかなりテンポが悪いものの、ロケーションの良さやオープニングの素晴らしさによって補われている。そして何よりもラストに泣かされた。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | ピアノの詩人って言葉があるけれど、ターセムはまさに映画の詩人と言えるだろう。だって、映画って映像で描いていくいわば映像感覚の世界でしょう。その映像で伝えたいことをスケッチしていくというのは意外と難しいのだ。 [review] (セント) | [投票(3)] |
★3 | ギリアム的でありバートン的でもあるが、映像的幸福さという点では両者を超えているのではないか。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★4 | 大風呂敷な映像が小さな現実のハッピーを盛り上げている。大風呂敷こそをやりたい(んだろうなの)監督にとってはいい思いつきで、それを見事にミートさせたのは思いのほか現実面のドラマの出来だった。 [review] (おーい粗茶) | [投票(6)] |