★5 | 無根拠な「がんばれ」 [review] (寒山拾得) | [投票(4)] |
★3 | この緊張感は芝居のそれであって画面のそれではないというお定まりの批判は残念ながらいまだ有効である。ともあれ園子温はキャラクタをエキセントリックに仕上げながら『ヒミズ』を驚くほど古典的かつ道徳的な物語として語り直す。『罪と罰』の構造を借りつつ主人公のモティヴェイションは反転している。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★4 | この作品、ヒロインがアイドルだったら、まんま相米慎二作品のようです [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★5 | しょうがないから「がんばる」という消極的なところが素晴らしい。ヴィヨンとくれば太宰治の世界。人は自分以外のことしかわからない。逆に自分のことは全くわからない。震災で全てを失った者の叫び。(2012/1/28 HUMAX池袋) [review] (chokobo) | [投票(4)] |
★5 | 冒頭から執拗に繰り返される震災の映像とモーツアルトのレクイエム。今や、世界は朽ち果て人々は鎮魂のみを必要としているのか。あるいは、それでも立ち上がることを求めているのか、、。
[review] (セント) | [投票(6)] |
★4 | カット割りすぎなのが気にかかるが、中々面白い。それは端的に言えば被写体が良いから。染谷将太は「愛のむきだし」の西島隆弘と同じく身のこなしが素晴らしいし、文学調の台詞も彼の声を介せば浮くことがない。園映画に最も必要なのはよき被写体だ。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 「がんばる」とは、いったいどうゆうことなのだろう。昨春の大惨事以来、この言葉が繰り返されるたび、その意義が強調されればされるほど、言葉が意味する本質が見えなくなる。「がんばろう」に侵食される少年と少女。言葉にこだわる作家、園子温の真骨頂。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★4 | これっ、震災と関係ないと思ったが、完膚なき迄に叩きのめされて絶望という点で一致するのだろう。特に茶沢さんの境遇に心が痛い。モーツァルトは濃い過ぎる。物語中身も濃いので胸ヤケしそう。フォーレのレクイエムでは?ラストは殊更言う必要もないだろう、、、 (KEI) | [投票] |
★5 | それでも私は「再生」という言葉を使いたい。街の再生、お店の再生、人間の再生。そのためのマスターキーは、最も大いなるものは、愛である。 [review] (Soul Driver) | [投票] |
★5 | 住田くん的要素はあるか?ちゃんとした大人になれたか?ふたりの叫びを聞きながら、というかもはや浴びながら、少しだけそんなことを考えた。答えはないけど…。でもね、叫びは届いたよ。まずはそれだけ。 (あちこ) | [投票] |
★4 | 正直、採点が難しい作品。二階堂ふみが映される時にだけ安堵が漂うことで救いある作品に仕上がった感があり。東北大震災・津波被災地の映像挿入や生まれ落ちた環境における不幸のてんこ盛りも、震災で全てを失った方々を投影し、そんな絶望的な環境下の方々へのエールと受け止めると、ようやくこの点数になる。そんな感じです。 [review] (IN4MATION) | [投票(2)] |