★1 | 「喰女(くいめ)」って結局なに? 大量にメシなんか作ったりして、ウラでメシヤでもやんのかと思った(思わねえって)。 [review] (G31) | [投票] |
★5 | 劇中劇とリアルワールドのシンクロは間々あるが、稽古場をジャンクションとして噛ませ錯綜の3次元がクロスオーバーする妙味。美術・音楽も良いが三池演出もカメラサイズを含め縦横。知れてる筈の「四谷怪談」アレンジも想外の『悪魔の首飾り』で来たよ。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 3.5。本作の三池は頑張っている。鏡に、裏表がぐるぐる廻る舞台や、その舞台を俯瞰する視点におけるツルツルの床。現実と虚構の境を見せる視覚的なイメージが散りばめられている。また、海老蔵も柴咲コウも無心理な外面、その行動だけが描かれており、動機や理由づけを極力排しているのが良い。ビニールや帳の使い方も堂に入ってるし、デジタル撮影の光の扱いも中々凝っている。合格点を与えられる出来映えと思う。 [review] (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 手垢のついた「四谷怪談」の情緒的な尾ひれは無視して、そのエッセンスである業の悲しみを勢いで見せきる発想の転換が見事。浮かび上がるのは定番の恐怖などではなく、抑制の効かぬ欲望が衝突し破滅するさま。つまりは怪談ではなく恋愛劇。美術と音楽の貢献も大。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |