コメンテータ
ランキング
HELP

「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ三羽烏」(町田)の映画ファンのコメント

涙を、獅子のたて髪に(1962/日) 秋津温泉(1962/日) 暗殺(1964/日) 青春残酷物語(1960/日) 日本の夜と霧(1960/日) 太陽の墓場(1960/日) 愛と希望の街(1959/日) 乾いた花(1964/日) 乾いた湖(1960/日) 血は渇いてる(1960/日) ろくでなし(1960/日) 嵐を呼ぶ十八人(1963/日) 日本脱出(1964/日) 夕陽に赤い俺の顔(1961/日) 甘い夜の果て(1961/日)が好きな人ファンを表示する

放浪記(1962/日)************

★5この地味で辛気臭い話がどうしてここまで面白くなるのかが謎すぎる。とにかく見ていて退屈に感じるところがまったくない。個人的には成瀬のベストの一つ。 [review] (太陽と戦慄)[投票(2)]
★5本当に面白い映画。話は『あらくれ』と大差ないんだが高峰=林の造型は日本映画に登場するあらゆるヒロインの中でも突出した個性を放っている。監督に絞りに絞られたという宝田明もいい味出してる。加東大介、草笛光子、伊藤雄之助など脇も固い。終盤の後日談は、チャンチャンコ着せてもらった田中絹代には悪いが、いらないように思う。 (町田)[投票(3)]
★5なげやりな身のこなし、人を小ばかにしたような口調、見ることを拒否したような目。高峰秀子が演ずる林芙美子の倦怠は怖い。人生の放浪がこんな女を生むのだろうか、こんな女に生まれたがゆえに彷徨うのであろうか。生きることの凄みが漂う。 (ぽんしゅう)[投票(10)]
★4森光子さんの『放浪記』は観賞していませんが、この映画の高峰秀子さんを見てしまうと、凄みを感じて比較ができませんね。 [review] (chokobo)[投票]
★4おのが同朋を俎上にあげ、その果てには自分の手足すら食らってまで書き続ける私小説作家の心中は、そうなった者にしか判るものではあるまい。その苦渋が乗り移ったかのように、高峰秀子は口調のみならず顔貌すら大きく歪めてしまった。まさに業深き女の完璧な再現である。 (水那岐)[投票(2)]
★4まずこの高峰秀子の不器量ぶりは圧巻!終始鬱々たる表情と小憎たらしい科白回し。カフェで女給たちと戯けて踊るシーンの滑稽な顔!このブスぶりは感動的ですらある。そして同時に成瀬+高峰のこのキャクタ造型はたまらなく愛おしいのだ! [review] (ゑぎ)[投票(11)]