★4 | 韓国のホラーの特徴として、悪霊が何を目的としているのかが全く分からず、見てるこちらが混乱しっぱなしだが、とにかく異様な迫力で怖いというのがあって、まさに本作はそれが突出した作品でもある。見所はふんどし姿の國村隼。 (甘崎庵) | [投票] |
★2 | この映画を単純に「つまらん」と言えない空気感の方が映画よりよっぽど面白い。 [review] (G31) | [投票] |
★4 | 撮影者の交代が功を奏したのか、カメラを三脚に据えることを覚えたナ・ホンジンの第三作は、長尺化症候群の悪化をものともせずに馬鹿馬鹿しくパワフルだ。例の祈祷合戦シーンを筆頭に、光景は妥当性の裏付けを意図的に欠いたまま奇態の度ばかりが右肩上がりに増してゆく。まったく横紙破りの筆圧である。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★4 | 前2作に比べ急旋回だが喪失への身悶える哀惜感は一貫。終盤これでもかと引っ張る信じるか否かの煩悶。判らぬままに人はそれでも決めねばならぬが判らぬでは済まない。だがその結果は往々にして最悪路を選択してしまうのだ。御詠歌のような諦念に充ちている。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | 信じるより疑う方がたやすい。信じることは人に努力を強いるから苦しい。憎悪の対象さえ見つけて(作って)しまえば、人は平穏でいられる。だが、信じることの放棄は不安ももたらす。この矛盾は心を媒体に伝播し世間の空気を作る。疑うことの悪魔性についての奇伝。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |