「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
| さよならくちびる(2019/日) |
| 心理的に去来する挿話の暗黙な了解が、現在の三人の「共犯関係」を担保する。当たり前にありふれた風や光が、ありふれた日常としての三人の旅程を暗黙に祝福する。やりとりされる言葉は核心に触れるようで触れえず、然しかわりに繰り返し嘯くように唄われる「さよなら」が三人の心をむしろ三人のもとへと送り返す。なんとも言い難い、けれどたしかに息衝く人と人の間(ま)の妙。〔3.5〕 (鷂) | [投票(3)] | |
| 成田凌が門脇麦のアパートへ迎えにくる場面から始まる。二人が歩くカット等フルショットの構図がとても端正で、こゝで既に気持ちよくなる。2人は小松菜奈の待つ、ジープ・ラングラーに乗り込む、という良い出だし。 [review] (ゑぎ) | [投票(6)] | |
| 女2人に対する男のポジショニングとしての場の空気を醸成することに成功している。成田の退いた佇まいが好ましいし門脇の諦観と小松の焦燥も物語内で沈殿して融解する。フィルムの質感と忘れ去られた風景と昭和な楽曲が混然として世界を形作る。 (けにろん) | [投票(5)] |