「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
TOMORROW 明日(1988/日) |
画面上で展開する戦時下の平均的悲喜のこもごもと、画面の外に充満する(つまり私達の)やり場の無い怒りや無力感を、対比させようという試みならば、黒田アーサーと米軍俘虜に纏わる件は、明らかに筋を違えた蛇足である。 [review] (町田) | [投票(1)] | |
定められた結末へ向かい刻まれる時間を煽情的にフィーチャーすることない黒木の良識を良しとしつつ、だが尚コンセプトは明け透けだ。しかし、それでも気持ちが締め付けられるのは進行するドラマの慎まし過ぎる希望。中でも黒田と伊佐山の一夜。 (けにろん) | [投票(1)] | |
壮大な恐怖映画だ。遥か過去から日々延々と連なってきた人間の営みが一瞬にして途絶えてしまうということ。7万数千人の明日が突然消えてなくなったという事実。黒木和雄が描く不意撃ちの暴挙というイメージに恐れと悔しさが入り混じった涙がこみ上げる。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |