小杉義男の映画ファンのコメント
にっぽん泥棒物語(1965/日) |
前半から相変わらずのズーミング多用。しかし、公判シーンのズーミングとパンニングは、なんて説明的なんだろう。こゝまでの観客の視点強制は全く酷いと思う。しかしだ、いくつかのシーンはとても見応えがあるし、面白いのも確かなのだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] | |
本作は学生時代に一度見逃した、という思いが強くて過剰な期待を抱いていたかもしれない。ようやく見ることが出来たが、ある意味で、社会派エンターテイメントとしての山本薩夫の特徴と限界を表した一作といえるかもしれない。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] | |
まるで盗む自由までもが保証されたように、戦後混乱期を突進する義助(三國連太郎)が、そのまま映画の推進力となるアナーキーでエネルギッシュな演出がみごと。随所に散りばめられた 伊藤雄之助、市原悦子、花澤徳衛、千葉真一、加藤嘉らの怪演も楽しい。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |