「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
薔薇の葬列(1969/日) |
それだけで充分面白いオカマの愛憎劇を、ギリシア神話の鋳型に嵌め込むことは、日本に於けるこのジャンルの悪しき様式に捉われることに他ならず、どう足掻いたところで革新性は半減してる。(ただ時間軸操作と反復についてはかなり面白かった) 興味本位の仮面悲喜劇は、客寄せパンダの葬列に過ぎず、何ら感情を刺激される箇所は無かった。 (町田) | [投票(2)] | |
ギリシャ悲劇を基盤に置いたものの、パッションの表出は文字の挿入や時間の解体などゴダール的手法に囚われる余り多分におざなりである。あるのは60年代末のゲイカルチャーの記録価値であり、ピーターのスター性より小笠原修の哀感に惹かれる。 (けにろん) | [投票(3)] | |
当時、流行りの観念ではなく風俗をベースに時代を捉えようとしたところに共感を感じる。地に足が付いた視点は、今も風化していない。 (ぽんしゅう) | [投票] |