★5 | 巨視的な空間と時間の連鎖の中で唯1日の出来事の追憶が全てを統御してしまうというロマンティシズムが根底にある。2人の瞬間的に調和した心根は異なるベクトルで延伸しクロスして消滅するが、その儚さはご詠歌とともに来世に託される。吐夢辞世の句だ。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 |
しっとりとしたそれでいて壮絶な人間ドラマ。その合間に終戦後の赤線廃止までの日本の庶民の生活もしっかりと描かれている。この辺りは原作の匂うぐらいの人間くささがストレートに反映されており素晴らしい。
[review] (セント) | [投票(2)] |
★3 | 健さん扮する刑事の推理というか捜査はかなりいい加減かつ横暴で、警察の暴走という現実にさらされている僕らにはあまり共感できないのである。 [review] (ハム) | [投票] |
★5 | 三国連太郎と伴淳三郎ら捜査陣との丁々発止のやりとりが、息苦しくなるほど緊密。 (木魚のおと) | [投票] |
★5 | 三國連太郎と左幸子。ただでさえ濃い物語に、この濃い取り合わせを配して、しかも十分すぎるくらいに生かしきった演出。「業」という言葉が当てはまる映画は少なくないが、取り分けこの映画につかいたい。壮絶。 (ツベルクリン) | [投票(3)] |
★5 | 「左幸子ごっこ」は、最早我が家の定番です。 [review] (はしぼそがらす) | [投票(2)] |
★4 | 後半の健さん登場で空気が変わってしまい残念。彼を邪魔に感じられる唯一の作品。それほどまでにあの三人の芝居が素晴らしいって事か。特にあのシーンで涙。 [review] (sawa:38) | [投票(23)] |
★4 | 犬飼の苦悩の掘り下げが足りず、左幸子ばかりが目立ってるためちぐはぐな印象も。でも尋問シーンなど今の邦画じゃ絶対撮れない画があって激しく記憶に残る佳作なのは間違いない。88/100 (たろ) | [投票] |
★5 | 中学生くらいだったかな。これを観て,ぼくは日本映画にも名作があること,日本映画は何を撮れるのか,を知った。 (死ぬまでシネマ) | [投票(4)] |
★5 | あの時代、日本中のどこにでも飢餓があったが、それは今でも同じだ。みんな飢えているんだ。 (ロボトミー) | [投票] |
★4 | 駅伝映画。長距離、往路と復路。復路での既視感に気持ちよく酔えました。 [review] (町田) | [投票(10)] |
★5 | 伴淳三郎がいい。見ごたえ充分。充実感あり。 (マグダラの阿闍世王) | [投票(1)] |
★4 | 慈悲心はあったとしても、純粋な愛情を持つことができなかったことが男(三国)にとって最大の不幸であり、そんな男に純粋な愛情を抱いてしまったことが女(左)にとって最大の悲劇なのだ。愛情の欠落と希求の激しさは、貧困が生む必然と偶然の落差に比例する。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | あまりに壮絶な人間の確執。日本映画はこれほどに雄弁だったこともあるんだ、と妙に納得。 (りかちゅ) | [投票(2)] |
★4 | てふてふが一匹、津軽海峡を渡って行った [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |