★5 | 左幸子の「怪演」とでも表現したくなるような存在感がすごい。単なる薄幸な田舎の娼婦、ではなく不気味な生命感がある。伴淳なつかし〜!あまりにすばらしい映画でございました。 (worianne) | [投票(7)] |
★5 | たった一夜の出来事であったとしても、忘れられない男がいる女は幸せ。 [review] (青山実花) | [投票(5)] |
★5 | 中学生くらいだったかな。これを観て,ぼくは日本映画にも名作があること,日本映画は何を撮れるのか,を知った。 (死ぬまでシネマ) | [投票(4)] |
★5 | 三國連太郎と左幸子。ただでさえ濃い物語に、この濃い取り合わせを配して、しかも十分すぎるくらいに生かしきった演出。「業」という言葉が当てはまる映画は少なくないが、取り分けこの映画につかいたい。壮絶。 (ツベルクリン) | [投票(3)] |
★5 | 小さな点と限りなく細い線で結ばれた人間の「業」とも言える運命に翻弄された男女と、その点と線を一生かけてでも追い続ける老刑事の姿に、観賞後ずっしりとした感動が襲い、運命について考えた。 (タモリ) | [投票(3)] |
★5 | 巨視的な空間と時間の連鎖の中で唯1日の出来事の追憶が全てを統御してしまうというロマンティシズムが根底にある。2人の瞬間的に調和した心根は異なるベクトルで延伸しクロスして消滅するが、その儚さはご詠歌とともに来世に託される。吐夢辞世の句だ。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 後半の健さん登場で空気が変わってしまい残念。彼を邪魔に感じられる唯一の作品。それほどまでにあの三人の芝居が素晴らしいって事か。特にあのシーンで涙。 [review] (sawa:38) | [投票(23)] |
★4 | 駅伝映画。長距離、往路と復路。復路での既視感に気持ちよく酔えました。 [review] (町田) | [投票(10)] |
★4 | この物語のツボは、左幸子や伴淳の限りない人間臭さをも食い物にした、三國連太郎の臆病な怪物性に尽きるのではないか。 [review] (水那岐) | [投票(6)] |
★4 | 邦画ってあなどれねぇ! [review] (代参の男) | [投票(5)] |
★4 | 怖い。三國連太郎 、左幸子 、伴淳三郎 三人三様の飢餓感が、痛々しく心に突き刺さってくる。冒頭部と終結部に船が登場するが、千尋の海に板子一枚隔てて浮かぶ頼りないこの乗り物は、本作品ではしるべなく漂うしかない人生そのものの暗示でもある。 (ジェリー) | [投票(5)] |
★4 | 人間の想像力の欠如による意思の不通。心情に訴えるという点において鉄壁に論理的。なぜ「飢餓」海峡なのか・・・難しい。 [review] (G31) | [投票(4)] |
★4 | 前半の左幸子の演技に対し、敬意を払って甘めの☆=4。「すべて貧乏がワルイ」のだったら警察はイランわ!! [review] (ボイス母) | [投票(4)] |
★4 | 首を絞められていく左幸子のしあわせそうな表情が、とても悲しい。 (動物園のクマ) | [投票(4)] |
★4 | 左幸子なかりせば存外平凡な倒叙殺人劇だろう。脇役に過ぎない彼女の背中を一時間追いかける破格の構成こそが素晴らしい。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |
★4 | 慈悲心はあったとしても、純粋な愛情を持つことができなかったことが男(三国)にとって最大の不幸であり、そんな男に純粋な愛情を抱いてしまったことが女(左)にとって最大の悲劇なのだ。愛情の欠落と希求の激しさは、貧困が生む必然と偶然の落差に比例する。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 |
しっとりとしたそれでいて壮絶な人間ドラマ。その合間に終戦後の赤線廃止までの日本の庶民の生活もしっかりと描かれている。この辺りは原作の匂うぐらいの人間くささがストレートに反映されており素晴らしい。
[review] (セント) | [投票(2)] |
★3 | 力のある画面が多いことは確かだが(特に屋外シーン)、技巧の露骨さがどうも好きになれない。左幸子のすばらしさは云わずもがな。たかが爪にあれだけ悶えることができる女優が他にいるだろうか。しかし私が最も感動したのは彼女の初登場シーン、握り飯の包み紙を列車の外に放り投げる所作の、その自然さだ。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★3 | 骨太映画ならではの満腹感。伴淳の独白推理のくだりなど素晴らしいんだけど、三國連太郎が断片的にしか描かれないので弱い。もうちょっと彼のことを判りたかったのだ。 (ペンクロフ) | [投票(2)] |
★3 | 前半ややだるいが中盤からは見ごたえ十分。三国を信じたい・・・ (クワドラAS) | [投票(2)] |
★3 | バックサウンド無し、大きなショックシーンがあるわけでもない。にも関わらず3時間という長さを退屈させず最後まで引き込ませる力はすごい。 [review] (氷野晴郎) | [投票] |
★2 | 当時の新撮影方式は観ていて目がチカチカした。あれは失敗でしょう。爪をいじるシーンとかは、わざとらしくて色気がない。繊細な心理の絡み合いが見せ場のような割に演出が荒すぎなのでは。ただ、ラストの連太郎は佐藤浩市同様に暑苦しくて良かった。2002.4.6 (鵜 白 舞) | [投票] |