★4 | もともと内田吐夢という監督は、しっかりした原作を脚色できる日本映画界を代表する厳格な監督である。晩年の名作には、その後の松本清張や横溝正史らが映画化される刑事もののきっかけを生み出している。 [review] (chokobo) | [投票] |
★5 | 海の香りが風に乗って流れて来る。この海は何処となく冷たい感じがして、限りなく哀しみが押し寄せてくる。でも痛みではなく、ただの感傷に浸り、薄涙が自然に零れる心境だった。海の表情は神秘的。心の霧雨が晴れると、また違った表情に会えるのだから。 (かっきー) | [投票] |
★4 | 3時間を超える超長尺であることを意識させない力作。[フィルムセンター] (Yasu) | [投票(1)] |
★5 | 小さな点と限りなく細い線で結ばれた人間の「業」とも言える運命に翻弄された男女と、その点と線を一生かけてでも追い続ける老刑事の姿に、観賞後ずっしりとした感動が襲い、運命について考えた。 (タモリ) | [投票(3)] |
★4 | イタコが…! (ヤマカン) | [投票] |
★4 | 三国連太郎さんはこの時代では大男だったのですね・・・高倉健さんはまだ本来の健さんになってないですね。 (RED DANCER) | [投票(1)] |
★4 | 人間の想像力の欠如による意思の不通。心情に訴えるという点において鉄壁に論理的。なぜ「飢餓」海峡なのか・・・難しい。 [review] (G31) | [投票(4)] |
★5 | 「左幸子ごっこ」は、最早我が家の定番です。 [review] (はしぼそがらす) | [投票(2)] |
★5 | あの時代、日本中のどこにでも飢餓があったが、それは今でも同じだ。みんな飢えているんだ。 (ロボトミー) | [投票] |
★4 | まだ証拠不十分な気がしてならないけど…。完全犯罪のわりにあまり緻密さが感じられない。げど『砂の器』同様、捜査状況が一歩一歩核心へ、そして胸へと迫り来る力作。 (drowsy) | [投票] |
★5 | タイトルと映像から何やらものすごいパワーを感じる。はじめて観たとき、親父に出演者についていろいろ聞いたものだ。伴淳の本来の芸風を知って驚き、すでに亡くなっていることが妙に悲しく思えた。 (ビビビ) | [投票(1)] |
★3 | 力のある画面が多いことは確かだが(特に屋外シーン)、技巧の露骨さがどうも好きになれない。左幸子のすばらしさは云わずもがな。たかが爪にあれだけ悶えることができる女優が他にいるだろうか。しかし私が最も感動したのは彼女の初登場シーン、握り飯の包み紙を列車の外に放り投げる所作の、その自然さだ。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★4 | 駅伝映画。長距離、往路と復路。復路での既視感に気持ちよく酔えました。 [review] (町田) | [投票(10)] |
★5 | 巨視的な空間と時間の連鎖の中で唯1日の出来事の追憶が全てを統御してしまうというロマンティシズムが根底にある。2人の瞬間的に調和した心根は異なるベクトルで延伸しクロスして消滅するが、その儚さはご詠歌とともに来世に託される。吐夢辞世の句だ。 (けにろん) | [投票(3)] |
★3 | 骨太映画ならではの満腹感。伴淳の独白推理のくだりなど素晴らしいんだけど、三國連太郎が断片的にしか描かれないので弱い。もうちょっと彼のことを判りたかったのだ。 (ペンクロフ) | [投票(2)] |
★3 | 中だるみする部分もあるが、この巨大さは捨てがたい。演技も皆素晴らしい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 慈悲心はあったとしても、純粋な愛情を持つことができなかったことが男(三国)にとって最大の不幸であり、そんな男に純粋な愛情を抱いてしまったことが女(左)にとって最大の悲劇なのだ。愛情の欠落と希求の激しさは、貧困が生む必然と偶然の落差に比例する。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 居酒屋の所での、「どん底」って看板、客が入るのだろうかと思いつつ、
列車でおにぎりを食べている女性の場面の日光のさしこみ具合みたいなの、
緊張する場面の多い中、休まる描写を入れるところ好きです。 (モノリス砥石) | [投票(2)] |
★4 | あまりに壮絶な人間の確執。日本映画はこれほどに雄弁だったこともあるんだ、と妙に納得。 (りかちゅ) | [投票(2)] |