★3 | ブロンド少女カタリナ・ヴァレンシュタインは実に優雅で美しかった。そのことは間違いない。そして目で見るその美しさを、更に想像によって美しく思わせる映画なのかもしれない。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★5 | 根性悪に見えても清新な気概を持ち、無垢な魂の裏には悪魔が潜む。仄かにズレた間合いの居心地悪さと一筋縄ではいかない狂気の片鱗を散りばめたオリヴェイラ節の最高度の凝縮と結実。畳み掛けるラスト3カットの内包する映画性は最早神の領域。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | ラストの呆気なさをどう解釈するかで評価が分かれそう。どのカットも強度があって決まってる。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 昨今の大仰な映画的オチに比べれば衝撃度は軽量級かもしれないが、純粋に愛に生きる青年を襲った出来事は確かに許しえない大事であり、大倫理にかまけ小倫理をないがしろにする現代人に改めて罪の原点を知らしめ、人の基本を覚醒させたという点で刺激的である。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 画面の中の画面の様な「窓」という縁取の枠組が、男女二人を結びつけたと言ってもいい。窓は四角形に視界をきりとることで、きりとられた対象を一個の肖像として仕立てる。画面の中で全ては生起する(全てを描写する)というサイレント映画的モラル。リカルド・トレパの少女を見初めた瞬間の正に「見初めた」表情。 (鷂) | [投票(1)] |