★5 | 北米のド田舎をポンコツ車で流れ行く寂寥感が堪らない。凶暴と好色といかがわしい優しさを併せ持つフォークのキャラはニューシネマ経由の正統アメリカンガイの末裔。溜めた幾何かの屈託を吐き出すラストバトルは時間も質量も完璧な配分。幸福すぎる遺作。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 愛すべき牧歌的な小品ながら、小さくない不満もあるのだ。 [review] (ペンクロフ) | [投票(3)] |
★5 | クライマックス30分の持続的熱狂は見る者を打ちのめさずにはいられない。「見せ場の釣瓶打ち」方式が主流になって以降、ハリウッド映画からは失われた「持久力」とでも呼ぶべきものがここにある。涙を抑えきれなかった。アルドリッチよ、有難う! (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | 美人を集めて(ビッグママですら見ようによってはブスじゃない)女子プロレスを、美しく見せるアルドリッチ監督に大衆娯楽に対する理解と優しさを感じる。クライマックスの仕掛けなど実に楽しい。欲を言えば前半の話しに、もう少し深さやアヤが欲しかった。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★5 | ピーター・フォークの魅力的な破天荒さ、バットやサングラスといった小道具の使い方の面白さに終始ニヤニヤさせられつつも、ラストの試合に至って興奮は最高潮に達する。アルドリッチの遺作にして大傑作。映画を観ることの至福を味わいつくした。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |