「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
炎上(1958/日) |
原作の中途半端な通俗化にすぎない。ちなみに主人公は清原似。 (_) | [投票(1)] | |
回想シーンに入るカット(市川雷蔵の背景だけを変化させるカット)のオプティカル処理は見事の一語。また、舞鶴の岸壁シーン。宮川一夫のアイデアで岩に墨汁を吹き付けたというが、なんたる暗澹。底なしの絶望感の表出。 [review] (ゑぎ) | [投票(5)] | |
この薄暗い画面の連続の中に反俗世の象徴たる主観的絶対美としての驟閣寺は一片たりとも垣間見えないので、主人公の懊悩がどうにも説明不足で薄っぺらい。結果、それを消滅させ自らも消えるという滅びの美学は陰々滅々たるコンプレックスの形骸的表象となる。 (けにろん) | [投票] | |
三島作品は幾つか読んではいるものの、実は『金閣寺』は未読。だが少なくともこの映画の筋を追った印象としては、「炎上」の必然性が生じるには、以下の要素をもっと観客に印象づける必要があった筈→ [review] (煽尼采) | [投票(2)] |