「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ブルージャスミン(2013/米) |
3.5。目下のところアレン映画で最も透明な語り口の作品ではないだろうか。役者を追いかけるやや長めの1ショットに、単純な切り返しで役者たちの誇張されすぎない演技を撮る。室内にうまく配置された色彩の美味しさやハイキーめで統一された屋外のカミンスキー的陽光。物語に抗うような野蛮な視覚的突出は無い、だがこういう作家の影を消した作品を観るのはこちらも楽しい。 (赤い戦車) | [投票(2)] | |
ケイト・ブランシェットの圧倒的な女優映画。やはり、アレンの出ないアレン映画はムダが少なくていい。クレジット開けの旅客機の飛行カットの簡潔さからグッとくる。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
良くできた作品だと思うけど、いつものウディ・アレン監督作品ほどは好きになれなかった。 (Passing Pleasures) | [投票] | |
軽妙洒脱な語り口の彼方から隙間を縫って顔を見せる地獄と言うより妄執と我慾と欺瞞まみれの世界はこう語られるべきという信念さえ感じるアレンここ10年の集大成であり結実。アメリカが直面する社会構造の破綻と踊り踊らされた人たちへの慈愛が泣ける。 (けにろん) | [投票(6)] |