★5 | ヴィクトリア朝男性をぶった斬っているようなふりして現代の男性をぶった斬りつつ、返す刀で現代女性に「君らは今どうよ」と問いかける(妻談)一筋縄ではいかない物語。ランティモスお得意の不穏な空気に満ち満ちた、いやな話。でも好き。(レビューでは原作についての大ネタバレあり。ご注意を) [review] (月魚) | [投票(1)] |
★5 | リアルな『モンティパイソン』!?(イギリス作か!) [review] (中世・日根野荘園) | [投票] |
★5 | もう冒頭から食い入るように見てしまった。それは見てはいけないものを見るようなどこか邪悪の漂う内容だが、立派に一つの骨太の女性映画といっていいほどの力量を持つ、あるいは古書から大哲学に導き出されるようなトンデモナイ秀作でした。 [review] (セント) | [投票] |
★4 | ようこそ、この滅びと生の不思議の国、「人間の世界」へ。シン・『シザーハンズ』+不思議の国のアリスの趣。哀れなるものたち、抑圧と解放、被害者と加害者を己の中に同居させる不思議な獣。世界のバランスに関するグロテスクな寓話。ややもすると宮崎駿の生き霊が憑依している。面白いが、撮影はやり過ぎ。 [review] (DSCH) | [投票(1)] |
★4 | 18禁哲学映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★4 | 奇想を塗した成長譚が降って湧いた復讐のリアリズムにギアチェンジするのが唐突感を免れない。にしてもパリの娼館などランティモス特有のゲテ趣味が随所で炸裂し惹かれる。一方で都市景観のCGは狙い過ぎて凡庸。ラファロの腹芸が両者を繋ぎ留める。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 自殺の末に神ではなく人為によて新たに命を得た人間ベラ(エマ・ストーン)の成長譚。つき詰めれば「欲望の全肯定」であり反宗教的な世界観によるルールの作り直しなのだろう。その末に到達した反動的ですらある人間至上主義による生命/自然界支配の不気味なこと。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | マッドサイエンティストと、その彼に生み出されたフランケン女性の物語。「マッドサイエンス」と「ヒューマニズムの萌芽」という相反するテーマを、絶妙なバランスでユニークに描いている。 徐々に人格を形成してゆき、自我に目覚める過程を演じるエマ・ストーンの演技は圧巻。 (AONI) | [投票(1)] |
★3 | 言いたいことはよく分かったし、観点としては面白いと思ったけど、それをこの何ともおどろおどろしい手法で表現するのは私の嗜好には合いませんでした。エマ・ストーンの演技は本当に素晴らしかったけど、それで☆を足すことはできないな。 (K-Flex) | [投票] |
★3 | もとより、超広角レンズの使い倒しは見る前から予想していたので、そこは我慢する覚悟を決めていたのだが、しかしそれでも、魚眼レンズとそれを強調するような、アイリスのような除き窓のような丸い視野の画面の頻出には辟易した。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★2 | 見た目以上にフランケンシュタインの威を借りているところがある。ウィレム・デフォーが出ていなければ成立しないとさえ思える。 [review] (kiona) | [投票(1)] |
★2 | 邦題が、POOR THINGSの日本語としてなんかしっくりこない。「どうでもいいこと」ぐらいでいかがっすか? 女性の成長と性の開放は別問題だと思うのだが、ごっちゃにしてる感じが不快。見ないままにはできない話題作だし、ウィレム・デフォーもよかったから、見て後悔はないのだが、この監督、やっぱり好きじゃなかった。 (もがみがわ) | [投票] |