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人間 (1962/)

監督新藤兼人
脚本新藤兼人
原作野上弥生子
撮影黒田清己
音楽林光
出演殿山泰司 / 乙羽信子 / 佐藤慶 / 山本圭 / 加地健太郎 / 渡辺美佐子 / 浜村純
あらすじ女流作家野上弥生子が郷里臼杵(大分県)で実際に起こった漂流事件をモデルに書いた小説『海神丸』(大正11年)を新藤兼人が戦後に置き換え脚色、自ら監督も務めた作品。 金毘羅様を崇拝する亀五郎(殿山)が梶を獲る小型漁船「海神丸」はお盆休み返上の航行中突然の大嵐に見舞われ漂流する。乗り合わせたのは漁師八蔵(佐藤)、助手三吉(山本)、五郎助(乙羽)との計四人。始めはノホホンを決め込んだ彼らであったが在り合せの水や食糧が減少するに連れその関係は緊迫する。<近代映画協会=ATG/117分/白黒/スコープ> (町田)[投票]
Comments
全12 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5「食べちゃいたいくらいにかわいい」 [review] (KEI)[投票]
★4図式的に過ぎる部分もあるが、実在感溢れる人物演出や臨場感満載の視界表現、サスペンスフルな照明はどれも素晴らしいったらありゃしない。 [review] (町田)[投票(3)]
★4ありふれた日常から突然切り離されるこの状況、ていう設定はよい。それは明日の自分かもしれない。しかし、グルメ大国日本では感情移入が難しい(たとえどんな状態であっても最低一回は食事をとる(とらされる)からなあ。 [review] (氷野晴郎)[投票(1)]
★4八蔵(佐藤慶)が浅はか過ぎて腹が立つが、人間の愚かさを恐ろしいまでに追及していて、かなり面白いし、怒涛のラストは凄い。殿山泰司乙羽信子佐藤が各々、功演。黒田清己の撮影も見事。['04.9.9DVD] (直人)[投票(1)]
★4モノクロ画面ならではのコントラストの効いた強烈な日差しの演出が、この低予算密室劇の肝であろう。まさに神がかり的な亀五郎(殿山泰司)の意志の強さにも説得力がある。『死刑台のエレベーター』の二番せんじな音楽はいささか時勢におもねりすぎでは。 (ぽんしゅう)[投票]
★4人間の強さと脆さ、極限状態で差が出るのはどこからか・・・感慨深い。 [review] (RED DANCER)[投票]
★4果てしなく絶望感の拡がる大海原を舞台にしながらの密室劇。要となる役者(特に佐藤と乙羽)は重厚な芝居を披露し、新藤兼人監督はソレをキメ細かく撮った。惜しむらくはこのハードなドラマには林光ではなく伊福部ばりの重厚な音楽が欲しかった。 (sawa:38)[投票]
★4都会的なモダンジャズに乗って、日本ならではのアニミズムに裏打ちされた土俗的な寓話が展開される。勧善懲悪の神は信ずる者を助け、邪な者に鉄槌を下す。海はさながら荒ぶる神の教えを生んだはるか西方の荒野であり、人智の及ばざる神秘を秘めているようだ。 (水那岐)[投票]
★3人間て・・・。 (サー)[投票(1)]
★3本作が退屈だとしたら、それは日本人の退屈さかも知れない。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3飢えを知る世代だから為せる説得力のある演技を堪能。今の俳優には逆立ちしたって出せない味わい。今日も元気だ、ご飯がうまい。 (TOMIMORI)[投票]
★3はっきり言って面白い映画なんだが、タイトルがあんまりだと思った。 (ペンクロフ)[投票]
Ratings
5点1人*
4点12人************
3点6人******
2点0人
1点0人
19人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
日本実録犯罪映画 (町田)[投票(23)]ATG映画の奥は深いぞ (町田)[投票(14)]
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むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう)[投票(4)]「藝術祭」受賞作一覧 (寒山拾得)[投票(4)]
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