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けにろんさんのあらすじ: 更新順

★3狂わせたいの(1997/日)終バスに乗り遅れたサラリーマンの男(岡本孝司)は祠女(分島麻実)に教えられた終電車に乗るが乳首に鈴をつけた女(三條ちなみ)が突然現れ踊りまくる。それはピンサロだったのである。追い出された男がタクシーを拾うと運転手の女(丹波橋ミミ)は泥酔いで男は絡まれまくり、挙げ句に女は事故ったのであった。途方に暮れて居酒屋に入ると何故か滑車に吊された店の親爺(木村真束)が女給(芦田朋子)を折檻しまくって犯しまくるのである。包丁で刺され入院し女医(中西陽子)に手術され回復し退院したところで轢き逃げ犯と間違われて監獄行きになるが…。石橋義正の監督第1作。[投票(1)]
★3ロードキラー(2001/米)大学生のルイス(ポール・ウォーカー)は幼馴染で違う大学に通うヴェナ(リリー・ソビエスキー)を誘って車で一緒に帰省することになった。ヴェナを拾いに行く途中で家に電話すると兄のフラー(スティーブ・ザーン)がソルトレイクの刑務所から出所するとの事で仕方なく迎えに行く。同乗したフラーはドライブインで勝手にラジオ無線を取り付け、生来の悪戯癖からルイスに裏声で「キャンディ・ケーン」というHNで交信させる。気乗りしないルイスであったが、1人の男が交信に応じて来たのだ。「ラスティ・ネイル」と名乗る男はルイスを女と信じきって口説こうとし始めた。悪夢の始まりであった…。ジョン・ダールの監督第6作。[投票]
★3L.A.大捜査線 狼たちの街(1985/米)エリック(ウィレム・デフォー)を主犯とする偽札犯グループに相棒を殺されて秘密検事局捜査官のチャンス(ウィリアム・ピーターソン)は空港で運び屋のカール(ジョン・タトゥーロ)を捕え悪徳弁護士のワックスマン(クリストファー・オールポート)がブツを捌くとの情報を得て張込むが、現れたカールにワックスマンは殺されカールは逃亡。その場で得た暗号メモから再度カールに接近したチャンスはギャングを装って偽札を発注、要求された前金を調達する為盗品ダイヤのバイヤーから金の強奪を謀るが取引相手にバイヤーは殺される。しかもバイヤーはFBIの潜入捜査官だったのである…。フリードキンの劇場映画第12作。[投票]
★5博奕打ち 総長賭博(1968/日)昭和の初期。東京の博徒、天龍一家の初代総長の荒川(香川良介)は兄弟分の仙波(金子信雄)が画策する右翼と組んで大陸進出の手先となることを拒否していたが、突如、脳溢血で倒れ再起不能となった。衆目の一致するところ跡目は一家六人衆の中井(鶴田浩二)が継ぐと思われたが関西からの流れ者であることを理由に辞退し、仙波はおとなしい石田(名和宏)を据えて傀儡化を謀る。中井は刑務所にいる弟分の松田(若山富三郎)が当然、跡目になるものと思ってたが仙波の巧みな工作で石田がとうとう襲名することになってしまった…。シリーズ第4作。[投票(1)]
★3朝やけの詩(1973/日)信州高原の或る開拓村で作蔵(仲代達矢)は戦後から入植し営々と農耕地作りに血と汗を流してきたが、一帯にレジャーランド建設を画策するアポロ観光の手が伸びてきたのだ。彼等は農民達に言葉巧みに高額品を掛けで売り、払えないとなれば土地を吐き出させるのであった。アポロ観光の社長の神山(近藤洋介)は土地の有力者の稲城(佐分利信)と裏で結託し計画をすすめて行く。作蔵の娘の春子(関根恵子)の愛人の朝夫(北大路欣也)は稲城の謀略に反発したが、実は稲城が自分の叔父だと知り愕然とする…。熊井啓の監督第6作。[投票]
★4あ、春(1998/日)一流大卒で証券会社勤務の紘(佐藤浩市)は逆玉結婚で資産家の娘の瑞穂(斎藤由貴)と結婚し1児をもうけていたが、幼少時に死んだと母の公代(富司純子)から言い含められてきた父の笹一(山崎努)が突然父だと名乗って現れたのであった。公代に確認すると、あっさりと、どうしようもない男で死んだことにしていたと言うのである。笹一は図々しくも紘の住む瑞穂の実家に居座り、真っ昼間っから酒を食らって遣りたい放題で紘は義母の郁子(藤村志保)に頭が上がらない。そんな最中、笹一は郁子の入浴を覗き見して、堪りかねた紘は笹一を追い出したが…。無冠ながら不思議と99年度キネ旬ベストテン1位になった。[投票(1)]
★4桑の葉(1985/韓国)1920年代の日本軍支配下の朝鮮半島の或る村。村一番の美女との評判を得るアンヒョプ(イ・ミスク)は夫のサムボ(イ・ムジョン)が何をしているのか解らないが年がら年中都会に出ていって年に数回しか帰って来ず、その度お金を持って行ってしまうので金を稼がないと仕方なかった。ひょんな事から始まった村の男達と関係は、その事で金が稼げると知ったアンヒョブの歯止めを失わせるのである。とうとう村の男全員と関係するに至るが、唯1人サムドル(イ・デグン)は恩恵にあずかれないでいた…。86年アジア太平洋映画祭主演女優賞受賞。[投票]
★2オーソン・ウェルズのフェイク(1974/仏=イラン=独)自らを魔術師と称するオーソン・ウェルズが案内役を務める詐欺とペテンと嘘八百の物語。地中海のイビザ島に住む贋作作家のエルミア・デ・ホーリーはピカソ、マチス、モジリアニ、ルノワール等の絵を瞬く間に描き上げてしまう天才。フランスの記録映画作家のフランソワ・レシャンバックも騙されたが、逆にその人間性に惹かれ彼のドキュメントをしようとした。又、伝記作家のクリフォード・アービングエルミアの伝記「贋作」を書いたが、この男はかつてハワード・ヒューズの偽伝記を書いたのであった。そして美女オヤ・コダールピカソのエピソードが紹介されるが…。ウェルズの偽ドキュメント。[投票(1)]
★4RUSH!(2001/日)焼き肉屋「パルテノン」の厨房で働くしがない料理人昌也(哀川翔)は従業員の韓国人カップルからオーナー孫(峰岸徹)の娘で来日中のソヨン(キム・ユンジン)の誘拐計画を持ちかけられたが、実はこの計画はソヨン自信が仕組んだものであった。首尾良くソヨンを誘拐し身代金5000万を要求したが、別件で孫に雇われていた極道刑事の成瀬(大杉漣)と安藤(阿部寛)が、ひょんな事から孫を射殺してしまい、計画に割り込んで来た。その頃、サラリーマンの島崎(柳葉敏郎)は妻がホストの徹(千原浩史)と家出してしまい追いかけていた…。哀川翔が自らの企画で初製作を手掛けた。[投票]
★4木靴の樹(1978/伊=仏)19世紀末の北イタリア、ベルガモの或る小作農場。バティスティ(ルイジ・オルナーギ)は息子ミネク(オマール・ブリニョッリ)を小学校に入れる決心をする。費用と人手不足を考えると一大決心であった。子沢山の未亡人のルンク(テレーザ・ブレッシャニーニ)は子供を養育院に預ける事を考えるが思い直す。けちのフィナール(バティスタ・トレバイニ)は祭の日に金貨を拾い、ささやかな喜びにひたる。ブレナー(ジャコモ・カバレッリ)家の長女マッダレーナ(ルチア・ペツォーリ)は紡績工場で工員のステファノ(フランコ・ピレンガ)と愛し合うようになるが…。78年カンヌ国際映画祭パルムドール他受賞。[投票(1)]
★3007/死ぬのは奴らだ(1973/英)美女とのベッドイン中に又もM(バーナード・リー)から呼び出されたボンド(ロジャー・ムーア)はMI6の秘密情報部員が3人相次いで殺されたことを知らされNYに飛びCIAの旧友ライター(デビッド・ヘディソン)と協力して麻薬相場を陰で支配するアフリカのシンジケートの支配者カナンガ(ヤフェット・コットー)に行きつく。スラムに乗り込んだボンドはレストランで謎の美女ソリティア(ジェーン・セイモア)から死を宣告されるが…。シリーズ8作目でボンド役にロジャー・ムーアが初登板。[投票]
★3SO WHAT(1988/日)片田舎の高校生でクラブと称してバンドをやってる3人の男の子がいた。エージ(南渕一輝)は土地成金の息子で楽器や車等を買い与えられているが、その境遇を客観的に見れる内省野郎で、エージ(川岸晋也)は妹想いのナイスガイだが進路に悩み、ショータロー(矢野泰二)はクラスのミツコ(安原麗子)に憧れるが振られる。そんな、或る日、東京からアキラ(東幹久)が転校して来て仲間に加わる。4人は、日常的鬱屈を吹き飛ばそうとロック・フェスティバルを企画したが…。松竹の配給網で『童謡物語』と2本立公開された山川直人のメジャー長篇第2作。[投票]
★3絆〈きずな〉(1998/日)表の顔はレストランオーナーだが裏では暴力団佐々木組の資金管理に関与する伊勢(役所広司)は、ある晩、幼な馴染みのホステス千佳子(土屋久美子)と再会したが、数日後に千佳子の愛人のジャーナリスト岡堀(加藤善博)が射殺される。警視庁の佐古警部(渡辺謙)は千佳子を容疑者と睨むがアリバイがある。一方、殺しに使用された拳銃が10年前の多摩川殺人事件の同一と判明する。その頃、伊勢は、ある疑いをもって小料理屋を営む、もう1人の幼な馴染み慎二(木下ほうか)を訪ねていた…。98年日本映画批評家大賞作品賞・男優賞受賞。[投票]
★4お引越し(1993/日)小六のレンコ(田畑智子)は父のケンイチ(中井貴一)が家を出て母のナズナ(桜田淳子)と2人暮らしになる。どうも、2人は離婚するらしいのだ。今一、実感が涌かないレンコであったが、日が過ぎるにつれ少女の心は徐々に浸食されていく。同級生のミノル(茂山逸平)の入れ知恵で風呂場に籠城してみたりもするが、何も解決しない。前年に行った家族旅行を思い出したレンコは琵琶湖畔のホテルを予約し、平和な家族の絆を取り返そうとするが…。相米慎二の監督第10作。93年キネマ旬報助演女優賞・新人女優賞、毎日映画コンクール助演女優賞、報知映画賞最優秀助演女優賞受賞。[投票]
★3早春物語(1985/日)鎌倉の高校生の瞳(原田知世)は写真部で春休みに写真を撮りに出かけた寺で中年男の梶川(林隆三)と知り合う。同級生の麻子(仙道敦子)に恋人ができ、真佐子(早瀬優香子)は教師と不倫し、父(田中邦衛)は再婚相手(由紀さおり)を連れて来るしといった中、彼女は東京の梶川の会社を訪ねて行くのであった。そして、パーティに同伴してダンスを踊ったりクラブで歌ったりと背伸びをするが、数日後、亡き母のアルバムを見ていて梶川の姿を見出すのである。何と梶川は母の昔の恋人であり仕事の為に母を捨てたのであった…。澤井信一郎の監督第3作。[投票]
★3HOUSE ハウス(1977/日)女子高生のオシャレ(池上希実子)は仲良しグループの夢見る少女ファンタ(大場久美子)、勉強家のガリ(松原愛)、空手家のクンフー(神保美喜)、大喰いのマック(佐藤美恵子)、弱虫のスウィート(宮子昌代)、音楽好きのメロディ(田中エリ子)達と夏休みの計画を立てていたが、パパ(笹沢左保)の再婚相手の涼子(鰐淵晴子)が気に入らずに田舎のおばちゃま(南田洋子)に手紙を書いたのだった。そして、夏休みが来て仲良しグループは、おばちゃまの住む羽臼(ハウス)屋敷へと向かったのだが…。百恵の『泥だらけの純情』の併映作として作られた大林のメジャーデビュー作。[投票(1)]
★5摩天楼を夢みて(1992/米)NYの不動産会社ミッチ&マレー社のとある支店の1日。かつては一線級の営業マンだったベテランのレビーン(ジャック・レモン)が出社すると本社から来た男ブレイク(アレック・ボールドウィン)が同僚のモス(エド・ハリス)とアーナロウ(アラン・アーキン)と支店長ウィリアムソン(ケビン・スペイシー)を前にして成績不振を罵倒し始めた。そして月間成績トップの者にはキャデラック、3位とビリには解雇通知が用意されることを伝える。その頃、支店トップのセールスマンのリッキー・ローマ(アル・パチーノ)はバーで1人の男を口説いていた…。92年ベネチア国際映画祭男優賞受賞。[投票(2)]
★3魔術師(1958/スウェーデン)19世紀なかばのスウェーデンの片田舎にフォグラー(マックス・フォン・シドー)が率いる旅芸人の一座が流れ着く。フォグラー他200歳と自称するフォグラーの祖母グラニー(ナイマ・ウィフストランド)や謎めいた助手でその実、男装のフォグラーの妻マンダ(イングリッド・チューリン)達は街道沿いの検問所で取り調べられて恥をかかされる。特に懐疑的な医師エゲルマン(グンナール・ビョルンストランド)はインチキを暴こうと翌日に出し物の魔術を自分たちの前で演じることを強要し、一座はその晩、領事の館に泊まることになったが…。ベルイマンの監督第23作。59年ベネチア国際映画祭審査員特別賞受賞。[投票]
★3サブリナ(1995/米)大金持ちのララビー家のお抱え運転手フェアチャイルド(ジョン・ウッド)の1人娘サブリナ(ジュリア・オーモンド)は次男坊のデビッド(グレッグ・キニア)に夢中になっていたが、所詮は身分違いの恋に傷つくであろう娘を思んばかって、父はサブリナをパリに留学させる。そして日が経ち「ヴォーグ」誌で働きセンスが磨かれたサブリナは美しきレディとなって帰国したのであった。しかしデビッドは仕事一筋の堅物兄貴ライナス(ハリソン・フォード)の策略によりタイソン・エレクトロニクス社の1人娘エリザベス(ローレン・ホリー)と婚約させられていた…。54年の『麗しのサブリナ』を再映画化した95年作。[投票]
★4凱旋門(1948/米)第2次大戦前夜のパリ。ドイツから亡命してきた医師のラヴィッツ(シャルル・ボワイエ)は闇医者として、辛うじて食い扶持を得る絶望の日々を送っていたが、折しもパリに来ている仇敵のゲシュタポの手先、ハーケ(チャールズ・ロートン)を発見し復讐の機会を探る。そんな折り、ラヴィッツは男に振られてパリを彷徨い自殺しようとする女、ジョーン(イングリッド・バーグマン)を救うことになり恋に落ちてしまうのであったが…。『西部戦線異状なし』のレマルクの原作を映画化した文芸大作。[投票]