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水那岐さんのコメント: 更新順

★5パコと魔法の絵本(2008/日)人工甘味料に毒々しく彩られた甘いお菓子を、それゆえに嫌悪する人もいるだろう。だが、この物語の中身は極めてまっとうなハートウォーミングストーリーであり、観客に前を向いて生きることを訴える啓蒙劇ですらある。 [review][投票(5)]
★3ひゃくはち(2008/日)悪音質極まりないホールで観た。それなりに凡なる高校生の煩悩を描くことに力は注いでいるのだろうし、そのあたりは褒めたい。だがまだお行儀が良すぎる。もっと汗と精液に塗れた等身大の高校生を描いて欲しかった。そういう体育会系少年たちへのアンビバレントな感情は頭に燻ぶっている。 [review][投票(1)]
★4雪之丞変化(1963/日)「流す涙がお芝居ならば…」男を捨て去り、かと言って女にもなりきれぬバイセクシュアルの絶対性とエロティシズムは長谷川一夫の独壇場。男も女も手玉に取り、小林節雄のキャメラの中では若尾文子すらも凌駕する美貌の女形に化ける長谷川に、映画的存在の昇華を見る。[投票]
★1人のセックスを笑うな(2007/日)途中脱落。確かに仰るとおりだ、人のセックスどころかベタついた日常生活など観たって、笑えもしなけりゃ泣けもしない。ましてそこに故意の観客を退屈のうちに自らの世界に引きずり込む仕掛けなど仕組まれたところで、ノれたものではない。とりあえず自分にとっては無用の作品。[投票(4)]
★1たとえ世界が終わっても(2007/日)作為的といえばここまで作為的な作品は滅多にあるものではない。監督は己のテクニックの総てを観客の涙を搾り取るために尽くす。自分はおかげでかつてない不愉快さの手の上に我が身を転がされる思いを味わった。[投票]
★4クォ・ヴァディス(1951/米)スペクタクル・シーンはCG全盛の今では大したことはないにしろ、いくつもある愛情の描き方の妙には唸らされた(ネロやペトロニウスにすらロマンスがあるのだから!)。しかしストーリーは強引だ。ロバート・テイラーの変心は果たして必要だったろうか? [review][投票(1)]
★2マライの虎(1943/日)下手な国策映画。大根揃いの役者陣といい、主人が下僕を諭すような倣岸な態度でマレー人に接する日本人の演出といい、シラけさせられるばかりだ。むしろ活劇に徹した『快傑ハリマオ』のほうが何十倍もいいのは言わずもがな。[投票]
★4ダークナイト(2008/米)「正義」に不信を隠しえない時代の「暗闇の騎士」の背中には、所詮現代にその立脚点を持つことのできない道化の悲哀がにじみ出でる。 [review][投票(10)]
★3風と雲と砦(1961/日)戦国時代とは思えぬ、恋に生き愛に死ぬ男たちのラブロマンス劇。しかしイマイチ可愛さに欠けるのは、何処か大人の打算がコソコソ顔を覗かせるからか。もっとこっ恥ずかしいメロメロ時代劇でも充分面白い趣向だと、少なくとも俺は思うけどね。[投票]
★3狂へる悪魔(1920/米)ジキルとハイド』ものでは嚆矢に近い映画であるせいか、人格崩壊の戦慄をまざまざと描き出す後続作品に感じる知的興奮は得られない。ただ敢えて挙げるなら、ハイドと化すことによって変貌するジキルの容貌の変化、そしてハイドの忍び寄る幻覚的前兆としての巨大な蜘蛛のイメージなどの演出が興趣を誘う。ジキルのギリシャ彫刻的美貌は当時なればこその表現か。[投票(1)]
★3カンナさん大成功です!(2006/韓国)歌を忘れたカナリアは、裏の小藪に捨てましょか。これが現代感覚ってものだろう。 [review][投票(4)]
★5スカイ・クロラ(2008/日)今までの押井作品で、ここまで愛せたものはなかったような気がする。基本的に死と生の狭間を垣間見る極めて儚い愛情の物語を、脚本家伊藤ちひろに任せたのは強ち間違いでもなかったろう。 [review][投票(5)]
★1ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発(2008/日)まあ、纏まってはいた。しかし俺が観たかったのは河崎実のこじんまりと纏まったエセ怪獣映画なんかじゃない。コメディアンビートたけしのギララの存在感を吹き飛ばす大復活だったのだ。 [review][投票(2)]
★2二人の瞳(1952/日)偽善的な、支配者アメリカの喜びそうな話。元気な悪童どもが、支配者への隷属のためその天真爛漫さを売り渡してゆく過程は、日本が去勢される様子を立派に活写している。アメリカの最も新しい州の誕生の瞬間である。[投票(1)]
★4音符と昆布(2007/日)ちーちゃんは可愛い。病気でも!…こういう利己的な偏愛ってのは、この病気に苦しんでいる人たちにとって侮辱なのかもしれない。しかし俺は、芸を極めた挙句こころの病人までも愛くるしく演じてくれるちーちゃんに惚れたのであります。 [review][投票]
★4二人でお茶を(1950/米)ドリス・デイの白眉たるタイトル・ソングゆえに、他の曲が霞んで聴こえてしまうが、やはり彼女のノドはどの曲でも絶品。お話は他愛ないが、キューピッド役の叔父さん(S・Z・サコール)と家政婦ポーリーン(イヴ・アーデン)がいい味を出していて棄てがたい。[投票]
★4きみの友だち(2008/日)廣木隆一は流行の難病モノを撮っているのか。そうではあるまい。彼のカラーのひとつに「女性目線」がある。ここに於いて青春期の瑞々しい女生徒たちの言動、行動を廣木は描こうと試みる。自分はその無謀な挑戦を愛し続けているのだ。 [review][投票(4)]
★5百万円と苦虫女(2008/日)世間には苛める人間と苛められる人間だけしかいない。無関心を装うものたちは、既に苛めるほうの側にカテゴライズされているのだ。その中で情けや愛の出まかせに心を揺らすことなく、わが道を行く姉弟。彼女らにこそ人間の成長というものは備わっていくのだろう。 [review][投票(8)]
★3グミ・チョコレート・パイン(2007/日)♪ダーメダメダメダメ人間♪としては、若い頃はマジメに授業を受けながら同時に漫画の道をも目指していて、アイドルやそれを使った自慰にエネルギーを費やすことを知らなかったイイコチャンだったのであります。もちろん卑下です。 [review][投票(1)]
★2ぐるりのこと。(2008/日)「これは映画だ」とか「これは映画ではない」といった言葉遊びは大っ嫌いなのだが、残念ながらこれは自分の観てきた映画の列に、あまり加える気がしない。 [review][投票(2)]