ジェリーさんのコメント: 更新順
桜桃の味(1997/イラン) | 主役は似たような道を行ったり来たりのたくるレンジローバー。ここまで進行がまったりしていると、映画館の座席の座り心地の方が気になるくらい気が散ってしょうがない。。生理レベルで合わないのだろう。 | [投票] | |
トゥルー・ナイト(1995/米) | 老け顔批判があることを承知して言うのだが、ジュリア・オーモンドの美しさにとろんとなっている。もう少しいろいろな映画に出て欲しい女優。 | [投票(2)] | |
家族ゲーム(1983/日) | まじめなふまじめさ。肩肘張らずに見せようとする作りとは、もちろん単なる弛緩ではなく、これを方法論レベルまでにもっていくのにはたいへんな練りこみを要したであろうことを想像させる努力作。 | [投票(1)] | |
エンゼル・ハート(1987/米) | 適役ぞろい。ミッキー・ロークはこの時点で早、最後の光芒を放っているわけだし、何よりもロバート・デ・ニーロの存在感がすごい。 [review] | [投票(1)] | |
野生のエルザ(1966/米) | 主題曲の美しさが今だ耳に焼き付いている。“Born free”、題名もよい。この時代に自然との共生を静かに主張する映画があったということを褒めたいのだが、映画に出てくるライオンは、アフリカで捕まえられプロダクションの檻の中で飼われて一生を過ごすと思うと点は下がる。 | [投票] | |
パリ、テキサス(1984/独=仏) | おしつけがましさのない演出が好ましい。子供の演技がいい。ガラス越の夫婦の会話のシーンは、今まで見てきた中でももっとも甘美で切ない名場面といえる。 | [投票(2)] | |
私は貝になりたい(1959/日) | 戦勝国による審判というしくみの是非を訴える作品でも、被害者意識の塊になって責任を一部に押し付ける作品でも、一億国民すべて懺悔すべきだと言う作品でもない。この映画では、土佐の高知の海がすべてを静かに語る。「加害者になるな」と。 | [投票(2)] | |
ショウほど素敵な商売はない(1954/米) | じわじわと泣かす大河ドラマ。エセル・マーマンの力量に負う所、大。今となってはマリリン・モンローを見たいがために見る人も多いだろうが、彼女はやはりミュージカルスターではなくアクトレスとしての資質のほうが光っている。 | [投票] | |
艦隊を追って(1936/米) | 前半快調だったテンポが後半やたらもたつくので、映画としてのできはさっぱりなのだが、それでも、フレッド・アステア のダンスやらジンジャー・ロジャースの脚線美やら、絶対に忘れられなくなる魅力をもった映画だ | [投票] | |
マトリックス(1999/米) | 気づかないうちに自分を遠くでわしづかみしている何者かの存在。SF映画の王道の主題。映画は目くらましの娯楽であるから、何が真実かよく分からないという状況設定は、本質的に映画にあっている。 | [投票(2)] | |
華麗なるギャツビー(1974/米) | この映画はミス・キャスト。ミア・ファローは程よく上品だが、ロバート・レッドフォードは上品すぎた。このあまりに貴公子然としすぎたギャツビーにはコンプレックスの影が見えてこない。 | [投票] | |
カンバセーション…盗聴…(1974/米) | テープレコーダーがくるくる回るモチーフが、主人公の思考の渦動状態を象徴して、実に純ブンガク的映画だ。知的で根暗なオタクが主役になった映画としては相当古く、この映画の先駆性はそこにある。 | [投票] | |
レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い(1994/米) | 家族の和解と平和のテーマが、肉親同士骨肉相食むややこしいストーリー展開の上で、全く寒々しいくらいに、それこそ水の上に浮かぶ油のように薄汚く浮き上がって見える。もっとこなれてほしい。 | [投票] | |
死刑執行人もまた死す(1943/米) | 俳優を情け容赦なくいたぶるさまはヒッチコック以上。このいたぶり具合は、ナチズムとその時代の非道さの表現と思いきや、その次元をはるかに超えるラング作品の本質だし、まさに魅力である。 | [投票] | |
群衆(1941/米) | キャプラ 作品では群集やマスコミと対峙する善良な主役という構造がキーだが、その主役を演じた二人のうちジェームズ・スチュアートは言葉によって、ゲイリー・クーパーは行動によってという手段の違いがある。 饒舌はあまりゲイリー・クーパーに似合わないものな。 | [投票] | |
激突!(1971/米) | この映画、日曜洋画劇場で淀川長治さんが絶賛したことを思い出す。『ジョーズ』が当たるかなり前だったと思う。無名監督のテレビムービーを買い込んだ局もえらいが、それを手放しで誉めた淀川さんの先見の明にも頭が下がる。 | [投票] | |
ターミネーター2(1991/米) | 「一本道を走ること。それも、映画でしか表現できない猛烈なスピードで」 このシンプルな命題に挑み、大成功を収めた作品。機械の奇態な生命力の表現を前作からも発展的に継承し、すばらしい娯楽作品となっている。 | [投票(3)] | |
ヒート(1995/米) | 期待は否応なく高まったが、見事に消化不良を起こしている。両御大のスケジュールあわせるのに失敗したのか、それとも、全面対決で相手にいいとこ取られてしまうのをお互いが恐れたか。 | [投票(1)] | |
散り行く花(1919/米) | 自分の指で口元を動かしてほほえみの表情を作るところ「嘘だろ」と思うが、リリアン・ギッシュ のリリアン・ギッシュ 性を見事に表現したシーン。人形と人とのアンドロギュノス。映画ならではの人物造詣の最初の到達かもしれない。 | [投票] | |
プリティ・ウーマン(1990/米) | ラブ・コメというジャンルの代表作の1本。既に神話的な『或る夜の出来事』と同様の仕掛けがここにある。つまり、 [review] | [投票] |