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よだかさんのコメント: 更新順

★3HERO(2002/中国=香港)無名、残剣、飛雪、長空。彼らを遠い存在に感じたのは「かくあるべき自分」という自己の信念をさしたる葛藤もないままつらぬいている強さゆえなのか。 [review][投票(10)]
★3ゴースト・オブ・マーズ(2001/米)B級テイストで肩も凝らずスカッとする。[投票]
★4es [エス](2001/独)模擬刑務所という特異なシチュエーションにもっと絞った展開のほうが、より強い閉塞感を味わえておもしろかったかな、というかるい物足りなさをおぼえた。しかし置かれた社会状況下にいかにひとの人格が左右されるか、その危うさはおもしろい。[投票(2)]
★5猟奇的な彼女(2001/韓国)強気の女と弱気の男という組み合わせ自体そうめずらしくないが、ここまでくどいと限界点を突きぬける痛快さを感じる。さらにそこに笑いと泣きのラッシュをかけられたら動揺しないわけにはいかない。 [review][投票(1)]
★4ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)否定にはじまり肯定に至った稀有なる痛快さ。 [review][投票(3)]
★4めぐりあう時間たち(2002/米)圧倒的な何かの前に崩れ落ちる男の明確な絶望と違い、何気ない日常の中で少しずつ虚無に覆われていく女の微妙な心情は理解しづらいが、彼女たちの自己の存在に関わる心の発露、その切実さは重く伝わってくる。[投票(1)]
★3ターミネーター3(2003/米)話の基本構造を踏襲しそれなりにまとめてはいるが、臨界点に達したサラ・コナーの悲壮感が物語に緊張感を与えていた前作を思うと、彼女の不在を補って余りある要素が今作には見受けられず、どうしても物足りなさが残る。[投票(2)]
★5たそがれ清兵衛(2002/日)多くを望まず、ただ“生活”を欲する。その何気ない日常の尊さを清兵衛と共に噛みしめる。時代劇でありながら、価値観が揺らぐ現代の葛藤をシンクロさせたそのさじ加減が絶妙。陽水の主題歌も心に染みる。[投票]
★4シカゴ(2002/米)現実と舞台との切り分けがうまくて違和感がない。そしてとにかくあの人もこの人も悪徳満載で、それを高らかにしてカラッと歌い上げる様は爽快でじつに楽しく、サビが頭の中でリフレーン!サントラ欲しくなる一本です。[投票]
★3ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001/米)家族は個々にキャラ立ちしていて素材は良いのに、全体とおしてみるとなんとも薄味で、グッとくるところがさっぱりない。[投票(1)]
★3マトリックス リローデッド(2003/米)ハイウェイでのトリニティーのバイク逆走シーンはすばらしい。しかし身を乗り出すように見入ったのはそこだけだった。[投票]
★4生きる(1952/日)嗚呼、あの小役人たちにちっぽけなちっぽけな自分の姿を見るのです。[投票(1)]
★4レネットとミラベル 四つの冒険(1987/仏)何気ない出来事に着目して、鮮やかにその人間性を浮き立たせる様はなんとも小気味がいい。どんなに平凡な日常でも退屈している暇なんてないのかもしれない。[投票(1)]
★4アイズ ワイド シャット(1999/米)キッドマンや屋敷の仮面ヌードより、貸衣装屋の娘の視線の方が断然エロティックだ。[投票(1)]
★4木と市長と文化会館 または七つの偶然(1992/仏)こんなにも軽やかにしゃべり続ける映画というものを観たことがない。政治にしろ恋愛の話にしろ現実的でありながら、どこかふわっとして地に足がついていないのだが、それでいて軽薄さがなく実に清々しいのだからたまらない。[投票(3)]
★4ワイルド・アット・ハート(1990/米)あらゆる登場人物が限界ぎりぎりだが、中でもあの学芸会の仮装のような白い魔女は群を抜いている。[投票(1)]
★4サイダーハウス・ルール(1999/米)トビー・マグワイヤの最後の台詞がいい。ぐっときた。[投票]
★4シャイニング(1980/英)現象だけを捉えた、原因を明示しないことの不安感。[投票]
★4ペパーミント・キャンディー(1999/日=韓国)甘くないヒリッとした感触。時間を遡っていくほどに純度を増す明日への希望を目の当たりにして心がうずいた。[投票(1)]
★4エド・ウッド(1994/米)成功より失敗から、デキる人よりデキない人から、名作より駄作から学ぶ事は数多い。優勝劣敗の世界で、実らなかった最低監督の情熱に対する、ティム・バートンのただの甘言で収まらない賛辞に顔がほころぶ。[投票]