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Linusさんのコメント: 点数順

★3めぐりあう時間たち(2002/米)何故、女たちが〈空虚〉なモノを抱えたのか、抱えざるをえないのか、 その答えがまるきりわからない。この映画は、あくまでも男側の、知識や論理を駆使して作った〈時間〉の細密画だ。女の空虚さは、もっと感覚的な モノだと思うし、そういう物語を見たかった。[投票(5)]
★3蜘蛛巣城(1957/日)何を喋っているのかわからないのに、どう評価すればいいのだろう? 画面の力は買うにしても、聞き取りづらさを狙ってやってるわけではないとしたら、完璧主義者な黒澤にしては、大失態をおかしたと思う。[投票(5)]
★3限りなく透明に近いブルー(1979/日)村上龍氏は「溢れる才能があるから書くのではなく、心にあいた穴を埋める ために書く」と以前述べていた。虚無感を埋める行為が作家の衝動であり、他人から見れば才能豊かな人も、本人にとっては常に限界を感じているのが悲哀のような気がしてならない。[投票(4)]
★3ロスト・チルドレン(1995/仏=スペイン)作家の偏愛する世界に入りこめないと、映像美はただのナルコレプシーに。 [投票(4)]
★3エレファント(2003/米)じゃぁさ、映画ってなんなわけー? と見終わった後、ただそう思った。ドキュメンタリー風に見えるフィクションに価値ってそんなにあるのかなぁ。まず主題である“狂気”がどこにも見当たらない。そして内容もビジュアルも、キレイキレイに纏めすぎ。 [review][投票(3)]
★3エリン・ブロコビッチ(2000/米)出だしの公害問題を発見するのは良かったとしても、その後、主人公が、 何もやっていないことが、ミョーに気になった。〈美人で胸がデカイ〉でのしてく女。けれども、 [review][投票(3)]
★3どん底(1957/日)見所は、どん底ゴスペラーズによる歌。「トントンちきめ とんちきめ コンコンちきしょう こんちくしょう 地獄の沙汰も金次第 トントンツクツク トントンツクツク 仏の慈悲も金次第 こちらはオケラだ スッテンテン 小判も雨でも降ればいい」…ハマリそう。[投票(3)]
★3シンドラーのリスト(1993/米)ナチやユダヤ人に対して考えさせられたという感想よりも、 ただ釈然としない曖昧さが残る。ちょっと、ヨーロピアンな映像に 騙されてませんか?(辛辣でゴメン) [review][投票(3)]
★3萌の朱雀(1997/日)萌える緑。橋口譲二の写真集のような映像。市井で暮らす人の顔には、 役者には演じきれない物語がある。ETVの河瀬直美特集を興味深く見たが、 この映画には、彼女らしさ(きっと人間が好きなんだろうな)が溢れていた。[投票(3)]
★3ホテル・ニューハンプシャー(1984/米)「この世で与えられるあらゆる機会をとらえること。たとえ機会が多すぎてもだ。いずれ機会はぱたっととまってしまうもんなんだからな(原作のセリフより)」チャンスって言っても打席に立てるくらいのチャンスだよ。たった1回のチャンスでヒットが打てるぐらいの実力は身につけておいて、と言われたことがある。心に刻もう。[投票(2)]
★3ミスティック・リバー(2003/米)親であること子であること。半径3メートルの愛。偶然が連鎖して引き金をひいてしまう犯罪。強い者はどこかしら優越感に浸り傲慢で、弱い者は何故か卑屈で挙動不審。だから人間に関わりたくないんだという厭世観。それでも人間を知りたいんだという欲求。 [review][投票(2)]
★3砂丘(1970/伊)前衛…としか言いようがない。しかし何でこんなシンプルなストーリーに一流どころが5人も脚本に噛んでんの? アントニオーニの妄想でいいやん。(笑)絶対、大麻パーティーの雑談からできた映画だな。テーマは、ハシシ娘の爆発力はちょっと違う?[投票(2)]
★3テルマ&ルイーズ(1991/米)「警告! 車の助手席に天然ボケを乗せるべからず。ワイルド・ターキーと 化学反応を起こし、厄病神に変身する恐れあり」アメリカの田舎町では、 こんな標識が人知れず立っているそうである。(ウソ)[投票(2)]
★3ブロウ(2001/米)父と息子、父と娘、親子の関係は連綿と続いていく。母のヒステリーを嫌悪しながら、ヒステリー女を選んじゃう息子。きっと娘はダメ男と 結婚しちゃうことでしょう。もうちょい味を良くして貰えれば、アダルト・ チルドレン映画として美味だったんだけどね。[投票(2)]
★3ワイルド・アット・ハート(1990/米)なんかもう、全てがカッコわる。fuck me と言った後の、女の妙チキリンなステップ。この人大丈夫?と心配してしまった。愛は妄想だけど、ここまでになると迷惑だっつうの。(コメント読後)でも…そうか…これってコメディだったのか。確かに笑ったわ。[投票(2)]
★3少年(1969/日)幼児虐待。子供を食い物にする親って、いつの時代にも存在するのだなぁ・・・。 [review][投票(2)]
★3新宿泥棒日記(1969/日)うわぁ〜。高橋鐵が出てるよ。カンドー。学生時代、高橋鐵の「アブノーマル」(河出書房新社)を読んで衝撃を受けました。・・・しかし、 [review][投票(2)]
★3自転車泥棒(1948/伊)ムカつかれるの覚悟で書きます。泣くどころか、笑いましたよ。だって、不幸コントみたいなんだもん。チャップリンあたりが演じれば、コメディーになったでしょう。[投票(2)]
★3たまゆらの女〈ひと〉(2002/中国=香港)山の上に繋がるロープウェイから街並みを見下ろす。目を射るような水色の街。 ババロアのような柔らかな赤い唇に頬を寄せ、闇を這う風の中で二人で遊ぶ。 列車は遥かな場所まで君を連れ去り、僕は孤独の見え隠れする書庫に座ったまま、 旅の途中の玉響(たまゆら)に想いを馳せる。 [投票(1)]
★3さよならみどりちゃん(2004/日)タイトルである〈みどりちゃん〉が出てこないとこが、とても素晴らしい。きっと女というものは、〈見えない人〉に嫉妬し恐怖に怯え意地になり、はたまた結果一途になる生き物なのでしょう。ユタカの視点がうまく表現できていたら、平成の『浮雲』になったかもしれないのに…。もったいない。[投票(1)]