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寒山拾得さんのコメント: 投票数順

★4三人の妻への手紙(1949/米)脇役に至るまで人物造形が丁寧に施されている。線路沿いで汽車が通るたびに大揺れする民家の描写が見事。[投票]
★2さすらいの二人(1975/仏=伊=スペイン)愛の不毛も、ついに古女房から逃げ回るばかりではスカタンとしかいいようがない。鍍金が剥げた感しきり。[投票]
★3ションベン・ライダー(1983/日)三人組のパフォーマンスが東京キッドブラザーズみたいである。[投票]
★3隣の八重ちゃん(1934/日)現代トーキーのはしりにして、女子高生がいきなり乳比べを始めるとはたまげた。 [review][投票]
★5大統領の理髪師(2004/韓国)「天皇の料理番」みたいなものかと眺めたら全然違った。延々と繰り返される、立てなくなった息子の描写が忘れ難い。プレスコードのなかでの、ギリギリの怒りの表出。[投票]
★3バタアシ金魚(1990/日)どうということのないドタバタ青春物だが、ラストは素敵だ。奥行きのある撮影がとてもよい。[投票]
★3地球の静止する日(1951/米)ファースト・コンタクトの瞬間を宇宙人の背後から撮ろうと、円盤にほとんど脚立をもたせかけているテレビキャメラマンのプロ根性に驚いた。 [review][投票]
★4世代(1955/ポーランド) ウルシュラ・モジンスカがアジビラを撒くシーンが恰好よい。あんなネエちゃんにオルグされてみたい、と想わせる点、本作はとてもリアルで、60年安保の盛り上がりの一端を垣間見た気がする。[投票]
★3出来ごころ(1933/日)終盤に喜八さんがドタバタし過ぎて締まりがない。海だというが、どうみても川だ。[投票]
★4黄線地帯(1960/日)「気持ち悪い男。蛇みたいな目」。冒頭、殺し屋天知茂をみてバーのマダムが呟く。なんという突き放し方だろう。そしてこの蛇、カスバを彷徨いながら、人間になりたいな、とも思う。[投票]
★5戦ふ兵隊(1939/日)漢口入城における死んだ町、太陽の乱反射と教会、砕けた駅舎の描写は生々しくも前衛的。ジガ・ヴェルドフに学んだ亀井の面目躍如。 [review][投票]
★5譜めくりの女(2006/仏)ブレッソンを想起させるピリピリした描写が見事に最後まで持続し、違和感として心に残る。ラストに爽快感を覚えた自分に不信感を抱いた。[投票]
★3東京の合唱(1931/日)高峰秀子が丸出しパンツのうえからお尻を掻いているのには参った。当時七つ。5歳から55歳までの姿がフィルムに残されるとは、人間として記録的であろう。[投票]