★3 | エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2016/米) | キャスティングも良いが、やはりホンと監督(同一人物)がいいのだろう。狙ったものに、きちんと仕上げているようだ、ただ、こんな大学生ばかりではないし、色んな青春もある。それが少し置き去りにされたかなと思う。3.5点 | [投票] |
★3 | FALL/フォール(2022/米) | 文句を付けようと思った幾つかの箇所が、どんどん回収されていく、10分間の凄さ。ただ1つ残ったオープニングの絶壁のシーンの嘘くささは、今から思えば、これが全体を示す一番の伏線だったのかもしれない。3.8点 | [投票] |
★5 | クーリエ:最高機密の運び屋(2020/英=米) | 段々と面白くなる良いホンだ。そして主題曲が良い。又、西の退廃音楽で流れるのは「Let’s Twist Again(‘61)」−好きな歌だ。演技ではカンパ―バッチを見直した。営業マンらしさがよく出せた。営業マンという人種は(私もそうだが)人一倍、根は真面目なのです。 | [投票] |
★4 | 座頭市と用心棒(1970/日) | 練られたホン。市のいつもとは違う遊び心が、楽しい。若尾の少し崩れた姿態が魅力的だ。米倉、更に滝沢がさすがの演技。市と用心棒は、らしくない所も多いが、これが喜八色だろう。ラストは拍子抜けもあるが、悪くはない。 | [投票] |
★3 | ランボー3 怒りのアフガン(1988/米) | 中央アジア山岳地帯は独特の雰囲気がある。今撮影はアフガンではなくイスラエルのようだが、やはりアリゾナなんかとは違う。タイトルが良い。‘怒りの〜。日本人はこれが好きで、公開時は仲間でバカにしたものだが、私は好きだ。原題は‘?’と素っ気ない。
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★3 | 喜劇 初詣列車(1968/日) | 初詣列車というものは登場しない。スキー列車が印象に残る。舟橋のホンは時間がなかったのか、物語は1アイディアの展開のみで、ギャグの繰り返しもしつこく、うんざり。ただ玉緒をはじめてキレイで可愛いと思った。撮影か演出か? | [投票] |
★3 | 天城越え(1983/日) | 小説映画化は映像が勝負だ。本作は宣伝に多用された隧道の写真の真ん中が真っ暗で秘め事を表し、秀逸。がその秘め事を最初の段階で観客に提示したのはどうか。原作未読だが、最後で明らかにする構成の方が良いと思う。監督、田中も話題だったが、ホンが残念。 | [投票] |
★4 | 喜劇 急行列車(1967/日) | 喜劇役者渥美清の魅力一杯。車掌を主人公にするとは!だが、実に素直な良い作品に出来上がっている。マニア男の子登場は予期したが、砂パイプに絡ませるとは見事。渥美が食べるのはザボンだろう。ヒット曲「長崎のザボン売り(‘48)」が懐かしい。 | [投票] |
★3 | 拝啓総理大臣様(1964/日) | 失言池田総理から始まり、大人気だったミスワカサ・島ひろし(天王寺村が大阪弁と相まって凄い!)、TV局、クロンボ、ドサ周り一座、カービン銃台尻殴打事件もあった。まさにシリアスな30年代実録だ。時折寅さんの雰囲気−山田か野村かというより松竹の伝統か?
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★3 | 今日から俺は!!劇場版(2020/日) | 大好きだった漫画。普通の生徒が今日から俺は変わるぞ!と金髪にする最初のシーンが気に入った。最初はとっつき難いかもしれないが、単なるお笑いと割り切ると大いに笑えます―悪者2人は関係なし。清野は存在感無く(失礼)、準の橋本に食われた。大賀は上手い。 | [投票] |
★4 | 21ブリッジ(2019/中国=米) | 見応え十分。ネタは使い古されたモノばかりだが、少しずつ手を加え、撮り方もちょっと変えるとこんなに面白くなる、との証明だ。犯人の言い訳をもっと深堀りすれば、厚みを増したか。 | [投票] |
★3 | 続拝啓天皇陛下様(1964/日) | 1人の男の戦中、戦後の実録だ。確かにこんな人も多くいたのではないか。当時の様子が垣間見られるのが興味深い。
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★3 | 容疑者 室井慎次(2005/日) | 私は、一世風靡〜欣ドン!からの柳葉の隠れファンで、ドラマ‘踊る’を途中から見たのも彼が為だ。室井は口元をぎゅっと締め、足早に歩く、地方大学出(と言っても国立の東北大)だが、すこぶるカッコ良かった。
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★4 | キネマの神様(2021/日) | 100分位でもっとメリハリを・・なんて事は御大89歳には申し上げません。失礼しました!見せ場は落とすことなく、かっちり撮っておられます。さすがです。若手キャストもいいのを揃えている。
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★3 | ブラックジャック(1996/日) | 中々面白い物語。すごい病気を思い付いたものだ。ワインのシーンは見事。劇画調はさほど気にならなかったが、彼はもう少し皮肉屋の方が原作に近いかと。ラストは伏線回収の為か、煩雑になった。すっきり感動的にまとめて欲しかった。 | [投票] |
★3 | 無宿(1974/日) | ブツリ、ブツリと切れる展開が何とも頂けない。高倉は変わり映えしない。勝は勝らしいが、玄造になっているのがいい。梶は女の色々な表情を見せてくれた。彼女が一番、でも悪くはないと思う。主題曲はいい曲想だ。3.5 | [投票] |
★3 | 次郎物語(1987/日) | 職人井出(ホン)の努力は認めるも、撮影、演出がもう1つで、原作におんぶにだっこの作品だ。役者は熱演!さだは好きだが、大河になれない男も多いし、海になれない女は更に多いだろう。良くも悪くも昭和の作品。昭和生まれの観客は俺と一緒に泣いてくれ!3.8点
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★3 | マネー・ピット(1986/米) | 中味のなさを我慢すれば、面白くないことはない。軽い、全く軽いコメディ。ボロいボロい家。この家がマネー・ピット(金食い虫)なのだが、こんな家だったからこそ2人の結びつきが余計に深まったのだろう。そういうことですね。 | [投票] |
★3 | 22年目の記憶(2014/韓国) | 物語は前・中・後に分かれるが、中編が何とも話を無理に作っているようで頂けない。後編のリア王のセリフは良かった―原作通りかは未読なので分からない―し、ともあれ良き人生だったのではないか。 | [投票] |
★5 | 仕掛人・藤枝梅安2(2023/日) | 原作既読だが忘れており、ここ迄踏み込んでいたか?と。それは井上(佐藤)の「殺したいのは・・・」のセリフだ。人の一生なんて、業(ごう)、因果に結局は収れんされていく物なのだろう。梅安と彦の因果話だが、井上が心に残る。彼は狂う程奥方を愛していたに違いない。 | [投票] |