コメンテータ
ランキング
HELP

irodoriさんのコメント: 投票数順

★3女の勲章(1961/日)タイトルとは裏腹に、田宮二郎、森雅之、内藤武敏の俳優陣に強く印象が残る。 [review][投票]
★4ミスター・ロンリー(2007/英=仏=アイルランド=米)衣装や美術の色使いの巧みさ、ファンタジックなストーリーに不思議とマッチする曲選びのセンスに痺れた。 [review][投票]
★4闇の列車、光の旅(2009/メキシコ=米)貨物列車の上に乗って旅している絵だけでグッと来る上、そこから見える中米の、貧困と豊かな自然とが混ざり合った沿線の風景がさらに気分を上げてくれる。これを見れただけでも、この作品を観たかいがあったと思わせる映像。 [review][投票]
★4存在のない子供たち(2018/レバノン=仏)大人達には悲壮感がつきまとうが、子ども達はあっけらかんとしており重苦しくならない。原題が意味する"混沌"としたレバノンの片隅で、逞しく生きている少年ゼインの姿に希望を見る。街中の雑踏で働く子ども達の姿やスラムを空撮した映像など、印象深いショットも多い。[投票]
★4みかんの丘(2013/エストニア=グルジア)感情的に悲劇を描かないことで作品全体から落ち着いた印象を受けるが、それが逆に主人公の胸の内を強く想像させる。短い尺ながら会話のつなぎ方が丁寧で、人と人とが噛み合っていくさまがしっかりと感じられる。そしてラストのシークエンスが見事。 [review][投票]
★3シャイン(1996/豪)お父さんのキャラが強すぎて前半辛くはあったが、後半のデイヴィッドに救われた。Shineってタイトルが良い。だって [review][投票]
★3全員死刑(2017/日)実際の事件の細部をかなり取り入れた内容になっているが、この"細部"がかなり突飛なものであるため演出に違和感を感じてしまう箇所がチラホラ。むしろ、実際の出来事からもっと遠ざけても良かったように思えた。 [review][投票]
★4ヒトラーの忘れもの(2015/デンマーク=独)前半の緊迫感はすさまじく、体に力が入りまくる。飲み食いしながらなんて到底観れない。後半は穏やかなシーンも増え、日暮れ時のやさしい日差しや少年兵の絶妙な表情が安らぎを与えてくれる。 [review][投票]
★4マルクス兄弟オペラは踊る(1935/米)初めて観たマルクス兄弟出演作だったが、面白さに舌を巻いた。品性のある真剣なふざけっぷりは大人の鑑賞に耐える。また、船上のピアノ演奏&ダンスシーンには心が躍った。[投票]
★4あさがくるまえに(2016/仏=ベルギー)ストーリーの強弱のつけ方がユニーク。てっきり臓器提供をする家族の苦悩にスポットが当たると思い込んでいたが良い意味で裏切られた。坂の下り上りが象徴的に撮られているなど、映像面でも見所多数。 [review][投票]
★4アス(2019/米)冒頭の遊園地シーンといい、映像、音楽ともに目を引く箇所は多いが、ドッペルゲンガーの登場以降は役者の演技やビジュアルに意識が持っていかれる。後半、怖さの正体が知れ、やや過剰気味な演出に慣れて話が冗長に感じられてくるも、ラストでそれなりに納得。 [review][投票]
★3秒速5センチメートル(2007/日)子どもが感じる焦燥感や不安をベースに紡ぎ出す、言葉の選び方が出色。だからか、大人になった第3話の魅力が薄く感じられた。[投票]
★3米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017/日)本作で知ったことは多く、学びにはなったが、映画というよりTV番組のように品が良く、カメジロー氏の情熱を伝えきれていないように感じた。話者が一般人のドキュメンタリーだからこそ、撮る側が引き出すべき熱量がもっとあったのではないか。[投票]
★4キング・オブ・コメディ(1983/米)これでもかと繰り出されるデ・ニーロの偏執性に耐え、観たかいがあったと十分に思えるクライマックスでのカタルシス。ストーリー構成も秀逸。 [review][投票]
★3ヒトラーへの285枚の葉書(2016/独=仏=英)映像、キャスト、演出、ストーリーともにうまくまとまっている。が、上品にまとまり過ぎているように感じられて響かず。 [review][投票]
★3昭和残侠伝 死んで貰います(1970/日)健さんの任侠もの初心者として、隠しても隠しきれない、ヒリヒリとした殺気にただただ気圧された。中和してくれる表情豊かなひょっとこの松(長門裕之)の存在は有り難く思えた。[投票]
★3フェイシズ(1968/米)"顔"という映像での外面の押し出しの強さに加え、内面までも惜しげなくさらけ出してくる登場人物に、人酔い気味に陥った。そのなかでジーナ・ローランズは浄化させてくれる存在に感じられた。[投票]
★5ガチ☆ボーイ(2007/日)DVDジャケットデザインのなんとも感や、のっけから漂う大学プロレスサークルの盛り上がっていない感にまんまと乗せられ、「へへ〜ん」と油断して上から目線で観ていたら、見事に足元をすくわれ手に汗握り瞼の裏には熱いものが。[投票]
★4メアリー&マックス(2009/豪)主人公の2人ともスルッと受け容れられるようなスベスベした造形のキャラクターではない。観ている最中はそのザラつきに心が騒いだが、観終わって2人(特にマックス)に惹きつけられていたことに気づく。 [review][投票]
★3彷徨える河(2015/コロンビア=ベネズエラ=アルゼンチン)モノクロの静謐な世界で、無駄なくカヌーを漕ぐ現地の民の姿に惚れ惚れする。ロケーションも良く、映像も素晴らしい。人物の描き方も悪くはないが、含蓄のあるセリフを話し過ぎな気が。[投票]