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[コメント] 群衆(1941/米)
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★3ゲイリー・クーパーの上手くない演技こそが、いかにも素人のジョン・ドゥそのものだったのがよい。現代のネット社会が世論の大きなうねりを生み出すのとまったく変わらに状況に驚き。群集心理の恐ろしさを上手く描いている。キャプラは心底いい人なんだろうなぁ。 (jollyjoker)[投票]
★4唇の傍を絶妙に持ちあげる本作のバーバラ・スタンウィックでもって、ネジの外れた知的な饒舌で物語を転がすコメディエンヌ造形はすでに頂点にある。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4キャプラ作品のスゴさは、その普遍性にある。本作も政治権力の今も昔も変わらない、ずる賢さ、醜悪さをあぶりだす。それと今回はクーパーの演技力に気付いた。仕事のない軽い男が、ラストに信念を持った重い男になっていた!ヒロインの可愛さについては云う迄もない。 (KEI)[投票(1)]
★4フランク・キャプラの「ゴールデン・バランス」をあえて崩したような、ちょっとダークな社会派ファンタジー。迫力のあるシーンの数々はさすが。 [review] (ぐるぐる)[投票]
★4演説したあとの緊張感があってその後、逃避して列車の移動のシーンでちょっと気持ち的に落ち着いたけど、もうちょっと移動というか、開放的な逃避が続いて欲しかった気がしないでもあったり。緊張と緩和の差異によるカタルシスをもうちょっと味わいたい。 (モノリス砥石)[投票]
★4日本のサスペンスドラマで崖が登場するのは、ここからの孫引用ではないかと私は睨んでいます。 [review] (甘崎庵)[投票]
★2マスコミが「偽り」で世間をかき回すのはリアル。ただもう少し映画としての面白味が味わいたかった。 (あちこ)[投票]
★4この個人主義の世の中ではジョン・ドゥや彼の支持者のいう隣人愛よりも大佐のどこかひねた態度のほうが共感を持ってしまう自分であった。 (X68turbo)[投票]
★4現代まで依然として続くマスコミの諸問題を、スタイリッシュに、しかしインパクトを持たせて提起する構成の上手さ。 (パグのしっぽ)[投票]
★4スタンウィックに今一つ納得性が欠ける。ブレナンも使いこなしているとは云い難いと思う。しかし、群衆の前でクーパーが演説しようとしてできないあの雨のシーンは本当に素晴らしい臨場感だ。ラストの市庁舎屋上の場面も特筆すべきスペクタキュラーな造型で瞠目する。フランク・キャプラ作品の中では最も画面に力のある映画だろう。 (ゑぎ)[投票(1)]
★4記事の捏造、やらせ等々現在も変わらず行われている事が描かれており、マスコミによる情報操作の恐ろしさを伝えてくれる作品。 (TM(H19.1加入))[投票]
★4スミス都に行く』や『オペラハット』と作風はかぶる気もするけど、キャプラ監督の作品が好きな人には安心印ですね。それにしても、ゲイリー・クーパーはこの手の役がピタリとはまる。 (shaw)[投票]
★3キャプラ 作品では群集やマスコミと対峙する善良な主役という構造がキーだが、その主役を演じた二人のうちジェームズ・スチュアートは言葉によって、ゲイリー・クーパーは行動によってという手段の違いがある。 饒舌はあまりゲイリー・クーパーに似合わないものな。 (ジェリー)[投票]
★4マスメディアによって捏造される"John Doe"現象は、「偽キリスト」をめぐる寓話でも、当時の欧州のファシズムの風刺でも、そして他人の書いた話を俳優が演じる「映画」の内幕のようでもある。結構シニカルなキャプラ映画。 (OK)[投票(2)]
★3前半、“ジョン・ドー”の唱える精神や支持者たちの登場などなんとなく好きになれない気持ちで眺めていたものの、後半のゲイリー・クーパーの真摯さに心打たれるものがあった。 [review] (なつめ)[投票(1)]
★5いいなあ〜〜。好きだなあ〜〜キャプラ。たまにキャプラものを見ると心が綺麗になった気がする。キャプラ物に難癖付けない自分を心のどこかにずう〜〜〜っともっていたい。 (ニシザワ)[投票(1)]
★4マスコミによって作り出された虚像。それに踊らされる群衆。 ナチス台頭期の作品だけに、一連のキャプラ作品の中でも、特に重いメッセージ性が感じられた。 (AONI)[投票(1)]
★3スミス都に行く』や『素晴らしき哉人生』に比べると、主人公の追い詰められ方が甘いし、救われ方も不満が残る。それ以上に、演出の仰々しさに鼻白らんでしまった。とはいうものの、クーパースタンウィックブレナンがとてもいい。 (動物園のクマ)[投票]
★4「深夜の告白」で悪女を演じたスタンウィックの正反対の魅力にボォッとなってしまった。 (丹下左膳)[投票]
★5ゲイリー・クーパーの純朴な魅力が最大限に引き出された名作。 (黒魔羅)[投票(1)]