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[コメント] おとうと(2009/日)
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★3漱石「道草」系の迷惑話で通すか、矜持ある寅さんの後日談にするか、笑福亭鶴瓶の造形はいずれにも振れず中途半端で印象に欠ける。いっそ民間ホスピスの話にしたほうが興味深かったろうに。プロポーズの件と池乃めだかの大家は好き。 (寒山拾得)[投票(1)]
★4山田映画の総決算というか、二煎じというか毎度お馴染みというか。鉄郎は寅さんだし、小春の結婚はさくらさんの結婚と同じパターン。みどりの家は学校シリーズと同じ視点だ(だとしても悪いとは言わないが)。後、殊更いう事でもないが、 [review] (KEI)[投票]
★4面倒な存在として、常に表から遠ざけられ孤独にされた祖母の結末にこそ注目したい。このよくできた母と娘の家庭を使って何気なく描いていることにハッとする。 (ガリガリ博士)[投票]
★3目に見えた具体的なエピソードが乏しく、感動に至らない。このファミリーなら30年前くらいの方が面白い話(映画)になったのではないかと思ってしまった。 [review] (らーふる当番)[投票]
★3結局はこの弟という存在を観客が如何に愛せるかどうかだと思う。自分は残念ながら彼のことを不快な存在としか思えなかった。叶う筈もないが、彼を渥美清が演じていたらどんなに良かっただろうと思ってしまった。 (tkcrows)[投票]
★2「寅さん」が再現されるかと思ってみていたら、正直がっかりだった。吉永小百合では倍賞千恵子の代わりにはならないし、なにしろ、小林稔侍にタコ社長の代わりはつとまらない。 (PaperDoll)[投票]
★2寅さんは愛すべきキャラクターだったけど、この弟は無理。やはり山田洋次には現代劇より時代劇を撮って頂きたい。 (あちこ)[投票]
★5映画としてはダラダラと長くていまいちだけど、後半はずっと号泣。ぜひ人生のいろいろを経験したあとで見て欲しい。 (stimpy)[投票]
★3披露宴における業者の危機管理は頂けないし、医療従事者への蔑視と加瀬亮を讃える庶民主義も冷酷。しかし否定された技術職の冷淡さが、死神のように場慣れした小日向&石田夫婦のいささか猟奇的な迫力に昇華されたとき、映画は世間の価値観を超える。 [review] (disjunctive)[投票(3)]
★2鶴瓶に魅力を感じない。 (赤い戦車)[投票(1)]
★4あいかわらずの山田節全開。安心してみられる邦画であった。 [review] (ぱーこ)[投票]
★4加瀬が加わったあたりから面白くなるね〜。あとパンフレットでの鶴瓶さんの意外と客観的な目にビックリした。 (takasi)[投票]
★5あたりまえのことがあたりまえに描かれてゆくのを眺めていただけなのに、気付いたら涙が幾筋も頬をつたっていた。 [review] (TM)[投票]
★2若い2人やホスピス周辺など多くの点描される脇キャラは相変わらず素晴らしいが、肝心の鶴瓶が可愛くないのが救いがたい。それを又今更の寅次郎のトレースとして出す山田には慢心した権威臭さえ感じた。シスコンのダメ男に向き合う覚悟の欠如。 (けにろん)[投票(1)]
★4こういう言い方をすれば失礼かもしれないが、見ている間、昔見たイタリアのネオリアリズム映画を思い出していた。庶民の話である。どこにでもありそうな話である。そんな小さな、風が吹くと散っていきそうな話である。でも、 [review] (セント)[投票(4)]
★3負にまみれた悔悟と、それに気づかなかった優位者の悔悟の話しである。世間という名の優位者コミュニティから馬鹿にされ、見放され、人生において一度も主役を与えられなかった大衆演劇の役者くずれは、唯一の誇である名づけ親という栄誉を絆に血のつながりを模索する。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★5硬骨漢山田洋次が世知辛い世の中に怯むことなく真っ向から、理想の人情と人生を描いた映画。ささやかな幸せと幾ばくかの後悔をともなって、生きていることについてのまごう事なき実感がある。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
★5加瀬が「ヤッターって思った」ってセリフは使える。同じ状況の皆さん、じゃんじゃん使いましょう。90/100 (たろ)[投票]
★5僕の隣に座った吉永小百合と同年代と思われる女性2人は、やれ「雪が降ってきたなぁ」とか、「あの人、めだかさんやなぁ」とか、観ればわかることをひとつひとつ口に出さずにはいられない人たちだったらしい。そして案の定、泣いたw そういう年代の人たちがメインターゲットの昭和的映画。いや、まったりとしたいい映画でしたよ。(2010.01.21試写会レヴュー) [review] (IN4MATION)[投票(1)]
★5哀切な管楽器のテーマ曲とともに、描かれるべきだった『寅次郎』の終わりが辛く、しかし軽やかに描かれる。その周辺に踊る蒼井優の「始まり」の予感を点景として灯しながら。 [review] (水那岐)[投票(2)]