[コメント] ケープ・フィアー(1991/米)
このデ・ニーロは、「悪役」というより「間違ってる人」である。そして、口が達者な頭が良い「間違ってる人」の見せる「俺は間違ってない」理論が、どれほど強力で不条理か―スコセッシはそこにだけ肉迫する。
その点で、デ・ニーロ&スコセッシは『タクシードライバー』の頃から何の進化も退化もしていない。ただ、標的が「社会」から「家族」に替わっただけなのだ。まったく。
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