★3 | はっきり云って内容−スクリプト的には全く好きになれない作品だが、形式というか技巧的には、かなりよくやっていると思う。長編映画デビュー作としては大したもんじゃないでしょうか。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | 冒頭の不可思議なエピソードから、妹の留置場へと、主人公周辺で事件が始まるように見えたが、全く別のストーリーが『市民ケーン』形式で展開する。斬新だ。切ない因果応報談には曇天の選択が似合う。旬の俳優に無理目の年代を演技させて違和感がない。 (ジェリー) | [投票] |
★0 | 嫌な作品だ。愚行と言いながら扇情的作品に仕上げ、世の中そんなものだと悦に入っている作家、映画製作者、マスコミ、社会。事実は小説より奇なりというが、こんな現実が有ってたまるか。ひかりは‘愛のむきだし’からのファン。こんな作品で賞を取らなくて良い。 (KEI) | [投票] |
★3 | 親ガチャ階級制からなる羨望・嫉妬・やっちゃる感を延々と見せられる、、、「人よりいい生活をしたい、しているか」といったもんを比較対照しなければ自我を満たせない人間から産まれてくる子供の幸福度は裕福な家庭どうこうとはまた別問題だ。利己的・合理的やら虚飾がアドバンテージとなる社会においてのあのラスト。遣りきれない。 (クワドラAS) | [投票] |
★5 | 「パンが無ければお菓子を食べれば良い。」と言ってしまえる無自覚な傲慢/愚行は誰にでもあるのだ。
内部/外部、正規/非正規、管理職/組合員・・・優位なネットワークの内にいる者はその権益に無自覚或いは
気付かないフリをし、好きで得たものでは無いとまで嘯かせる。 [review] (Soul Driver) | [投票(1)] |
★5 | 原作未読。直截的な描写はないのに、カンバセーションとモノローグだけで起こった事実を具体的に想像させ、補完させてしまう登場人物たちの演技力に脱帽。また、観終わった後にいろんなことを匂わせる脚本も秀逸。最近観た中ではトップクラスの不気味な余韻と後味の悪さ。そしてもしかすると......(追記は後日原作を読んでのものです) [review] (IN4MATION) | [投票(1)] |
★5 | なんか永遠と這い上がれない世界の現実を突きつけられて、どこかできれてしまう。そこを軽くえぐる。ただ軽くなんだ。ストーリーが重いのに軽い。人物描写なのか、強引さか。 (kirua) | [投票] |
★3 | こういう使い方でしか形にならない妻夫木は相当問題だが、この作品に関してはそういう事で。話自体はどうしようもない人々のどうしようもない(まさに)愚行録で、驚きや悲しみがどうこうというよりは日本人のどうしようもなさに低く唸るのみ。☆3.5点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | 学内ヒエラルキーに囚われた人々を描くが相対化させる一般人が不在で気持ち悪い。胸糞悪い連中を殺すのは良しとしても、その気持ち悪さを映画はもうひとつの要因で上塗りし物語は有機連鎖しない。愚行の事象が並列配置されただけだ。画面繋ぎは高度に意識的。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 画面に温度(温もり)のようなものがあるとすれば、過去は常温で、現在は徹底した低温、いや脱温で描かれる。撮影監督ピオトル・ニエミイスキの無機な質感と大間々昂の不穏な旋律が石川慶の脱ウェットな語り口を支え、邦画の悪しき慣習の打破を試みる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★3 | 回想パートに関しては事件に関係のないエピソードも面白いのに、現実パートの魅力が弱いのが惜しい。 [review] (おーい粗茶) | [投票(4)] |
★3 | 最初っから最後まで妙な違和感。今の日本のどこにでも潜んでいる重苦しい雰囲気が産み出す狂気みたいな描き方しているけど、やっぱり特殊な人々で特殊な出来事じゃない?いや、だから映画になるんだけどさあ...。 [review] (K-Flex) | [投票(1)] |
★3 | 見せ方の良さと見せ方の悪さのダブルパンチ。 [review] (deenity) | [投票(1)] |