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[コメント] 半世界(2019/日)
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★3あの些か時代がかった“番長”の少年が、ごく微妙に立居振舞にかもしだす「世界」と「世間」の軋轢の片鱗。それは日常の其処此処に潜在的に遍在していて、むしろ「世界」と「世間」の接点でさえある。物語としては唐突に、しかし映画としてはむしろ然もあろうという仕方で訪れる“出来事”、そして天気雨。つまり何かがズレている。しかしズレているその間隙にこそ人生の断面=物語は束の間露呈し、映画もまた映画になる。〔3.5〕 (ハイタカ)[投票(3)]
★3多くのエレメントが投入されるが有機的に構築され新たな何かを産み出すわけでもない。戦場トラウマやイジメ顛末は陳腐で今更。ドラマトゥルギー無視の主人公の行く末は人生そんなもんだが卓袱台返しの感も。そんな男のバカ話を千鶴が脇で必死に支えてる。 (けにろん)[投票(1)]
★4半世界というか、阪本順治の全世界。帰ってきた阪本順治らしさ。グッとくる映画。池脇千鶴に助演女優賞をあげたい。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★4久しぶりに「男」の、しかも、3人の馬鹿正直な中年男の友情(?)物語だ。ただし、紘(稲垣)の鈍感さも、瑛介(長谷川)のナイーブさも、光彦(渋川)の分別くささも、中学時代から一向に変わっていないようだ。「男」を正直に描くと“男らしさ”とは無縁になる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★340代、50代の声をきき、父親の享年を超えて親父となった男が慄然とするのは、自分が父親とは似ても似つかないちっぽけな大人になっている事実に向き合うことだ。世界ではなく世間としか向き合ってこなかった自分が、いつしか息子にすら追い抜かれていないかとの恐怖は、あるいは人生の終幕にしか拭えないものなのか。戦慄は稲垣なればこそ倍加する。 [review] (水那岐)[投票(1)]