★3 | 原作既読。舞台を東京から大阪へ移し、井伏のユーモア、ペーソスを藤本+川島ワールドの猥雑さが蹂躙している形だ。換骨奪胎とはいうが、本作は全く別物になっている。逆に言えば、ここまでよく変えたものだと褒めたくもなる。が、私は嫌いだ。 (KEI) | [投票(1)] |
★3 | 技術的には川島喜劇の頂点のひとつであり、今に至るまでこのテクは超えられていないだろう。しかし盛られた話は単調で笑いに乏しいし、クールなフランキーは『幕末太陽伝』の二番煎じで冴えない。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★3 | 何とも下世話で騒々しい映画だ。何でも屋(フランキー堺)の無節操な良心(=生きる活力)が、下界に渦巻く食欲、情欲、金品欲、出世欲を純化して、通天閣を一望する夕陽ヶ丘の奇怪なボロ屋敷に吸い寄せる。丸裸にされた欲望は滑稽だ。これはそういう喜劇だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | まだ空いてたら入ります!! ぼくもツンツン! [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | 登場人物が奇人変人ばかりの川島作品の中にあっても、本作はさらに頭ひとつ抜きん出ている。[ラピュタ阿佐ヶ谷] (Yasu) | [投票] |
★4 | あんな貸間には住みたくない。しかし、フランキー堺も去る事ながら、清川虹子と浪花千栄子の競演って強烈だな。['03.9.3ラピュタ阿佐ヶ谷] (直人) | [投票] |
★5 | これが生きるってことだ!!これがシネスコってもんだ!!! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | 作劇術、の前に川島の不可思議な室内空間の作り方・作場術が見事に発揮されている。 (動物園のクマ) | [投票] |
★3 | 川島雄三の人間喜劇は起承転結を物語ることよりも「その場のその人々の間に流れる空気」を伝えることに重きを置いているのだ、ということがとても良く解る作品。フランキーと淡島の間に流れる空気の濃密さに(森繁贔屓の)俺は嫉妬してしまった。 (町田) | [投票(2)] |
★3 | 何も考えずに観ればそれなりに面白いが、全体としては発散し過ぎ。だがそこがこの映画の売りなのでしょう。 (熱田海之) | [投票] |
★4 | 屋内に沢山の人物を出入りさせる川島演出は狭いシンプルな空間を舞台にしていることで『しとやかな獣』が際だっているとは思うが、この『貸間あり』は複雑怪奇な空間を舞台にしたことで川島のテクニックが存分に発揮されている。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | 淡島千景の関西弁がもう少しなんとかなっていれば…。 (みそしる) | [投票] |
★5 | 今年宝塚映画祭で見た。脚本を書いた藤本義一が講演していた。作品は驚くべき贅沢な俳優。美術もしっかり。若いときの一流俳優を見て感じ入る。これがけなされていたのが全く分からない大傑作です。 (セント) | [投票] |
★4 | さっぱりわからん。ただ、ひとつひとつの小話のディテールにこだわって観る方法をお薦めする。するとなにか変な残尿感(!?)が残る。 (takud-osaka) | [投票] |
★4 | フランキー堺の「今日はツンツン」がなんだかえっちでいいワ。
(movableinferno) | [投票(1)] |
★4 | 「サヨナラだげが人生だ」が、まるで落語のオチのようだった。 (くたー) | [投票] |
★2 | “花に嵐のたとえもあるがサヨナラだけが人生だ” [review] (G31) | [投票] |
★4 | 喜劇人たちが職人芸で火花を散らすのは観ていて気持ちいい。
それにしてもこの脈絡のなさ、シュールさ、さすが川島。 (さいもん) | [投票(2)] |