太陽と戦慄さんの人気コメント: 投票数順(11/21)
人気コメント | 投票者 | |||
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PERFECT DAYS(2023/日=独) | ヴェンダースさんにありがとうと伝えたい。 [review] | ゑぎ | [投票(1)] | |
アリスの恋(1974/米) | 友達みたいな関係性の母子とイカれた周辺人物たち。ハッピーエンド風だが実際はそうとも思えないような帰結。敵対してた相手と仲良くなる展開も、それぞれのマトモじゃなさが際立つような描き方で妙に可笑しい。女性映画を撮ってもスコセッシはスコセッシ。 | けにろん | [投票(1)] | |
トラック野郎・望郷一番星(1976/日) | 梅宮辰夫が野生のクマみたいで迫力ありすぎ。殴り合いの最中にカチコチの冷凍状態になってしまう文太と辰ちゃん。登場人物も全員アホなら演出もアホだ。ガキを引き連れてのトルコ風呂は今の倫理観だと完全アウトな表現だろう。ある意味貴重な映像と言える。 | けにろん | [投票(1)] | |
もののけ姫(1997/日) | 登場人物の行動原理が不明瞭・・・なのは以降の作品もだが、本作は堅苦しい作りで退屈。黒澤時代劇にも通じる世界観は悪くないものの、ギラギラ感や泥臭さが皆無な宮崎には物足りなさを感じる。この人が扱う自然との共生みたいなテーマはあまり響いてこない。 | けにろん | [投票(1)] | |
草原の輝き(1961/米) | 親からの抑圧による鬱屈を恋する2人が各々に背負ってしまったことによる不幸なすれ違い。貞操観念を過度に植え付けられてきたナタリー・ウッドが壊れていくプロセスには説得力を感じる。彼女の錯乱演技と美しい撮影が鬼気迫る印象を与える滝のシーンが凄い。 | けにろん | [投票(1)] | |
レッド・ロケット(2021/米) | 現状からの脱却願望と少女への欲望に突き動かされたクズ男を、悲惨さの中にもどこか可笑しさを見出すような語り口で描くところが町田康の小説にも通じる素晴らしさ。底抜けにダメな奴というのはどこか憎めない愛嬌がある。ストロベリーもエロくて最高。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
ぺトラ・フォン・カントの苦い涙(1972/独) | 憎悪と表裏一体の激しすぎる愛情。女主人公ペトラが一人の女に執着するあまり精神崩壊していく様子が、電話を待つシーンを筆頭にとことん痛々しく描かれインパクトが凄い。喋らない使用人の存在も謎めいており、彼女にズームしていくカメラワークがまた異様。 | ゑぎ | [投票(1)] | |
パーマネント・バケーション(1980/米) | 路上演奏するサックス奏者との会話の後主人公がその場を去っていく一連のショットの美しさ。良い画が撮れる監督であることは了解するが、なんかもうちょっと面白い映画が見たいってシンプルに思う。スカした登場人物にイマイチ好感持てないのも苦手の要因か。 | けにろん | [投票(1)] | |
イチかバチか(1963/日) | ハナ肇が最初から胡散臭く、いかにも何かありそうと思わせるものの展開にサプライズは希薄。なんとなくいい話に収束するのは微温的とも言える。ただ終盤の演説バトルが突出した迫力ある画面で、群衆描写が異様。物語と演出に乖離がある感じで不思議な遺作だ。 | けにろん | [投票(1)] | |
トラック野郎 御意見無用(1975/日) | この猥雑な画面の中で繰り広げられるのは誤解やミスを起点とした意外にも本気の純愛ドラマ。お京(夏純子)と千吉(湯原昌幸)のエピソードはとりわけ感動的。登場人物が馬鹿ばかりでもそんな彼らに対する作り手の共感を根底に感じるからこそ泣けるのだ。 | 寒山拾得 | [投票(1)] | |
宇能鴻一郎の濡れて打つ(1984/日) | とことんバカバカしいけど後味が良く爽やかな青春コメディの佳作。ポルノとスポ根という組み合わせをしっかりギャグに昇華しており見事。天然キャラが炸裂する山本奈津子のモノローグが味わい深く、肉棒注射というワードチョイスには爆笑した。 | 寒山拾得 | [投票(1)] | |
少女暴行事件 赤い靴(1983/日) | 非行に走る無気力な少女少年たちを描きながら映画はまったく無気力な作りではなく、彼らの怠惰な生を瑞々しい映像で切り取っている。セックスシーンにさえ常に不吉な予感が漂い、悲劇的なラストへと徐々に近づいていく。虚しさが余韻として深く残る衝撃作。 [review] | 寒山拾得 | [投票(1)] | |
アシャンティ(1978/スイス=米) | 人身売買という社会の闇を描いてるが切迫感はこれっぽっちも伝わってこない。壮絶だった『マンディンゴ』のたった3年後の作品なのに、このフライシャーの腑抜けっぷりはどういうわけなんだろう。そもそも何が売りでどのへんが見せ場なのかさえ不明な謎映画。 | けにろん | [投票(1)] | |
怪異談 生きている小平次(1982/日) | 尺を80分足らず、登場人物を3人のみに抑え簡潔極まりない内容だが、撮影はセットもロケもこれぞ怪談映画という雰囲気が充満しており緊張感が緩まない。低予算ながらも拘るべきところにしっかり拘り、みすぼらしさをまったく感じさせない映画作りは見事だ。 | pori | [投票(1)] | |
八月の濡れた砂(1971/日) | 嫌がって抵抗する女を無理矢理・・・って感じの性描写が一箇所ぐらいならまだしも最初から最後まで続いてさすがにウンザリ。こういう無軌道青春映画が『狂った果実』あたりからの日活の得意ジャンルだったことは了解しても、肝心の面白さはまったく理解不能。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
風と共に去りぬ(1939/米) | 前半はモブシーンを奥行きのある豪華な画面で見せていて南北戦争の描写の迫力なんか凄いが、後半はダレる一方。スカーレットが嫌な女であることは別にいいとしても、長々と時間かけたわりには周辺人物が不幸に見舞われていく展開が駆け足で雑に感じる。 [review] | 寒山拾得 | [投票(1)] | |
日本春歌考(1967/日) | 様々な対立図式が示されているのだが、それを『日本の夜と霧』のような難解な政治用語じゃなく歌によるバトルで描く手法が面白く、アンゲロプロスにも影響を与えたはず。後半になるにつれ理解不能な次元に突入していく破綻気味の展開が堪らない。 [review] | けにろん | [投票(1)] | |
愛のコリーダ(1976/日=仏) | 性愛に耽溺し世間と隔絶していく主人公2人のみにフォーカスし、そのいくとこまでいくという描写の力で引っ張る。女に身を捧げひたすら消耗していくかのような藤竜也が醸し出す男の色気。演じるのが彼でなければこれほどの説得力は生まれなかっただろう。 | 水那岐 | [投票(1)] | |
白薔薇学園 そして全員犯された(1982/日) | 過激な設定のわりには陰惨というほどじゃなく、どこかごっこ遊びのような脳天気さが漂う。だがそこも含めて嫌いじゃない。とにかく先生役の三崎奈美は美しくてグッとくる。ポルノとして一つの方向性を示し、やるべきことやってる映画ではあるだろう。 | けにろん | [投票(1)] | |
地獄(1999/日) | 時代を切り取った映画とは言えるが、中途半端にマジメな作りのオウム編が再現ドラマ並の凡庸さで、監督独自の視点みたいなものがあるでもなく、ただただつまらない。ラストだけは笑えるがカルト作家と持ち上げられた結果がこれかと思うと悲しい空疎な作品。 | 寒山拾得 | [投票(1)] |