ガブリエルアン・カットグラさんのコメント: 投票数順
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964/英) | テロップは謳う。「このような事故は絶対に起こらないと合衆国空軍は保証する」…と。その「保証」と本篇との間の絶望的なギャップの大きさ…これこそが真のブラック。この時既に、全世界は発狂していたに違いない。 | [投票(20)] | |
ターミネーター(1984/米) | 製作当時、シュワルツェネッガーにこの役を充てるというのはかなり斬新な発想であった…と思う。 [review] | [投票(20)] | |
スター・ウォーズ(1977/米) | 「THE END」で幕引きの昔の映画と、本編終了後延々と続くエンドロールの現在の映画。そのターニングポイントとなったのが本作。公開当時、冒頭で登場する宇宙戦艦の迫力のみならず、エンドロールの長さにも観客は驚いたそうだ。 | [投票(18)] | |
雨に唄えば(1952/米) | 昔、TVが言った。「雨が降れば傘をさす。規則とはそういうもの」と。ならば、雨の中を楽しそうに唄い踊るジーン・ケリーに、その様な規律からの自由な逸脱を見出してもいいだろう。 | [投票(16)] | |
激突!(1971/米) | 突如、不条理な暴力にさらされた平凡な男の必死の逃亡劇。だが、そこには… [review] | [投票(15)] | |
俺たちに明日はない(1967/米) | 誰にだって明日はある。ただ…何が起こるかわからない灰色としての「明日」と向き合う勇気がないために、あらかじめ真っ黒に塗りつぶしておかないと「今日」を走り抜けることさえできなかった者達がいる。それが、アウトロー。…臆病者のことだ。 | [投票(13)] | |
シャイニング(1980/英) | 原作者のキングには不評とのこと…まさにモーツァルトを目の当たりにしたサリエリの如し。…人里離れた巨大ホテルに充満した「空気」をいつのまにか観る者の胸いっぱいに吸わせているキューブリックの手練。…やがてそれは「狂気」へと…。 | [投票(13)] | |
ビューティフル・マインド(2001/米) | もし彼が… [review] | [投票(12)] | |
ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999/米) | 「想像力」と「純粋な好奇心」を観る者に要求する野心作。両方に自信のある人は、他で類を見ない恐怖を体験できるだろう。 | [投票(12)] | |
許されざる者(1992/米) | 「許されざる者」とは誰のコト? [review] | [投票(12)] | |
ゼイリブ(1988/米) | このコメントも、じつはこう書かれているのかもしれない…「VOTE(投票せよ)」と(笑)。 | [投票(11)] | |
ソナチネ(1993/日) | 「ソナチネ」…それは、ピアノの練習曲。ではそれはなぜゆえの練習なのか…いつまでも練習を続けることが出来る…どこか幸福な予感を孕みつつ淡々と過ぎていく沖縄の日々と、突然の本番。抑制された暴力と、マシンガンの発射光の照り返しがただ美しい。 | [投票(10)] | |
シンドラーのリスト(1993/米) | やれることをやってしまった「狂気」がある。やれることを実行に移した「勇気」がある。…そして、忘れてはならない「赤色」がある。 | [投票(10)] | |
スター・ウォーズ ジェダイの復讐(1983/米) | 白→灰色→黒。ルークの成長が服装で表現されている点に注目したい。…染まりつつも信じる心を捨てないルークと、それを見つめるダース・ベイダー。あるいはベイダーは泣いていたのかもしれないが、仮面をつけたままでは涙を拭うことすらできないだろう…。 | [投票(9)] | |
マーズ・アタック!(1996/米) | 「傑作選」より:最高にきゅ〜とでお茶目な火星人っ!巨大ロボ・ボーリング・記念撮影・ゴジラ・ケンカ…はては大粒の涙までっ!…大挙出演する豪華スターのマジメな熱演(笑)もいいっ!だがやはり嬉しいのはUFOっ!あっワーナーのロゴにも(笑)っ! | [投票(9)] | |
2001年宇宙の旅(1968/米=英) | 「映像が文学をレイプした作品」とSF作家のレイ・ブラッドベリは語った。それは、文学の「敗北宣言」。…宇宙が無限であるが如く、この作品もまた、無限…モノリスが導くのは、果てしなく広がる創造的宇宙への壮大なるオデッセィ…答えは、いらない。 | [投票(9)] | |
ハンニバル(2001/米) | 最大の見ものはレクター博士のイタリアでの優雅な隠匿生活。だが、舞台がアメリカに移った後のトーンダウンは致命的。…「あの」原作をそのまま映像化するのは不可能だとしても、どうしても描いて欲しかったエピソードがひとつだけある。それは… [review] | [投票(9)] | |
時計じかけのオレンジ(1971/英) | じつに不思議なタイトルである。「時計じかけ」はともかく…何故ゆえ「オレンジ」?時計じかけだから腐らないしかじらなければその正体もバレはしない。だが…食べられないオレンジに何の意味がある?無機物化した有機体に対する痛烈な皮肉。 | [投票(9)] | |
E.T.(1982/米) | ほぼ全篇に渡って、カメラ目線が低いことに注目したい。これは、子供の目線…そして、E.T.の目線を意識した演出だと思う。 | [投票(9)] | |
GODZILLA/ゴジラ(1998/米) | 『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が、来日時の記者会見で「この映画の失敗をアメリカ国民を代表して日本の皆様にお詫びします。」と語ったそうです…でも詫びられてもなぁ。 | [投票(9)] |