★4 | 自転車泥棒(1948/伊) | ある婦人が家の窓から向かい側の家をそれとなく眺める。会話中の警官が目に入る。すかさず家の窓をぴしゃりと閉じる。 [review] | [投票] |
★3 | ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003/日) | 大怪獣総攻撃では強く原点回帰を匂わせていた。それに比べると今作は娯楽一直線。単純に楽しませようという、単発的でありながらも情熱の伝わる場面がいくつかある。 [review] | [投票] |
★3 | ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001/日) | 原点回帰 [review] | [投票] |
★3 | 男たちの挽歌 II(1987/香港) | 闇社会に身を投じたことが足かせとなる様を描いていたのは前作。続編において一作目の存在が足かせと化すのを体現したのがこの映画だ。 [review] | [投票] |
★4 | メトロポリス(1927/独) | 単純なプロレタリアものかと思えばそうでもない。説明を省いているわけでも支離滅裂なわけでもなく、純粋に厚みのある内容なのだと思う。 [review] | [投票] |
★4 | 県警対組織暴力(1975/日) | 胡散臭いバランスで成り立った人間関係と胡散臭い友情の芽生え、そして胡散臭い警察の黒さが花開く。 | [投票] |
★3 | 魔界転生(1981/日) | 大勢いる人物の個性がそれなりに立っているところは流石。ラストはねっとりした余韻を出したかったのだろうが、特撮やエフェクトのチープさからくる安っぽい雰囲気に負けている。酒でも飲みながら眺めるのに最適な映画。夢の対決ものとしてはかなり面白いほう。 | [投票] |
★5 | バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985/米) | 見せ場のステージが時計台。この設定をタイムスリップものに適用すればわざとらしくなりそうなものだが、違和感なく仕込まれている。80年代の雰囲気が強い絵作りだが、そう古臭くもない。庶民的な生活臭を見栄え良く見せることに長けている。 | [投票] |
★4 | タクシードライバー(1976/米) | ラストは人を食ったような展開だ。客を深くのめり込ませまいとする監督の考えか。それを要するほど前半はリアリティに満ちている。孤独な男をよく観察しているのだろう。一部の人間は主人公の一連の行動に感情移入して楽しむことが可能だ。それとともに滑稽な部分を笑い、眺めるように鑑賞をする者もいるだろう。この題材にして幅広い層を取り込むことを可能とした手腕に実力を感じる。 | [投票] |
★5 | ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984/米) | 病院で赤ん坊を取り替えるシーンがある。紛う事なき犯罪だが登場人物の表情を見ると嬉しそうにも見える。この場面には「若者の悪乗り」を想起する。非合法集団という肩書きによってある種正当化されているため存分に郷愁を味わえる。最後のデニーロの表情は強烈だが、皆あの顔になっているのではないだろうか。 | [投票] |
★5 | A.I.(2001/米) | ロボットはあくまでプログラムに従い親を追い求めているにすぎない。 [review] | [投票] |
★4 | アメリカン・ビューティー(1999/米) | ストーリーが蜘蛛の巣のように入り組んでおり先が読めない。伏線が張り巡らされている。主要人物が作りこまれている。家族の変化が描かれている。感情移入要素がある。そして余韻も残る。これを全て満たした作品を作るのは難しい。論理的に語ることの可能な範囲で、技術的に最高峰のシナリオだと感じた。冷酷な作風に軽いコメディタッチを散らす妙技。 | [投票] |
★5 | ドランクモンキー 酔拳(1978/香港) | 大人の想像力をかきたててくれるものは、身近にそう多くは存在しない。その中の一つに酒がある。 [review] | [投票] |
★4 | ジャンヌ・ダルク(1999/仏) | 年配から散々された質問がある。「司馬遼太郎の坂本龍馬は読んだか?」と。 [review] | [投票] |
★2 | ぼくらの七日間戦争(1988/日) | 生徒がスパルタ教師(死語)に前髪を切られる場面はファシズム感たっぷり。戦争と言う題名だが戦う前の準備シーンこそ仲間同士の絆が描かれていて面白い。私の世代なら楽しめたが教師が生徒にいじめられる今の時代、もはや存在価値は皆無。私が母校の校長と偶然出会ったとき話を聞いたのだが「あまりに荒れすぎたからコワモテを雇った」とのこと。この映画の悪者は必要悪なのでしたとさ。 | [投票] |
★4 | ターミネーター4(2009/米) | 第三者に体と心がまがいものとのレッテルを貼られてしまった者の醸し出すエネルギーはさぞ力強かろう。一昔前のTVで流行ったコピー「女性よりも女性らしいニューハーフ」を思い出す。一度は人と同じ状態を経験している、それを思い出にすがれると感じるか、落差による喪失感を表現できていると思うかは人それぞれだ。 | [投票] |
★3 | ザ・フライ(1986/米) | 見つけた気がした新しい自分、まわりを傷つけ破滅の中でもがいている。共感のしやすい前提であるのと、SFとして無難な科学批判も感じる。変身過程の特殊メイクはホラーとして目を見張る出来で、明らかに第九地区に影響を与えている。確信的ジャンルミックスものとして良作。 [review] | [投票] |
★2 | ザ・ウォーカー(2010/米) | 清貧をモットーとするプロテスタント国アメリカの民衆は誓いを守っていない。主は教皇を通さず直接個人にむすびつくというが、実際は大統領を介し悪用されている。 [review] | [投票] |
★2 | リーサル・ウェポン(1987/米) | グーニーズの監督なので家族愛や子供は上手く撮れている。しかし主人公はリーサルウェポン(人間兵器)という異名に名前負け、悪者のバックボーンは薄いというよりも皆無で、現代の若者が見るのに適しているとは思えない。しかし骨格は良いのでリメイクすればヒットすると思う。命の尊厳的なモラルを修飾しており、格闘シーンにおけるその表現方法というのが87年にしてグレイシー柔術の締め技という先見の明には驚いた。 | [投票] |
★1 | DRAGONBALL EVOLUTION(2009/米) | クリリンとか魔封波とか町を破壊されて嘆く市長とか、ピッコロ大魔王編の面白い部分を全て削ってあるのだから徹底している。 | [投票] |