★5 | ラストは観客の想像に全てを委ねた懐の深い映画なのか。否、製作放棄だな(笑)。しかし、主役の演技に力があること、観る者によって解釈がこうも異なる映画も珍しいということ、この2点においてこの点数。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★5 | 状況を揺るがす簡潔で鋭利なセリフと、香川照之とオダギリジョーの切迫感に満ちた演技が、善意と悪意、寛容と狡猾、憧れと妬みという人間が併せ持つ感情の垣根を揺さぶり続ける。幻想やサイコ全盛の中、久々に真正面から心の闇をえぐる力作サスペンスだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★4 | 日本映画としては屈指の出来。かなり練ってある脚本に無駄な部分がない。映像のちょっとしたカットにも意味を持たせ、兄弟の本源的な心の葛藤を人間の闘いにまで昇華させた演出は高く評価できる。
[review] (セント) | [投票(4)] |
★4 | 香川照之無双。真木よう子を送って実家に戻ってきたオダギリジョーとの会話シーンでの静かなる不穏さ。面会室や法廷での底なしに掴み所の無い豹変ぶり。転落死のミステリーに香川の存在感が相乗して、思いっきりサスペンス状態に放り込まれる。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★5 | 劇中、何度かやってくる静寂。この映画、静寂こそが全てを物語っているみたいだ。ラスト以外は、スゴクよかったと思う 90/100 (たろ) | [投票(1)] |
★4 | 時折挿入される俯瞰画面の冷静さ。隣部屋からの屋内撮影は西川美和のトレードマークになりそうである。家族間の本音の会話の恐ろしい切れ味。場面場面での人物間の好悪の変化のダイナミックス。実に鋭い。ただコメンテーター間で事実認識に差がありすぎる。 [review] (ジェリー) | [投票] |