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「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ三羽烏」(町田)の映画ファンのコメント

涙を、獅子のたて髪に(1962/日) 秋津温泉(1962/日) 暗殺(1964/日) 青春残酷物語(1960/日) 日本の夜と霧(1960/日) 太陽の墓場(1960/日) 愛と希望の街(1959/日) 乾いた花(1964/日) 乾いた湖(1960/日) 血は渇いてる(1960/日) ろくでなし(1960/日) 嵐を呼ぶ十八人(1963/日) 日本脱出(1964/日) 夕陽に赤い俺の顔(1961/日) 甘い夜の果て(1961/日)が好きな人ファンを表示する

ル・アーヴルの靴みがき(2011/フィンランド=仏=独)************

★4ときに鬱陶しい善意というのがある。いつもそうだが、カウリスマキの語り口には良い意味で強制力がない。あるのは登場人物に観客を同化させてしまう慣性のような惰力だ。この「願いがかなうこと」についての善意の物語に雑念による混じり気がないのはそのせいだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★5なんかみんなどこかで見たことがあるような気がする。(2012/5/20 新宿武蔵野館) [review] (chokobo)[投票(2)]
★4相変わらずの厳格な視点を保ちつつも、これはカウリスマキ史上最もポジティヴな映画ではないか?ある種のお伽噺的な趣があり、まるでチェーホフの作品を読んでるような印象。ちなみに『ラヴィ・ド・ボエーム』を観てると小ネタで楽しめるかも。 (赤い戦車)[投票(3)]
★4誰か別の監督が撮っていたなら、ご都合主義ここに極まれりと唾棄されたに違いないこの物語の締めくくりは、カウリスマキの限りなく優しい庶民の描写を伴って驚くべき整合性を纏うにまで至る。まして、異国よりその国を頼ってきた「異物」たる者への温かさは、ただの人情話で済ませられない、健康な体温を感じさせる特質だ。 (水那岐)[投票(4)]
★4オープニングは前作『街のあかり』の後日譚じゃないか。いろんなものを宙ぶらりんで閉じてしまった前作の落とし前をこゝで早々につけてしまう。ということで、この映画の寓話としての完結性がおもんぱかれるというものだ。ただし、そもそもあらゆる映画は(勿論ドキュメンタリー映画であっても)寓話なのだが。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]