★5 | 出口無しの貧乏地獄でも人々は矜持と楽観を手放さない。多くの人物を交錯させつつ、それらを抽出した脚本の妙と中村・河原崎の体現する豊穣なダンディズム。ペシミスティックな怒濤の終局は山中の夭折と映画史的符合を成し神話的でさえある。 (けにろん) | [投票(1)] |
★5 | 本当なら“新しい山中貞雄”誕生の転機となる作品だったかもしれない [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★5 | 山中の演出が素晴らしいのは勿論だが…。河原崎長十郎の表現力には二度見て二度とも驚愕した。黒澤が『生きる』で志村喬に求めたのは確実にコレだろう。 (町田) | [投票] |
★4 | 人の世は今も昔も変わらない。金、権力、持っている者は持っている者とくっつき、ない者はない者とくっつく。人をあてにしてはいけないし、あてにしなけりゃ生きられない。雨が降る。雨が降る。ああ、人の世に雨が降る。 (KEI) | [投票] |
★4 | 雨の情景など日本的情緒の映し出し方が本当に素晴らしいですね。小道具の使い方も効果的です。 (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | ネットで見た。名作。描写と役者の演技。紙風船のあつかいなどベタだが、最後まで目が離せなかった。 (ぱーこ) | [投票] |
★5 | 「髪結い新三」とかいうタイトルにしたらダメだったろう。誰もが言うが、戦争がなければ日本映画の歴史も変わっていたかも。日本のベルイマン。 [review] (chokobo) | [投票] |
★5 | 追い詰められ踏み付けにされてきた人間達のささやかな復讐。雨の中に立ち尽くす浪人の姿はあまりに痛々しかった。 [review] (ハム) | [投票(2)] |
★5 | 悲劇的な最期と、どぶを流れる紙風船。20代で映画が撮れた良き時代に戦争があったことを悲しく思います。 (動物園のクマ) | [投票] |
★5 | すごく大好きな作品だけどもう・・・(涙) [review] (入江たか男) | [投票(2)] |
★4 | これが武士の妻というものなんだ……。 [review] (なつめ) | [投票(3)] |
★5 | シンザ・・・・悪くてイナセで魅力的な男・・・(ぽ) [review] (ボイス母) | [投票(6)] |
★4 | 65年前の作品なのに、実にタイムリーな感じがしてしまった。それだけ世の中変わってないってことなのか。(02/11/22 池袋新文芸座) (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★5 | 一画面、一画面に生きることの孤独と悲惨が花火さながら炸裂している。意地をはり、義理を立て、筋を通すことのなんと切ないことか。意地を捨て、義理をかき、筋を曲げることのなんと情けないことか。進むも、退くも冥府への道。 (ジェリー) | [投票(3)] |
★5 | シャレにならない今のご時世だけに、むやみにすすめるのをためらってしまう。 [review] (くたー) | [投票(10)] |
★4 | 浪人海野(河原崎長十郎)と妻(山岸しづ江)に浴びせられる容赦なき仕打ちは、山中貞雄の過去の完全否定であり、止め処ない反抗心だけで突き進む新三(中村翫右衛門)の生き様は、将来の展望なき不確実さの具現だ。時代の空気と作家の足掻きが生んだ悲壮だろう。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | もっと頻繁に上映・放送するべき。 (dahlia) | [投票(1)] |