愛甲悦子の映画ファンのコメント
(秘)色情めす市場(1974/日) |
母娘の確執という閉じた世界は、破綻して爆死する者たちと並置されて浪花ど根性的な生の讃歌へ反転する。舞台の釜ヶ崎・安藤のモノクローム・芹の虚無と台詞廻しの3者が密接不可分な領域で変容・獲得した俯瞰の視座。リアリズムと寓話の奇跡的融合。 (けにろん) | [投票(1)] | |
ちょっとマシなゴム人形でしかない女が暮らすのは、虚飾を一切排した世界。裸なのは女だけではない。この街もまた裸なのだ。[中野武蔵野ホール] (Yasu) | [投票(4)] | |
SEXを記号としてしか感じられなくなってしまう生き方。彼女には弟すら「男」という記号にしか過ぎなくなる。それを丹念に(冷徹に)描いたからこそ、唯一母に対する感情の爆発が映える。そして・・・ [review] (sawa:38) | [投票(6)] |