★5 | 乾いた詩情がギャング映画の持ち味だった筈だが、この映画は人情に濡れた男を描いた異色の傑作。きびきびとした簡潔な画面展開は職人の芸の冴えを見せる。特に、自動車による逃走シーンは、最近の映画の長々としたカーアクションに辟易としている私にとって、お手本としてほしい部分だ。 (ジェリー) | [投票(4)] |
★4 | ハンフリー・ボガートの人気を決定づけた作品だというのも頷ける。有無を云わさぬ理不尽な威圧感と心の底にある優しさが滲み出たような笑顔。ボガートの多面的な魅力がよく発揮されている。犬の使い方も面白い(ちょっとしつこいけど)。 [review] (3819695) | [投票(5)] |
★4 | ボギーが初めて主役の座に就いた作品。ストーリーがやや甘いが、ハードボイルドの傑作。 (丹下左膳) | [投票] |
★5 | わかっちゃいるんだけど、それでも惹き込まれる滅びの美学。ジョン・ヒューストンの脚本のせいかな。 (黒魔羅) | [投票] |
★4 | “悪運を運ぶ”犬に懐かれた“女運の悪い”ボギー。内反足の純真娘&アバズレ娼婦という、一見対照的だが一筋縄ではない二人のヒロイン設定がユニーク。 慕ってくる犬を煙たがりながら、「実は嬉しいくせに」と女に指摘されて照れ笑いするボギーが可愛い。 (AONI) | [投票(2)] |
★4 | ハンフリー・ボガートとヒロインの、いかにも刹那的な愛が泣ける。まさしくノーフューチャー。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★4 | 俺の将来設計にお前はいないとか言いつつ本命に振られ即設計に組み入れちまうボギーが随分に男前だ。その演出のドライはクライマックスでも追い詰められた男を全くフィーチャーしないし、彼女にも冷徹であくまでも状況描写に徹し醒めてる。アメリカンだ。 (けにろん) | [投票(2)] |