「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
絞殺魔(1968/米) |
『真実の行方』と『レイジング・ケイン』とセットで見るといいです。 [review] (chokobo) | [投票(1)] | |
確かに黒沢清が絶賛するほどの事はある。各キャラクターの複雑さ、特にトニー・カーティスの重層性はまさしく現代映画の先取りと言えるし、フラッシュバックは超自然ホラーの如き捩れた奇妙さを漂わす。 [review] (赤い戦車) | [投票(1)] | |
縦横無尽に繰り広げられる分割画面は、まさしくフライシャーの本領発揮と言える。そのスマート且つ無駄のない語り口には惚れ惚れするばかり。トニー・カーティスの不安定さが生み出す緊迫感も圧倒的だ。 (太陽と戦慄) | [投票] | |
煩瑣な分割画面の前半から意識の遠のいていくようなホワイト・アウトの終幕に至る演出的なグラデーション。後半の白い尋問室にはあきらかに演出的に「何も無い」。そして正気を辛うじて保っていた人間がそれを遂に喪失する瞬間を画面に刻み込む微スロー。演出手法が着実的確に運用されるという意味で堅実にハイレベル。 (鷂) | [投票(2)] |