「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
神々の深き欲望(1968/日) |
映画監督にはある時期ライフワークとして頂きに到達する時期がある。今村昌平10年間の絶筆前最後の作品。 [review] (chokobo) | [投票(1)] | |
欲望をストレートに描くのが今村流。そしてその描き方はついに「神々」にまで及ぶ。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
徹底した取材を通して叙情を浮かび上がらせることに長けた今村が壮大な叙事詩を紡ごうとして破綻した。そういう意味で『ええじゃないか』と双璧かも知れない。一種の日本人論なのだろうが主題もつまらないし、姫田無き映像の構築力も薄っぺらい。 (けにろん) | [投票(3)] | |
文明とは古代神道(神々)の畏れに始まり、現代の高度資本社会へと連綿と続く「人間の欲望」の変遷の軌跡に他ならないのだ。では、お前にとって文明とはいったい何なのか、この物語はそう問うている。高度経済成長末期に、その終焉を予期するように作られた傑作。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |