「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
仮面 ペルソナ(1966/スウェーデン) |
ほとんど二人だけの心理劇を全く退屈させずに描き切るベルイマンの手腕。そんじょそこらの監督との格の違いを見せつけられる一本です。 (赤い戦車) | [投票] | |
演技力が必要とされる研ぎ澄まされたセリフの数々を2大女優が完璧に表現。それにより全てが前面に出て来ているため、恐ろしく生々しい。 (ドド) | [投票] | |
面白い。こゝでもベルイマンは「神」については殆ど触れていない。これは紛れもなく活劇だ(と云うのは「これは映画だ」と云っているのと同じなのだが)。人間の二面性。それはあらゆる人間に存在する。精神に破綻をきたした者とそれを看護する者が錯綜してしまうというアイデアが素晴らしい。リヴ・ウルマンがいい。 (ゑぎ) | [投票] | |
平凡な看護師と失語症の女優との、一騎打ち。 沈黙は最大の攻撃手段である。 [review] (よちゃく) | [投票(1)] | |
神の不在という命題から解き放たれベルイマンは「女」を描くことに、のたうつ様な快楽で臨んでいる。アンデルセンからウルマンへ過渡する冷徹がニクヴィストのトリッキーでシャープなアイデアで最尖鋭化する。『沈黙』と並存する最高峰。 (けにろん) | [投票(2)] |