★3 | 築地魚河岸三代目(2008/日) | エリート商社マンの旬太郎(大沢たかお)は、魚辰二代目の徳三郎(伊東四朗)の娘・明日香(田中麗奈)にプロポーズしようと心に決めていたものの、その機会を逃していた。そんな毎日の中で、可愛がってくれた部長(大杉漣)のリストラを告げる役目を与えられた旬太郎は、会社員に嫌気がさす。そして、徳三郎の入院で築地での仕事を手伝っている明日香の力になろうと、旬太郎は魚辰で命じられもしない仕事を嬉々として手伝うが、はっきりとその手馴れぬ仕事に邪魔者扱いされる。その上明日香には英二(伊原剛志)という皆に祝福された相手がおり、旬太郎の居場所はないも同然だったのだ。だが、彼の新しい仕事場への欲求は深かった。〔116分/カラー〕 | [投票] |
★3 | 丘を越えて(2008/日) | ちゃきちゃきの江戸っ子娘・葉子(池脇千鶴)は、文化的方面での就職を夢見て文藝春秋社の門をくぐった。そこで出会った編集部の朝鮮人社員・馬海松(西島秀俊)は、彼女は佐々木編集長(嶋田久作)には撥ねつけられるだろうが、社長の作家・菊池寛(西田敏行)には採用されるだろうという。果たしてその言葉はその通りになり、葉子はちょっとした出来事から菊池の気に入られ、編集部員としてではなく個人秘書として雇われることになった。菊池は葉子の利発さを気に入り、あちこちに連れまわったが、当の彼女は馬の陰のある容色に惹かれる自分を感じ取るのであった。彼は母国では貴族階級の出だが、今は国全体を憂える身であった。〔114分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | 最高の人生の見つけ方(2007/米) | 年齢に負けずエネルギッシュに行動し続ける会社社長・エドワード(ジャック・ニコルソン)は、皮肉にも経営する医療施設を全室二人部屋にすることに決定した矢先、仕事場で倒れた。聞けば全身に癌が転移しており、あと数ヶ月の命だという。それでもエドワードは、同室になった叩き上げの自動車修理工で、雑学の王様カーター(モーガン・フリーマン)に嫌味を飛ばしまくる気力は健在であった。しかし彼もまたあと数ヶ月の命であると知り、お互いに奇妙な友情で結ばれるに至った。そんな彼らは、医院を抜け出し死ぬまでにメモした夢を叶える旅に出発する。「世界一の美女とキスする」「腹の底から笑う」「荘厳と言える景色を見る」…。〔97分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | 早咲きの花(2006/日) | 三奈子(浅丘ルリ子)は減退しつつある視力が健在なうちに、目にしっかりと焼き付けたい光景を求めて、豊橋へ向かった。彼女の祖父が医院を構えていた場所は、もう数十年前に公園になっていた…。彼女の兄である真次(鈴木駿)は、昭和十八年にここの国民学校に転入し、幼い三奈子(笠菜月)はいつも彼のあとをついて廻っていた。都会っ子の真次は学友達から荒っぽい歓迎を受けたが、じきに皆とスイカ泥棒に興じる仲間になっていった。だが太平洋戦争は熾烈を極め、真次も武器工場で働くようになった…。思い出を追う三奈子が訪れた高校で、彼女はふとしたことから男生徒・水谷(北条隆博)と出会い、昔話の聞き手になってもらう。〔105分/カラー/ヴィスタ
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★3 | うた魂♪(2008/日) | 高校合唱部のソプラノリーダー、かすみ(夏帆)は、歌っているときの自分が大好きなお調子者のナルシスト。彼女は、同級生・牧村(石黒英雄)に彼女の歌う顔を写真に撮らせてほしいといわれ、快諾する。だが、牧村が撮ったのは熱唱するかすみの珍妙なアップ写真であり、それを見た学友達は「産卵するサケ」と評するほどの代物だった…。すっかり落ち込んだかすみは、全国コンクールを前にして臨時顧問(薬師丸ひろ子)に退部を申し出るが、夏祭りでの出場は約束させられる。そこで出会った他高校のヤンキー合唱部長・権藤(ゴリ)は、かすみの高校の合唱の素晴らしさを誉めるが、それを一人で台無しにしているのがかすみだと言い放つ。[120分/カラー] | [投票] |
★3 | 鳳凰 わが愛(2007/日=中国) | 1914年。リュウ・ラン(中井貴一)は政府のお偉方に手をかけ、15年の懲役に服することとなった。彼の恋人はお偉方の妻であったのだ。彼を訪ねてきた妹は男に犯された挙句自害し、憤った彼は脱獄せんとして果たせなかった。そんな時夫を殺した女囚チョウ・ホン(ミャオ・プウ)は囚人たちの前で反省文を読み上げさせられるが、リュウはその偽善を笑う。この時からリュウとホンの間には特別な絆が芽生え始めていた。リュウの数少ない友人であるリァン(グォ・タォ)は無実を訴え続けて久しいが、リュウは執拗に脱獄を図り続ける。だが、ホンの存在がそれを阻んでゆく。[121分/カラー/ヴィスタ] | [投票] |
★3 | ペネロピ(2006/英) | 妙齢のレディ、ペネロピ(クリスティーナ・リッチ)には秘密があった。5代前の先祖が邪険に扱って自殺せしめた家政婦の母親が、この家に生まれる娘は豚の鼻と耳を与えられるように、との呪いをかけたのだ。父(リチャード・E・グラント)と母(キャサリン・オハラ)は懸命に見合い相手を集めてくるのだが、ペネロピのご面相を見るなり誰もが震え上がり、外へ飛び出してしまう。名家の出であるエドワード(サイモン・ウッズ)も例外ではなく、誰しもに豚女だとふれ回って妄想狂扱いされ、意地になって新聞に記事を書かせるほどだった。「呪いは"仲間"が愛を誓ったとき消える」。ペネロピはそれを果たせるのか…。[101分/カラー/スコープ] | [投票] |
★3 | 乳母車(1956/日) | ゆみ子(芦川いづみ)は父(宇野重吉)に愛人があると聞かされる。鎌倉の家に帰った彼女は悩み、芸事に余念のない母(山根寿子)に相談することにした。だが彼女は微動だにせず、そんな話は知っていると言い放つのだった。母に腹を立てたゆみ子は、その女・とも子(新珠三千代)の家を訪ねる。とも子の弟の宗雄(石原裕次郎)に出会ったゆみ子は、彼が殴ろうと思っていたゆみ子の父の愛情を理解したと聞く。そして帰ってきたとも子に会ったゆみ子は、彼女と父のあいだに赤ん坊があり、幸福であることを知るのだった。そんなある日、子守中に寺で居眠りしていた宗雄の傍らにあった乳母車を、ゆみ子は悪戯で連れ出す。〔110分/カラー/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | 陰日向に咲く(2007/日) | 大型台風が刻一刻近づいて来ている東京。不良サラリーマンでギャンブル狂のシンヤ(岡田准一)は、同僚たちがカンパしてくれた金を使い果たし、なおもパチンコに没入する毎日だった。そんな彼に、昔ストリップ劇場でつなぎの漫才をしていた母(宮崎あおい)を探して欲しい、と若い娘・寿子(宮崎二役)が近づく。そんな頃、サラリーマンのリュウタロウ(三浦友和)は、歩道橋で人波を二つに割って悠然と歩くホームレス(西田敏行)をモーゼだと感動し、仕事を棄てて彼についてゆく道を選ぶ。人々の様々なドラマは、やがて時が経つうちに意外な関連性を明らかにしてゆくのだった。[129分/カラー/ヴィスタ] | [投票] |
★3 | 歓喜の歌(2007/日) | 大晦日前日。みたま市文化会館の館長に左遷された飯塚(小林薫)は、妻(浅田美代子)から離婚を迫られ、その上借金取りには返済を強く求められて八方ふさがりであった。ヤケになった飯塚は、翌日のホールでコンサートを行ないたいという、名前がそっくりのママさんコーラスグループ二つをダブルブッキングしてしまった。その失態はすぐに発覚し、彼は双方のグループから突き上げられる。伝統あるグループの代表(由紀さおり)は、昔からこの時期のコンサートを期待する人々の多さを訴え、新興グループの代表(安田成美)からは、寸暇を惜しんで練習してきた自分達の努力を力説される。飯塚、この責任をどう取る?[112分/カラー/ヴィスタ] | [投票] |
★3 | 聖闘士星矢(1987/日) | 星矢(古谷徹)たち青銅聖闘士の仲間たちは、孤児院「星の子学園」に戻り、子供たちと平和な一日をおくっていた。氷河(橋本晃一)と淡い心を通わせた少女・絵梨衣(荘真由美)は、埠頭で小船の中に黄金色に輝く林檎を見つけ、そして姿を消す。女神アテナの転生である沙織(潘恵子)の前に現われた絵梨衣は、争いの女神エリス(藤田淑子)の宿主となって彼女を襲い、自らの神殿へと攫っていった。沙織の命を奪い、自らが復活するために。それを追う紫龍(鈴置洋孝)、瞬(堀川亮)、氷河、そして星矢は、エリスの手によって甦った亡霊聖闘士「ゴースト5」に行く手を阻まれ、苦戦を強いられながらも神殿へ歩を進めるのだった。〔45分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | 高原のお嬢さん(1965/日) | 蓼科高原。滋夫(舟木一夫)は牧草の研究をしている大学生だ。彼が出くわした迷子を迎えに来たのが、叔母である東京の娘、淳子(和泉雅子)である。滋夫は彼女に一目惚れするが、口には出せなかった。そんな頃、この辺りの地主の老人・三島(嵯峨善兵)は、蓼科に遊びに来た息子・進(山内賢)に土地の開発を任せようとしていた。彼は滋夫の旧友であり、再会した二人は旧交を温めあうが、皮肉にも滋夫たちの土地は買い上げを拒む目の上のコブであり、さらに淳子は進の婚約者であった。三島宅に招かれた滋夫と淳子は、互いに真心を打ち明けあうが、滋夫には守るべき義妹・光子(西尾三枝子)を無視するわけにはいかなかった。〔93分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★3 | 青春の鐘(1969/日) | 依田家の次男・春夫(吉田次昭)は、中学校入学をひかえて家庭教師を迎えることになった。彼の名は村瀬(舟木一夫)、明朗闊達な青年だが、その遠慮の無さに長女の久美子(松原智恵子)はじめ家族一同あきれ返ってしまうのだった。しかし、記憶力ばかりで意志を持たない春夫を、人間的な子供に戻せるのは村瀬だけだと久美子はふみ、反対する父を説き伏せて彼を採用させる。一方久美子は、強引な性格の婚約者・合田(藤竜也)に引きずられていたが、次第に男としての村瀬に傾き、父を怒らせるのだった。そして母(宝生あやこ)は恥を忍んで、村瀬に就職の世話の代わりに久美子と別れさせる約束を持ちかける。〔82分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★3 | 東京は恋する(1965/日) | 突然の通り雨に見舞われた明夫(舟木一夫)とミチコ(伊藤るり子)はビルの入り口に雨宿りする。雨が止んで、立ち去ったミチコが落としていったマスコットを拾った明夫は微笑む。彼はミチコに一目惚れしたのだ。貧しい画学生候補の明夫は、弟分のサブ(堺正章)が青春を謳歌していると言うのに、画業一筋で頑張っていた。一方、彼の親友でいい加減だが行動力はある三村(和田浩治)は、明夫に男やもめの先生(葉山良二)の下宿から自分の住処へ移れといってくる。彼を自分のバンドのメンバーに入れ、プロデビューする腹なのだ。そして明夫は、三村の恋人がミチコだと知るが、三村の心はパトロンの玲子(山本陽子)に移っていた。〔95分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★3 | アリオン(1986/日) | 神と人とが分かたれる前の時代。海神ポセイドン(小林清志)の血をひく子と言われつつ、母神デメテル(武藤礼子)とともにひっそりと暮らしていた少年アリオン(中原茂)は、冥王ハデス(大塚周夫)によって連れ去られ、天帝ゼウス(大久保正信)を暗殺する刺客として育てられる。ゼウスを狙いオリンポス山に潜入したアリオンは軍神アテナ(勝生真沙子)に捕縛されるものの、その侍女を務める少女レスフィーナ(高橋美紀)に救われ、多くの仲間を得ながら呪われたティターン神族の根源を絶とうとする。しかし、それを機に自らの野望を遂げようとしていたのが、恐るべき能力を持つアポロン(鈴置洋孝)であった。〔118分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | 無頼漢(1970/日) | 改革の時代、天保。片岡直次郎(仲代達矢)なる遊び人は、花魁三千歳(岩下志麻)を口説くがあえなく振られる。近所の丑松(小沢昭一)は借金ばかりを抱え、生きる望みを失っていた。そして上からのお咎めで捕縛される役者達の中、役者を装う三文小僧(山本圭)は謎の男の手引きでかくまわれるが、その男とは水野老中(芥川比呂志)にも通じる稀代の悪僧・河内山宗俊(丹波哲郎)であった。やがて直次郎は三千歳とだんだんに縁を深めてゆくが、それを快く思わない豪商・森田屋(渡辺文雄)は直次郎を浪人・金子市(米倉斉加年)に狙わせるものの、それを止めたのは宗俊だった。彼の目論見とは?〔103分/カラー/スコープ〕 | [投票] |
★3 | 秒速5センチメートル(2007/日) | 秒速5センチメートル…それ、桜の花びらが落ちるスピードなんだって。来年また桜、一緒に観られるといいね、貴樹くん(水橋研二)。そう言ってから何年経ったでしょう。高校生になってるんだよね、お互い。…あたし、髪を切りました。少しずつあたしが変わったように、貴樹くんも少しずつ、でも確実に変わっていくんでしょうね。電車で行き来できる場所にお互いいるのも、もう少し。鹿児島へ転校するんですってね。逢ってくれるって約束、嬉しかった。ありがとう。約束の時間に駅の待合室で待っています…明里(近藤好美)。〔60分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | ハイスクール・ミュージカル(2006/米) | 大晦日の夜、読書好きの少女ガブリエラ(ヴァネッサ・アン・ハジェンズ)とバスケ少年トロイ(ザック・エフロン)は無理矢理パーティーでカラオケを歌わされる。それが二人の恋の始まりだった。トロイの学校に転校生としてやって来たガブリエラに、学園の女王様・シャーペイ(アシュレイ・ティスデイル)はヤキモキ。彼女が早速パソコンで検索すると,ガブリエラは稀に見る天才少女だった。シャーペイはガブリエラを理数科系サークルに押し込め、試合を控えたバスケ部のトロイと引き離そうとした。彼女は弟のライアン(ルーカス・グラビール)とミュージカルの主役を務めるため、邪魔者を追い払おうとしたのだ。ところが…。〔93分/カラー〕 | [投票] |
★3 | オリヲン座からの招待状(2007/日) | 関係が冷え、別れを考え始めた中年夫婦、祐次(田口トモロヲ)と良枝(樋口可南子)。ふたりに懐かしい人からの手紙が届いた。それは二人を結びつけた京都の映画館、オリヲン座からのものだった…。昭和三十年代。館主松蔵(宇崎竜童)とその妻トヨ(宮沢りえ)の営むオリヲン座に、一人の若者が頭を下げに来た。彼の名は留吉(加瀬亮)、ここに仕事を求めてやってきた映画好きの青年だった。頼りなげな風貌に諦めろといった松蔵ではあったが、何の気まぐれか彼を弟子として住まわせるのだった。だがチェーン・スモーキングの悪癖ゆえか、その頃から体調を崩していた松蔵は、ある日上映中に…。〔116分/カラー〕 | [投票] |
★3 | 仮面ライダー THE NEXT(2007/日) | 本郷猛(黄川田将也)がショッカーによって改造手術を受けながらも、彼らに離反する道を選んで二年の月日が過ぎた。彼は母校・城南大の付属高校の教師として平和な日々を送っていたが、彼の目にひとりの反抗的な少女…琴美(石田未来)がとまる。彼女はアイドルである親友のチハル(森絵梨佳)をめぐってファンの間に血生臭い事件が続出し、それを自分にすら相談しないことを不審に思っていたのだ。果たしてその裏にショッカーの陰謀があり、それを調査する本郷の前にチハルの兄であり、青年実業家からショッカーの戦闘指揮官となった風見志郎(加藤和樹)が立ち塞がった。苦戦する本郷に、生きていた一文字隼人(高野八誠)が加勢するが…。〔103分/カラー〕 | [投票] |