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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★3眠狂四郎 女地獄(1968/日)殺気を発散しつつ近づき、狂四郎(市川雷蔵)に斬り捨てられた男は、密書を携えていた。それはもとより佐伯藩の家老・稲田(安部徹)に届けられるべきものであった。それを奪おうとした浪人・成瀬(田村高廣)を斬ってくれと役人が近づいたが、狂四郎はにべもなく断った。そして、密書をめぐって危機に晒されていた小夜姫(高田美和)は、狂四郎を頼ってかくまうことを求めてくる。その願いをも踏みつけにした狂四郎は、宿を変えそこの盲目の娘(しめぎしがこ)を抱くのだったが、彼女もまた刺客であった。こうして狂四郎は、じわじわと佐伯藩のお家騒動の渦中へと引き寄せられていくのだった。シリーズ第10作。〔81分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★3情熱の生涯ゴヤ(1971/独=露=ブルガリア=ユーゴスラビア=ポーランド)18世紀末のスペイン。宮廷画家として不動の地位を築いたフランシスコ・デ・ゴヤ(ドナータス・バニオニス)は、貴族アルバ公夫人(オリヴェラ・カタリナ)の華麗な肖像画を描き上げ、その筆致に感嘆されるのみならず、一人の男としても寵愛を受けていた。そんな彼が、時を同じくしてスペイン全土を震撼させていた宗教裁判の傍聴席につく機会を得る。磔刑にされた無辜の人民が、炎に焼かれる地獄の如き惨劇にゴヤの魂は激しく揺さぶられた。そして彼は、悪魔的なモチーフをキャンヴァスの上に描き殴るようになってゆく。いまだ宮廷画家だったゴヤは異端的な画業を糾弾されることも無かったが、その心中は体制への憎悪に染められていった。〔136分/カラー/スコープ・サイズ〕[投票]
★3コント55号 世紀の大弱点(1968/日)矢島(萩本欽一)は新米記者。北川(坂上二郎)はカメラマン。ふたりは同じ雑誌社に属し、遅刻で編集長(天本英世)にいつもどやされる身の上である。スランプの作家を今日もバーで接待する矢島は、ライバル誌の敏腕記者・麻子(真理アンヌ)に冷やかされ、相棒の北川はと言えば片思いのホステス・糸美(水垣洋子)が他の男にしなだれかかるのを隔靴掻痒の気持ちで見つめていた。そんな折、門前払いを喰わされた作家のボツ原稿に勝手に女性名義で署名し、点数稼ぎに編集長に差し出したふたりは、思いがけぬ好評に作家の顔写真を撮ってこいと言われ、糸美にその仮面をかぶせる。大弱点シリーズ第一作。〔87分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★3頑張れ!グムスン(2005/韓国)韓国バレーボール界の星と言われたグムスン(ペ・ドゥナ)も、今では乳飲み子のソンイを抱えた母親一年生。夫のジュンテ(キム・テウ)とはまだまだお熱い新婚さんだ。とは言え、バレー一本槍だった彼女は家事が大の苦手なのである。そんなある日のこと、ジュンテは上司にしこたま飲まされたあげく泥酔し、暴力バーに捕まってしまった。彼を連れ帰るべく、ソンイを背負って夜の街に出たグムスンは、ひょんなことからヤクザの大親分の恨みを買い、子分どもに命を狙われてしまう。夜の裏通りを疾走する彼女は、翌朝にはジュンテの両親を迎えねばならないのだ。絶体絶命の家族を包み、夜は無情に更けてゆくのだった。〔91分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3幸せのちから(2006/米)クリス(ウィル・スミス)はレントゲンを超える精密さの医療機械のセールスマン。妻リンダ(サンディ・ニュートン)も家計を陰から支え、息子クリストファー(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス)は保育園通いながら両親を信頼していた。しかし医療機械はなかなか買い手がなく、クルマは駐車違反で警察に没収され、アパートの家賃すらも全く払えない状況にまで家族は追い込まれていた。このままでは家族の明日はないと悟らされたクリスは、まともな職探しに飛び回ることとなる。買い上げた医療機械を地道に売りつつ、やっとある会社で才能を認められ、研修員となったクリスに、リンダは正直な自分の考えをぶつけるのだった。〔117分/カラー〕[投票]
★32番目のキス(2005/米)ベン(ジミー・ファロン)は子供の頃から、野球チーム・レッドソックスの熱狂的なファンだった。いや、生き甲斐であるといっても良かったくらいだ。さて、数学教師を普段は勤める彼は、優秀な生徒を卒業生のオフィスに見学につれて行くのが常だったが、そこで理想にぴったりなリンジー(ドリュー・バリモア)と出会う。とまどうリンジーにベンは強引にアタックし、その優しさに惹かれた彼女もいつしかベンを愛するようになっていった。だが、次第に深い仲になってゆくとともに、仕事人間のリンジーには信じられない彼の本性が露わになってゆくのだった…お馴染みファレリー兄弟のちょっとおかしな熱愛ストーリー。〔104分/カラー/スコープ・サイズ〕[投票]
★3ハイジ(2005/英)若い頃放蕩の限りを尽くし、今はアルプスの山中に隠棲しているアルムおんじ(マックス・フォン・シドー)のもとに、彼の孫であるハイジ(エマ・ボルジャー)が叔母によって連れてこられた。それからの毎日は、ハイジにとっては楽しい経験の連続だった。牧童ペーター(サミュエル・フレンド)との山羊追い、彼の祖母との出会い、そして夕焼けに燃える山々の頂上…。しかし叔母は、金目当てでハイジを街の金持ちの娘、車椅子の少女クララ(ジェシカ・クラリッジ)の遊び相手として売ってしまう。厳しい家政婦長ロッテンマイヤー(ジェラルディン・チャップリン)の仕打ちにもまして、ハイジは暮らしの変化を悲しむのだった。〔104分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3Dr.ピノコの森の冒険(2005/日)ブラックジャック先生(大塚明夫)の助手のピノコちゃん(水谷優子)は、先生の忘れ物を届けに森を走ります。ところが森の動物達がみんな怪我をしています。先生の立派な弟子を目指すピノコちゃんは抛ってはおけません。次から次へと患者さん達のお手当てをしてあげる彼女の前に、とんでもないものが現われます…。〔7分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3気儘時代(1938/米)スティーブン(ラルフ・ベラミー)は、婚約者のラジオスター、アマンダ(ジンジャー・ロジャース)にフラれ続けてヤケ酒を呷る日々に疲れ、友人の精神科医・フラッグ(フレッド・アステア)に彼女の精神分析を頼んだ。スティーブンの友情に応え、フラッグはここ十年夢を見ないというアマンダに夢を見せ、その分析から対処法を考えようとした。ところがその夢でフラッグと歌い踊ったアマンダは彼にぞっこんになってしまい、スティーブンなど目もくれない。そこを強引に連れ帰ろうとしたスティーブンの目の前で、催眠状態のアマンダは大騒動を引き起こしてしまう…。〔83分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★3NANA2(2006/日)波に乗る勢いの「ブラスト」はインディーズバンドからプロへの脱皮を迎えようとし、ヴォーカルのナナ(中島美嘉)たちは多忙を極めていた。そんなブラストメンバーの精神安定剤的存在のハチ(市川由衣)だったが、ナナから紹介されたバンド「トラネス」のメンバー、タクミ(玉山鉄二)のことが忘れられず、皆の忠告も無視して彼と一夜をともにしてしまう。しかし、一回の関係ののちタクミは人が変わったように冷たくなり、ハチは内心寂しさに打ちひしがれる。そんな彼女を一途に思うノブ(成宮寛貴)は彼女を抱きしめるのだった。だが、やがて思いもかけぬアクシデントがハチを、そしてナナを襲う。〔130分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3ルート225(2005/日)エリ子(多部未華子)は母親に命じられて、帰りの遅い弟のダイゴ(岩田力)を迎えに出かけた。だが、何が原因かよく判らないのだが、ふたりはパラレルワールドに迷い込んでしまった。家へ通じる曲がり角の先は海になっており、エリ子が道を尋ねようとした少女はダイゴの同級生だったが、既にこの世の人ではなくなっている筈だったのだ。何とか家には辿り着いたものの、生活の端々にゆがんだ何かが顔をのぞかせ、それらは耐えられない残酷さを持ってふたりを襲ってきた。エリ子ら姉弟は、元の世界に戻ることが出来るのだろうか?〔101分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3セブンスアニバーサリー(2003/日)ルル(小山田サユリ)は失恋するたびに、尿道結石を出す苦しみを味わっていた。その7回目、石はまるで宝石のような輝きを放ち妙に眼を惹いた。彼女はそれに、7th anniversaryと名をつけ、指輪にして持ち歩く。だが、どこから嗅ぎつけたかそれは雑誌に取材され、やがて失恋結石は女性たちのあいだで静かなブームとなり、ルルはちょっとした有名人になってしまった。やがて石は好事家のあいだで高値で取り引きされるようになり、先輩のナナ(秋本奈緒美)の薦めでオークションに出した7回目の石は、1千万円もの高値で落札される。競り落とした男(津田寛治)は、ルルに失恋結石の専門店を立ち上げようと持ちかける。〔77分/カラー/ワイド〕[投票]
★3はだしのゲン2(1986/日)燃える街、凄惨な死に様を晒す人々…またゲン(宮崎一成)は三年前の悪夢に叩き起こされた。弟分になってゲンの家族の一員に加わった隆太(甲田将樹)と、今日も彼は食料調達に出かける。少しは入った収入をパチンコでスッてしまう二人だったが、アメリカ兵に尻尾を振るマネはしないゲン。学校にも通うゲンは、そこに通うこともできない雅(中村啓)と勝子(青山貴美)という浮浪児の兄妹と出会う。雅は近辺の浮浪児を束ねる小ボスだった。病気が重くなった母(島村佳江)を助けるためにも、ゲンは学校をサボって彼らの仲間になり、食料を分け合い、そして自分たちだけの家を作るのだった。〔85分/カラー/ヴィスタサイズ〕 [more][投票]
★3パプリカ(2006/日)DCミニ。それは他人の深層心理に潜り込み、被験者が見る夢をその機器を着用した他人がそのまま共有することができる、画期的な新発明だ。それを産み出したのは若き天才科学者・時田(古谷徹)であったが、その発明の危険性に彼は気づいていなかった。ある時、試作されたDCミニの数機が何物かによって奪われ、利点の副作用である人格破壊で幾人もの被験者が発狂の末変死した。時田の協力者である美貌のサイコセラピスト・千葉敦子(林原めぐみ)は、事件を追うべくDCミニを着用した島所長(堀勝之祐)の悪夢世界に、彼女のもうひとつの人格、赤毛の美少女「夢探偵」パプリカ(林原2役)となってダイブするのだった。〔90分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3三文オペラ リオ1941(1986/ブラジル=仏)1941年。世論の反対を押し切り、ブラジル政府はナチス・ドイツとの同盟を結ぶ。そんな時代のリオで、街のゴロツキ、マックス(エドソン・セルラーリ)は恋人の娼婦マルゴ(エルバ・ラマーリョ)を尻目にファシストたちと派手に喧嘩を繰り返していた。幼馴染みの警部タイガー(ネイ・ラトールカ)は彼に手を焼きながらも黙認する日々が続いていた。ある日、リオに夢を抱いた少女ルドミラ(クラウディア・オハナ)が降り立つ。彼女が、ドイツ系のクラブ・オーナーであるシュトリューデル(ファビオ・サバグ)の娘と知ったマックスは、慰みに籠絡してやろうと試みるのだが、少女は意外なしたたかさを秘めていた。〔108分/カラー〕[投票]
★3隠し砦の鉄平君(2006/日)冬の山形。雪のなかを今日も高校に向かう透(佐藤直樹)は、成績はいいが、昼食のパンも競って買えない小心者だ。その彼が、体育館の倉庫の中で暮らす少年・鉄平(布川祐輔)と偶然出逢った。彼の父親は、母親にさんざ苦労をかけ、彼女が急死すると悪びれもせず新しい女と引越ししたのだという。鉄平はそんな父についてゆかず自活の道を選んだのだ。透と鉄平は、それから友情を育んでゆくことになる。しかし遊びまわる日々に比例して、透の成績は目に見えて落ちはじめ、妹の由紀(高橋由衣)や同級生の陽子(中村美悠)の心配は募るのだった。〔70分/カラー/ヴィスタサイズ〕 [more][投票]
★3綿の国星(1984/日)雨の降りしきる中、捨てられていた子猫は予備校生・時夫(島田敏)に拾われ、チビ猫(冨永みーな)という名をつけられる。小説家の父親(羽佐間道夫)の無関心、猫アレルギーの母親(上田みゆき)の苦悩のなかを、チビ猫は須和野家を引っ掻き回し、次第にその環境に慣れてゆくのだった。彼女はすっかり時夫の恋人気取りになり、ライバル出現にショックを受けて満月の夜、人間になる術を自分にかけようとする。だが、そこに現われた美しい銀色の雄猫・ラフィエル(野沢那智)は語りかける…猫は絶対に人間にはなれないと。キャラクターデザイン・作画監督:青嶋克己。〔101分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3ストロベリーショートケイクス(2006/日)二年前。雑踏のなかを里子(池脇千鶴)は「棄てないで」と叫びながら男の足にすがって引きずられた。最悪の出来事だったが、そのお陰で自分は強くなれたし、何だって出来る女になれたのだと彼女は信じている。そんな彼女はデリヘル店や中華屋でバイトを続け、拾った奇妙な石を神様として自室に安置し、「セクハラ店長を殺してください」などと祈っている。彼女をめぐり、デリヘル店のナンバー1ガール・秋代(中村優子)、プライドの高さゆえ、恋人の永井(加瀬亮)のことばかり気にする親友のちひろ(中越典子)を軽蔑している、イラストレーターの塔子(岩瀬塔子)らの生き方が綴られてゆく。〔127分/カラー/アメリカンヴィスタ〕[投票]
★3晴れたらポップなボクの生活(2005/日)仕事を辞め、ホームレスとなった尚樹(矢部太郎)は河川敷のコミュニティに暮らしている。そこでひとり異彩を放つ人物…つねにマスクを外さず他人と付き合わなかったユウさん(池畑慎之介)が突然マスクを取り、「旅に出る」と宣言した。面白くなってユウさんの後を追い、東京を歩き回る尚樹は、ユウさんからタダで新品のタバコを吸い、メシを喰う方法を教わる。そして、15年ぶりに古い付き合いの飲み屋の親父(左とん平)に出会い奢ってもらったユウさんは、昔の女だった千枝(多岐川裕美)に再会し、恨み言を聞かされる。尚樹もこの人の秘められた過去を知るが、ユウさんにはもう一人会わねばならない人がいた…。〔94分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3トンマッコルへようこそ(2005/韓国)「うわ〜、飛んでるとんでる」知恵遅れの少女ヨイル(カン・ヘジョン)が手を振る中を、連合軍スミス大尉(スティーヴ・タシュラー)の偵察機は草原に不時着した。ここはトンマッコル、1950年・朝鮮戦争の最中を平和に暮らす村。ここに、朝鮮人民軍リ・スファ隊長(チョン・ジェヨン)の部隊がヨイルに連れられてやって来た。連合韓国軍・ピョ少尉(シン・ハギュン)らふたりの脱走兵と鉢合わせになることも知らずに…。スミスを含めた三組の「お客さん」はたちまち銃を向け合い敵意をむき出しにするが、近代兵器を知らずどこか間の抜けた村民たちの姿に拍子抜けしてしまう。やがて彼らの間には友情が芽生えてゆくのだが…。〔132分/カラー/スコープサイズ〕[投票]