コメンテータ
ランキング
HELP

水那岐さんのあらすじ: 点数順

★3魚河岸の女石松(1961/日)週刊トピックス誌の記者が、「魚河岸の娘たち」特集で市場に取材に来、石松姐さんこと佳子(美空ひばり)に惚れ込んでしまった。彼女の啖呵は天下一品だからだ。ところが記事は興味本位のエロ記事となり、ショックを受けた陽子(二階堂有希子)が睡眠薬自殺をはかったほどだった…薬は勘違いで胃腸薬だったのだが。怒った佳子たちは出版社に捻じ込む。しかし記事を書いたというトップ屋の喜多川(高倉健)はあやまるつもりはないと言い、立花水産専務の令息・光彦(大村文武)が陽子を振ったのは本当だと語る。すんなり佳子にひっぱたかれる喜多川だったが、狙いは立花水産社長(柳永二郎)の娘の秘密にあった。〔ニュー東映/89分/カラー/シネスコ〕[投票]
★3ラマン(2004/日)17歳の誕生日。少女(安藤希)は背中に天使の翼のタトゥーを入れる。そして少女の日の自分に決別するために、三人の男の待つ古い洋館のドアを叩く。彼女は嫌っている本名の代わりに、三人に「華子」と自分を呼ばせた。その代わりに、男たちはA(田口トモロヲ)、B(村上淳)、C(大杉漣)と彼女に呼ばれることとなった。彼女に課せられた命令は、洋館を毎日訪れることで一年間彼らの愛人となり、玩具のように弄ばれること…。「でも、人間は決して天使になどなれないんだよ…」〔92分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3にがい米(1949/伊)イタリアではアジア式の方法で、北からやって来た出稼ぎ女たちが40日間水田作業に従事させられる。彼女らにまぎれて宝石泥棒のワルター(ヴィットリオ・ガスマン)とその愛人フランチェスカ(ドリス・ダウリング)は田園行きの列車に乗った。フランチェスカは面倒見のいい女シルヴァーナ(シルヴァーナ・マンガーノ)に仲介屋を世話してもらい、寮へと向かうが、地主は未契約の者は働かせられないと言う。フランチェスカらは懸命な作業ぶりを見せて、地主の労働契約を取り付ける。だがそんな彼女の不相応な首飾りを見咎めたシルヴァーナは、フランチェスカを泥棒と罵り、間に入ったマルコ軍曹(ラフ・ヴァローネ)に止められる…。〔109分/モノクロ〕[投票]
★3Ray レイ(2004/米)後にアメリカを代表する歌手のひとりになるレイ・チャールズ(ジェイミー・フォックス)は、ジョージアの貧しい黒人街に生まれ、洗濯女アレサ(シャロン・ウォーレン)のもとで育てられた。幼くして盲目になったレイは、母に「盲目呼ばわりされても馬鹿とは呼ばれるな」と教えられ、おのれの得意とするピアノの腕を磨き、シアトルでその能力を試すため旅立った。彼の才能は瞬く間に認められ、トリオの一人として多忙な毎日を過ごす。だが、彼の物知らずをいいことに給金をピンハネしていた仲間たちを見限り、レイはレコードアーティストとして新たな一歩を踏み出すのだった。〔152分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3愛のはじまり(2002/仏)レイラ(イザベル・アジャーニ)は謎めいた女である。彼女は本とサングラスを万引きしてからニース行きの列車に乗る。そしてあちこちで仕事を探しながら、海岸やホテルで時を過ごす。そんな彼女を紳士ポール(サミ・フレイ)が見初める。妻を亡くし、傷心を未だ癒されない彼はレイラをパーティに誘い、自分の両親にも逢わせる。レイラを失うことを極端に恐れる彼に、彼女は自分が前科者であると打ち明ける。それでも彼女を求めてやまないポール。その頃、かつてのレイラの男が彼女を追い、ニースを探し回っていた。〔125分/カラー〕[投票]
★3ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!!(1975/日)井狩(いかりや長介)は刑事である。5億円のダイヤを盗んだ犯人を追っている。だが、目星をつけてロープ伝いに飛び込んだアパートの一室は賭博現場であり、腐れ縁のちんぴら・ヒデオ(加藤茶)を捕まえたに留まった。その間に義弟の部長刑事・中西(仲本工事)に手柄を奪われ、妹の富子(悠木千帆)にも夕食をお預けにされる始末だった。だが、顔役の郡司(人見きよし)がデカい取り引きをするという情報を掴んだ井狩は、遊園地で待ち伏せた。警察を撒いた郡司は部下に託したトランクを受け取ろうとするが、それをふとした事からヒデオにひったくられ、大騒動が始まるのだった。〔松竹/91分/カラー/ワイド〕[投票]
★3番場の忠太郎 瞼の母(1931/日)老女おむら(安川悦子)は娘のおぬい(春日寿々子)とともに、やくざに身を落とし行方知れずの息子・半次(浅香新八郎)のことを今日も案じていた。その半次がある日帰ってくる。喜んだのも束の間、半次の命を狙う二人組が襲ってきた。そこへ現われ、半次らの命を救ったのが兄弟分の忠太郎(片岡千恵蔵)であった。礼をしようとする一家を背に、忠太郎はまだ見ぬ母の面影を求め、彼女が待つという江戸へと向かう。江戸で夜鷹の婆さん(澤村春子)を助けた忠太郎は、彼女から料亭「水熊」の女将(常盤操子)が番場の宿で子供と生き別れたらしいと聞かされる。〔72分/サイレント/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★3陽気な渡り鳥(1952/日)舞台好きで、子守り姿で芝居を見に行くみどり(美空ひばり)を、継母のおたか(望月優子)はきつく叱る。それを聞かされた保育園の先生(桂木洋子)はみどりが家を出ようとするのをたしなめたが、彼女は女優の晴江(淡島千景)の弟子になろうと楽屋に押しかけてゆく。晴江や役者の三平(堺駿二)らはみどりの芸の確かさを知り、一座に入れてやろうとするものの、座長(安部徹)は冷たくつっぱねる。そしてみどりは、座長が晴江ら自分になびかない役者たちを切り捨てて、新しい一座を作ろうとするのを知ってしまうのだった。〔松竹/83分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★3こぼれる月(2002/日)強迫神経症の高(河本賢二)は手を洗い続ける。パニック障害の千鶴(岡元夕紀子)は自分を安心させようと「大丈夫」と自分に言い聞かせる。高は同じ病院で出会ったあかね(目黒真希)と愛を確かめ合う。千鶴は偶然外で出会った年下のゆたか(岡野幸裕)を誘い、自室で情事に耽る。高はあかねを抱くたびに眼前に浮かんでくる忌まわしいイメージを消すために、牛乳を限りなく飲み干し、また飲む。千鶴はゆたかをいきなり拒絶し、「出ていけ」と家から追い出す。愛するために、大事なものを守るために、生きるために…滑稽な遊戯と人からは見えようが、彼らは煩悶し、あがき続ける。〔118分/カラー/デジタルビデオ〕[投票]
★3うしろの正面だあれ(1991/日)昭和15年、8つになった香葉子(三輪勝恵)は泣き虫な女の子である。おへちゃで器量の悪い彼女を祖母(沼波輝枝)は不憫に思い、三味線を仕込ませようとするがうまくいかない。そんな香葉子はいつも彼女をかばってくれる母(池田昌子)と、喧嘩して泣かされると必ず助けに駆けつけてくれる喜兄ちゃん(野沢雅子)に頼りがちになるのだった。大兄ちゃん(海老名泰孝)がチブスで母が病院に通い詰めなときも、彼女は心細さに涙ぐんでしまう。でも母が新しい弟を生んだことで、自分も少しは姉として立派になろうと努めるのだ。それをよそに日本は戦争一色に染められてゆく…。林家三平夫人、海老名香葉子の少女期を描く。〔90分/カラー/ワイド〕[投票]
★3七変化狸御殿(1954/日)満月の夜には、狸の国では一晩中歌い踊るのが古くからのしきたりだ。狸御殿の王子・鼓太郎(宮城千賀子)が歌合戦を主催する。太郎兵衛(山路義人)の拾い子・お花(美空ひばり)はこんな夜も働かされるのだ。それを哀れんだ森の神様(高田浩吉)はお花とポン吉(堺駿二)を歌合戦に行かせてやると言う。太郎兵衛はそのせいか、胡桃を売り尽くすことを条件に外出を認めてくれた。鼓太郎は飛び入りのお花の歌と踊りの芸に喜び、賞品の駒鳥を与える。そんな頃、放射能雨に苦しんだコウモリ一族の頭領(有島一郎)は、狸の国を守る「照々大明神」のご神体を奪って来い、と娘のお誘(淡路恵子)に命じていた。〔松竹京都/84分/モノクロ〕[投票]
★3わが道(1974/日)「村の女は眠れない/夫のぬくもりに包まれないと女は眠れない…」出稼ぎが、夫と妻のあいだに割って入り、親と子のあいだを引き裂いてゆく。そのために起こる悲劇は後を絶たない。芳造(殿山泰司)の妻、ミノ(乙羽信子)は青森・十和田で食堂を開いていた。そこは学校すら廃校に追いやられる過疎地帯だ。ミノの食堂も開店休業状態であったが、老いた夫の手は不自由であり、雇ってくれる場所もない。だが、何とか名古屋にツテがあるという知人を頼り、芳造は出稼ぎに出ていった。しかし彼は消息を絶ち、東京駅にボストンバッグを残して行方不明になってしまった。そして9ヵ月後、ミノは意外な報せを受け取る。〔近代映画協会/129分/カラー/スコープ〕[投票]
★3薮の中の黒猫(1968/日)乱世。竹やぶ付近の農家に住む母(乙羽信子)と嫁(太地喜和子)は、武者たちに襲われて陵辱され、家に火付けされて息絶えた。ふたりの亡骸に、彼女らの飼う黒猫が近づき、体を舐め続けた。しばらくして、羅城門に嫁の姿をした女が現われ、武士に竹やぶの中にある屋敷まで連れていってくれと乞うては、母に出迎えさせて床を一緒にしては喉仏を食いちぎる事件が続発した。侍大将の源頼光(佐藤慶)は妖怪の仕業などという噂は信じなかったが、このまま抛ってはおけず妖怪退治をある男に命じた。敵の大将首を取って成り上がった藪ノ銀時(中村吉右衛門)である。大役を任された彼は、ふたりの女の家族であった。〔近代映画協会/108分/モノクロ/スコープ〕[投票]
★3鬼婆(1964/日)乱世。何処までも続くススキ野原を、傷を負った仲間を背負い逃げる鎧武者が、誰かに刺され息絶えた。ババア(乙羽信子)と嫁(吉村実子)の仕業である。彼女らは武者の武具を剥ぎ取り、故買屋(殿山泰司)に売り払った。そんな日々のうちに、セガレの仲間の八(佐藤慶)が帰ってくる。男と判れば戦わされる世の中をすり抜け、セガレを置き去りに逃げてきたのだ。八は嫁を誘惑し、嫁もまたおのれの欲望の捌け口を求めた。それに気づいていたババアは、ある日嫁のあとを追ってゆこうとする。すると見知らぬ鎧武者が道案内を求める。武者は般若の面を被っていた。〔近代映画協会/103分/モノクロ/シネスコ〕[投票]
★3海の野郎ども(1957/日)東京湾。鉄屑を腹いっぱい詰め込んだ輸送船が遥かな国よりやって来た。千鳥松(石原裕次郎)はそんなスクラップを買い上げる連中のリーダーである。高級船員らが女目当てに街に繰り出す中、24時間体制で鉄屑屋たちは働く。だが、船長らに商売女たちを世話するのと引き換えに、高価な真鍮部品を分けてもらう闇屋のめっかち(西村晃)やどんがめ(殿山泰司)らもいた。これに怒った下級船員たちは起重機のスチームを止め、千鳥松らは仕事を中断させられてなるかと、下級船員たちと大喧嘩を繰り広げる。〔日活/87分/モノクロ〕[投票]
★3正義だ!味方だ!全員集合(1975/日)港町・伊勢浜。長太郎(いかりや長介)と弟分の中西(仲本工事)は職にあぶれていた。彼らが目指した印刷所は、やくざに締め上げられて立ち退き寸前だった。被害者連合の集会にやくざ幹部の大神(伊東四朗)が乱入した時、割って入った長太郎は彼を追い払い、皆の信頼を得て連合新聞の編集長に祭り上げられる。一方、漫画家のヒデオ(加藤茶)は仲間のめぐみ(榊原るみ)に励まされながらも行動に出られず、彼女の人形劇を手伝うので精一杯であった。新聞の漫画ヒーローを考える長太郎は、首を吊ろうとしたヒデオをひょんなことから救う。そのショックで、ヒデオは新ヒーロー「ゴリレンジャー」を思いつく。〔松竹/95分/カラー/ワイド〕[投票]
★3喜劇 急行列車(1967/日)寝台特急「さくら」の車掌・青木(渥美清)は東京=長崎間を往復する。検札時に、ローカル線時代の思い出のひと・毬子(佐久間良子)と出逢った青木は、舞い上がるあまり青春時代のなれそめを我知らず車内放送で披露してしまい、とんだ赤恥をかく。しかし当の毬子は、夫に別れの電報を打ってくれと青木に頼み、彼を当惑させるのだった。終点近く、スリ(三遊亭歌奴)の悪行を見破った毬子と、長崎で青木は楽しい一時を過ごす。もう一度逢ってくれとの手紙に青木は喜ぶが、帰宅後女房(楠トシエ)にそれを見つかってしまった。列車シリーズ第1弾。〔東映東京/90分/カラー/ワイド〕[投票]
★3原爆の子(1952/日)石川先生(乙羽信子)は島の学校の夏休みを迎え、故郷の広島に帰る。広島の空は美しいままだった、あの日のように…。家の焼け跡に額づいた先生は、光を失い乞食に身を落した昔の使用人、岩吉(滝沢修)とめぐり会う。彼は家族を原爆で失い、たった一人残された孫は施設に引き取られたという。先生は岩吉たちを島に迎えようとするが、彼は頑としてそれを断るのだった。その夜石川先生は、幼稚園勤務時の友人、森川先生(斎藤美和)のところに身を寄せる。彼女から、教え子たちのうち生き残っている数人のことを聞いた石川先生は、彼らを訪ねてみようと心に決めるのだった。〔近代映画協会=劇団民藝/96分/モノクロ〕[投票]
★3海軍兵学校物語 あゝ江田島(1959/日)昭和十七年、江田島の兵学校にまた新たな三号生たちが集った。彼らは自己紹介の時から、「江田島精神を叩き込む」と称して一、二号生の手荒な歓迎を受けた。とくに目立って反抗的な態度をとる村瀬(野口啓二)は幾度となく張り倒された。食事、武道、走行、新入生たちに怒号が降り注ぐ中で、村瀬は唯一の親友となった石川(小林勝彦)と山に登る。そこで彼らは、教官の妹・由美子(仁木多鶴子)、そして一号生の小暮(本郷功次郎)と出会う。石川は由美子に恋心を抱き、村瀬は小暮の前で兵学校の体制を批判、制裁を受ける。だが、小暮の過去を知った村瀬は、だんだんに小暮という男に惹かれてゆくのだった。〔大映東京/105分/カラー/シネスコ〕[投票]
★3座頭市の歌が聞える(1966/日)浪人・黒部(天知茂)は、金を貰ってある男を斬る。彼とすれ違う市(勝新太郎)は、金を出した男たちを行き掛かりから斬り、男が為吉という名だと知る。市が落ち着いた宿場の茶屋の婆さんと孫の太一は為吉の家族であったが、この宿場で板鼻の権造(佐藤慶)というやくざの親分が悪行の限りを尽くしていると言う。特にその腕を太一に憧れられた市は、旅の琵琶法師(浜村純)から子供を駄目にさせるなと諌められる。一方、市に体を揉ませながら話をしたお蝶(小川真由美)という女郎は、権造がいる限り自由にはなれないと語る。そして、権造は手下を連れてやって来た…。第13作。〔大映京都/83分/カラー/ワイド〕[投票]